【定年前のパソコン研修】定年後の仕事や雇用につながるスキルとは?

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【定年前のパソコン研修】定年後の仕事や雇用につながるスキルとは?

かつては定年=リタイアと考えられ、定年後は余生を楽しむ時間と考えられていました。けれど、今は人生100年時代。60代で定年を迎えた後の長い人生計画において、再雇用や転職などさまざまな形で「働く」という選択肢をとる人は少なくありません。 とはいえ、定年後にも求められる人材であるためには、企業が求めているスキルを提供できることが必須条件です。今までの経験を棚卸し、新たに仕事上で使えるスキルや技術を学び直すことも必要となるでしょう。 仕事に必要なスキルは多種多様ですが、今特に求められているのは、業務や事業の急速なデジタル化に伴うパソコンやITのスキルです。社内研修の一環として、また個人的な学び直しの場として、様々なパソコン・IT研修が提供されています。 ここでは、定年後の仕事や雇用に繋がるパソコンやITのスキルと、どのような研修を選べばよいかについて解説していきたいと思います。

定年後の就職にはITスキルが必須?

まずはじめに、なぜ定年後の再就職にパソコンやITのスキルが必要なのか、その背景を見ていきましょう。 この数十年で、社会の構造は大きく変化しました。モバイル端末の世帯保有率が100%に近くなり*2、生活の様々な場面でICTが活用されるようになりました。そのような社会変化とともに、企業にもそれに対応した顧客サービスが求められています。また今回のコロナ禍は業務のリモート化を加速させ、それを支えるICT技術の底上げが不可避となりました。今後は、電子取引や電子契約の増大も見込まれ、それに伴う取引プロセス全体の電子化やセキュリティ技術の向上も求められています。 このような状況のもと、多くの企業が将来の存続をかけて「IT化」「DX化」に取り組もうとしています。 2020年に行われた日本能率協会の調査*1によると、DXの推進・検討に関して「既に取り組みを始めている」が 28.9%、「取り組みを 始めるべく、検討を進めている」が 28.4%となり、合わせると5割を超える企業がDX化の推進・検討の取り組みを始めています。従業員3000人以上の大企業においてはさらに多く、8割超がDXの推進・検討に着手しています。

企業のIT人材は不足している

多くの企業がIT・DXに取り組む一方で、IT人材は慢性的に不足していると言います。 先ほどの日本能率協会の調査でも、DX化のための人材が不足していることについて、約8割の企業が「おおいに課題であ る」「課題である」「やや課題である」と答えています。 まさにこれからの就職には、パソコンやITのスキルが必要不可欠であり、たとえ定年後の再就職であっても、ITスキルを持っている人は企業にとって有用な人材とみなされる時代だと言えます。

パソコン・IT研修で学べることとは?

では、実際にビジネスで活用するためのパソコン・IT研修として、現在どのようなプログラムが提供されているのでしょうか。

1.パソコン研修

一般的に「パソコン研修」「パソコン教室」「パソコンスクール」などでは、パソコンに触れるのが初めての人やITの知識が全くない人を対象とした、基本の講座が用意されていることが多いようです。具体的には、PCの基本的な操作、ファイルの保存方法、インターネットへの接続といった基本的なところから始まり、次にビジネス上での使用頻度の高いワードやエクセルといったOAのスキル、さらにMOSなどの資格取得コースやエクセル×統計知識といった複合的なスキルが学べる講座などと、習熟度に合わせて選ぶことができます。

2.ITリテラシー研修

様々なスクールが初学者向けに「ITリテラシー」と銘打ったコースを開設しています。しかし、同じITリテラシーコースでも、扱う内容・レベルは千差万別です。 例えば、 【総合的】 ・パソコンの基礎知識:ハードウェアの仕組み、ソフトウェアとその使い方 ・インターネットの基礎知識:ウェブのしくみと活用法 ・情報セキュリティの基礎知識:ネットワークのセキュリティ対策全般 【職域別初心者向け】 ・エンジニア系:プログラミング言語、アプリケーション開発の基礎 ・ウェブデザイン系:HTML/CSS、ワードプレス ・マーケティング系:CRM(顧客管理)、ワードプレス、SEO対策、動画製作の基礎 ・マネジメント系:ITの最新技術概要(RPA、IoT、人工知能、クラウドサービス、ビッグデータなど) といった講座や、それらを組み合わせたコースが数多く存在します。また対象も、入社したての新入社員からエグゼクティブ、またはこれから専門職を目指す人…と多岐にわたります。企業研修の一環として受託される研修も多く、基礎からていねいにというよりは、より実践的でトレンドを踏まえた内容である、という傾向が見られるようです。

定年後の仕事・就職に繋がるパソコン・IT研修とは?

では、定年後の再雇用・再就職を見据えて準備しておきたい、という方におすすめのパソコン・IT研修とはどのようなものでしょうか。

レベル1:パソコンの使い方を学ぶ

社会人になってからパソコンを使い始めた中高年のなかには、会社で設定されたパソコンで特定の業務は行えるものの、基本的な知識が抜け落ちている人が少なくありません。そのような人には、まずは基本的な操作が学べる研修やスクールをおすすめします。レベルは人によって千差万別ですから、分からないことがすぐ解決できるシステムがあるスクールや講座で効率的に学べることが理想です。

レベル2:基本的なOA技術を学ぶ

会社における業務で一般的に使用されているのは、ワードやエクセル、パワーポイントといったソフトです。報告書をワードで作成する、プレゼンの資料をパワーポイントで作る、商品の在庫をエクセルで管理する程度の基本的なスキルは、再就職の際には必ず求められるものです。できれば、今までに経験した業務に関連したOAスキルを獲得し、業務経験とあわせて再就職の際の強味にできるとよいでしょう。

レベル3:業務をさらに効率化するスキル

基本的なOAの操作はできるので、さらにキャリアアップのためのIT知識を身に付けたい、という方にはずばり業務効率化に関する知識が学べる研修がおすすめです。 実務経験を積んだ中高年に企業が求めているものとは、 「それまでの経験を活かしながら、企業のIT化・デジタル化に貢献してくれる」 ことです。その意味では、 ・今まで取り組んできた業務をさらに効率化するためのITの知識  ・企業のDX化に提案を行ったり、アイデアを提供するための基礎知識 が学べる研修がおすすめです。 具体的には、以下のようなスキルが学べる研修を探すとよいでしょう。 【エクセルVBA】 エクセルに搭載されたプログラム言語「VBA」を利用して自動化するプログラムです。今まで自身が経験してきた業務にこの知識をプラスすることで、キャリアアップが狙えます。例えば商品管理なら商品データ、経理業務なら売上伝票や決算資料などの入力をVBAで自動化することで、時間と労力のコストカットに貢献できます。 RPA RPAとはRobotic Process Automationの頭文字で、人間が行っていた定型業務を代わりに自動で行う技術のことです。WinActorやUiPathなど複数のシステムが存在しますが、どれもノーコードで自動化の仕組みを作れ、企業にとっても導入が検討しやすいことから今後RPAの知識を持つ人材はより必要となるでしょう。 Python Pythonはその使いやすさと万能性から、今最も注目されているプログラミング言語です。 ・AIや機械学習の開発 ・統計やデータ分析 ・Webサービスやアプリの開発 と、まさにITの最先端の分野で使用している言語であるにもかかわらず、読みやすさ・書きやすさを重視して開発されているので、比較的取組みやすいのが特徴です。使いこなすところまでいかなくとも、Pythonで出来ることを知っておくだけで、DX化を検討する企業の戦力となることが出来るでしょう。 WordPress, HTML/CSS  マーケティングや広報の仕事に携わる人なら、Webページ制作のスキルが学べる研修がおすすめです。 WordPressは、世界の約40パーセントのサイトで利用されているウェブページ制作と運営を行うシステム(CMS)です。豊富なプラグインを使用すれば、目的に合ったサイトを簡単に作れます。また、 ウェブページを作る言語であるHTML/CSSを併せて学べば、自社サイトの簡単な修正などを自ら行うことができます。コロナ禍で対面のコミュニケーションが難しくなった昨今、営業ツールとしても利用価値の高い知識と言えるでしょう。

まずは、自分のレベルを知る

確実に仕事で使えるスキルを身に付けるためには、基礎からしっかりと積み上げていくことが大切です。自らのパソコン操作やIT知識のレベルがどの程度なのかを把握し、自分に適した研修や講座を受けなければ、道半ばで挫折してしまう…ということにもなりかねません。 テックガーデンスクールでは、入学前のカウンセリング(無料)で自分のやりたいことや興味をうかがい、目的やレベルに応じたスケジュールやカリキュラムをアドバイスしてもらうことができます。  また、個別指導(マンツーマン)で自分のペースや理解度に合わせてじっくりとパソコンやインターネットを学ぶことができます。さらに、プログラミングなど上級スキルのクラスも充実しており、スムーズにレベルアップした学習をすることができます。 TechGardenSchoolへの無料入学相談・カウンセリングへのご参加は、こちらから。

最後に

ITの格差が企業の競争力の差となっている今、ITのスキルを高めることがまさにキャリアアップの鍵であると言えるでしょう。定年後の将来を考えてこれからパソコンやITのスキルを学ぼうとしている皆さんには、自分のレベルとニーズにあった研修やスクールを選び、今までの経験をさらに活かすためのITスキルを確実に習得していただきたいと思います。 こちらの記事もおすすめ→「60代こそITスキルを習得したい理由 定年後の収入と生活を見据えて 引用・参考 *1『日本企業の経営課題 2020』 調査結果、日本能率協会ニュースリリース (https://jma-news.com/wp-content/uploads/2020/09/b71d22671beb221ffeb071c4c8c163da-1.pdf) *2「令和2年版 情報通信白書」総務省(https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/r02.html) 高橋与志「50歳からでも間に合う 在宅で稼ぐ!デジタル学習法」『週刊東洋経済』2020年10月17日号(東洋経済新報社)