「MacとWindowsのどちらが良いですか ?」

「何が違うのですか?」

この質問は、本当に良く聞かれる質問ですね。 答え方が難しいのですが、ご質問される超初心者の中高年・シニアの方々にとって「なるほど」とわかりやすく納得感のある回答を期待されていると推察し、敢えて「Macのほうがお勧め」とお答えしています。

本当はどっちでも構わないし、用途次第、状況次第なのですが、そう言ってしまうとご質問された方をかえって迷わせますし、ご自分で判断できないからお聞きになっているご期待に沿えていない気がします。 結局最後にお決めになるのは皆さんなのですが、私なりの判断材料や視点をご提供できればと考えています。

そういったことや、私がAppleの世界観に共感していることを差し引いて以下ご参考にしてくだされば幸いです。

中高年・シニアのIT超初心者の方々にとって最も大切なのは、「シンプルさ」と「わかりやすさ」である、という前提でお話します。

1)Macはおばあさんでも使える「家電」をイメージして作られた。
スティーブ・ジョブスがMacをおばあさんでも買ってきて箱からあけて電源をつなげばすぐ使える、操作も感覚的にわかる一家に一台ある「家電」をイメージして設計された、という話を聞いたことがあります。
確かにそうです。箱を開けても、分厚いマニュアルは入っていないし、電源をつなげば勝手に設定してくれてすぐ使えます。セキュリティソフトやプリンタドライバをインストールする必要も基本的にはありません。

「ゴミ箱」に代表されるように操作は感覚的に「身体で」覚えられるようにデザインされており、必然的にMacで動くソフトウェアもその思想にもとづいて開発されるので、シンプルでわかりやすいものが多いです。

一言で言うと、「気持ちいい」んですよね。一つ一つの操作が。

一方、ビル・ゲイツはギークでありエンジニア。MS-DOSやWindowsには

「どんな多様なハードや環境でも動くように設定できる」
「どんな多様な会社のビジネスニーズにも対応できる」

というような思想を感じます。つまり、「多様な状況に対して、対応可能な設定を用意する」ことを開発者(エンジニア)とビジネスマンに対して強く意識しているのではないでしょうか。

ワードやエクセル、パワーポイントといったマイクロソフト社のソフトもビジネスのどんなニーズにも対応することを意識しているから、「使い切れないほどの」「複雑な」機能が搭載されている気がします。

設計や企業文化の状況は日々変化しているとは思いますが、ルーツとしては以下の対比になろうかと思います。

Mac – 個人向け、 シンプルさと使いやすさ
Windows – ビジネス向け、汎用性と多様な機能・設定

これはもちろん、良い悪いの問題ではなく個性の問題だと思います。

ですので、 ITリテラシーがありPCの基本操作の出来る方なら、どちらでも使用に問題はありません。 そこに自信のない中高年・シニアの方々にとってはMacのほうが入り口としてわかりやすいのではないか、ということです。

2)Macのほうがサポートが受けやすい
Appleのサポートシステムは大変優れており、ストレスなく受けることが出来るのが特長です。

私がMacBook Airの電源が立ち上がらなくなった時、Appleサポートの電話サービスを受けたのですが、すぐに電話がつながり、専門スタッフが非常にゆっくり丁寧に対応してくれました。 30分後に折り返しの電話ももらったのですが、確実に時間通りにかかってきて解決しました。 アップルストアに持っていく時間がなかったため、大変助かりました。

クリーンインストールを行った際には、表参道のアップルストアに持っていったのですが、この時も安心感のある的確な対応をしていただけたのが良かったです。

アップルストアのない地域にお住いの方は、まずは電話サービスを受け、正規代理店を紹介してもらってはいかがでしょうか。
(アップルストアのある主要都市:仙台・東京・名古屋・大阪・福岡)

また、アップルストアでは購入者を対象に、無料の基本レッスンが開催されている他、ストアのスタッフになんでも気軽に相談できるのも大きな魅力です。
実際にストアに行ってみると、老若男女がITを楽しんでいる姿が印象的でした。

このような対応が可能なのは、MacはPC(ハードウェア)もOS(ソフトウェア)も同じApple製という組み合わせしか存在しないことが大きいと思っています。 つまり、不具合の原因も大抵パターンが決まっていて特定しやすいのだと思います。

一方で、Windowsマシンの場合には、PC(ハードウェア)は多様な会社が作っており、OS(ソフトウェア):Windowsとの組み合わせが無限と言っていいほど存在します。実際に過去スクールで原因不明のトラブルが起こったケースはWindowsマシンの生徒様のケースがほとんどでした。

また、私がWindowsマシンを使っていた際に、PCメーカーの電話サポートに電話をするとかなり長い時間待たされた挙句、

「ソフトの問題とも考えられるので、Microsoftにお問い合わせ下さい」

と言われ、Microsoftに電話をすると、これまた待たされた挙句、

「ハードの問題とも思われるので、PCメーカーにお尋ね下さい」

と言われた経験もありました。先方もすべての組み合わせに関して技術的に把握するのは難しい、ということなのだと思いました。

海外メーカーなどの安価なWindowsマシンを購入される場合には、特にサポートは受けにくいのではないでしょうか。

3)「テックシニア」を目指すなら
折角、ITやプログラミングを楽しんでいこうとする「意識高い系?」の中高年・シニアの方々でしたら、先端の技術や流行をキャッチする、という目的で最新のMacやiPhoneを購入されるのもアリかと思っています。

なんだかんだ言って、Appleの最新モデルは「最先端の技術」と「思想」が詰まっており、今後世界をリードするであろう方向性に身体で触れることができるのです。

ニュースなどでそれらの情報を間接的に知るのと、自分で体験したことがある、というのでは大違いで、皆さんの貴重な知的財産になるでしょう。そしてそのことに年齢は関係ない、ということを強調しておきたいと思います。
20代の若者でもアップル製品を使ったことがない人はいますし、USB C-typeが何なのか知らない人のほうが多いでしょうね。

こういったIT面での格差も今後ドンドン広がっていくと予想しますが、それは年齢の問題ではなく、ワクワクしたい「好奇心」や、リスクを恐れずとりあえずやってみる「挑戦心」の問題なのです。

4) iPhoneアプリ開発・公開を目指すなら
別の記事でも触れましたが、iPhoneアプリ開発・公開を目指すならやはりMacが無難だと思います。今まではWindowsでのiPhoneアプリ開発・公開は出来ませんでしたが、最近可能な仕組みが提供されはじめました。とはいえ、Macで開発するのが超初心者の方にとっては安全だと思います。

免責事項)
本記事はあくまでも主観に基づいた参考情報であり、使用適用に関しては自己責任でお願い致します。 本記事によってもたらされた不具合や損害、損失に関する責任を当スクールは一切負わないものとします。