50代から始める! 3ステップでできるライフプラン表の作り方

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50代から始める! 3ステップでできるライフプラン表の作り方

ライフプラン表の作り方解説!簡単3ステップで始める将来設計

この先の将来について漠然としたイメージはあっても、具体的なことは分からないという方もいるでしょう。そういった方には、ライフプラン表を作ることをおすすめします。50代のあなたでもライフプランを考える意義は十分にあります。特に、社会情勢が変わっている現在だからこそ、新しい価値観に合わせたライフプランの見直しを行ってみてはいかがでしょうか。

ライフプランとは、この先の人生の長期的な計画のことです。将来の計画を表にまとめたものをライフプラン表といいます。この先どのようなことがあるかを時系列にまとめ、この先のイベントや出費に備えましょう。そうはいっても、ライフプラン表を一から作成するのは簡単ではありません。この記事では、ライフプラン表作成にすぐ取り掛かれるように、簡単な3ステップでの作り方を解説します。

ライフプランの検討がなかなか手につきません。どうやって始めたら良いでしょうか。

ライフプランはいきなり詳細を考え始めてもうまくまとまりません。ご自身とご家族の今後のライフイベント等を時系列で書き出し、表にしてみましょう。可視化することで多くのことが見えてくるはずです。

結論 :50代 ライフプランの作成はライフデザイン設計から逆算しておこなう

50代のライフプランの作成はライフデザイン設計から逆算しておこなうことが重要です。まずは「仕事」「家族」「趣味」の観点でライフデザインの設計を行い、この先のイベントを時系列で書き出すようにしましょう。そのうえで、将来のライフイベントに備えてマネープランを作成することもポイントとなります。

将来のイベントや必要な資金を可視化することで、今後のライフプランが明確になり、必要なスキルの獲得や資金の準備を進められるようになるでしょう。

なぜ50代から始めるのか?

もし自分が100歳まで生きるとした場合、どのような生活を送るかイメージできていますでしょうか。現在50歳前後だとした場合、あと同じ時間、50年間の時間があることになります。充実した50年間を送るためには、どのような生活をするか、しっかりと考えておかなければなりません。

人生100年時代のライフプラン

今では医療の発達などにより寿命が伸長し、人生100年と言われる時代になりました。日本でも流行した『ライフシフト』という書籍をご存知でしょうか。英ロンドン・ビジネス・スクールのリンダ・グラットン教授が執筆した同書にも書かれていますが、人生を100年のスパンで考えると、50代はちょうど折り返し地点。「60歳前後で定年し、年金生活に入る」という価値観からは、大きな乖離を感じるのでは無いでしょうか。

雇用慣習の変化も進んでおり、定年を引き上げる会社もあれば、ミドル以降の雇用を流動化させている企業もあります。50代は次の50年に向けてアクセルを踏み直すタイミングだと言えるでしょう。

50代からの新しい生活、表で考えることで視界がクリアに

それでは具体的にどのように考えていけば良いでしょうか。ここで失敗してしまいがちなのが、住宅ローンや保険、年金など今老後と結びつけて考えられる細かいお金の計算をしてしまうことです。もちろん、お金の計算はシニア・老後の生活を支えていくために必要です。

ですが、どんな生活をしたいか、自分自身や家族にはどんな節目があるかを想定して逆算していかないと、思わぬ出費に痛い目を見たり、したいと思った生活ができなかったりする場合があります。
まずはどんな生活が待っているのか明確にするために、表で可視化することをおすすめします。

 賢く生活するためにはライフプランを表で可視化して考える

ここからは、先を想定した、賢い生活を送るため、どのように表で考えたら良いかご説明します。参考に一つ表をお見せします。

ライフプランニング生活表例

引用:MONEY LIFE PLANNING 01_マネーライフプランとは なぜマネーライフプランが必要なのか

ご自身、そして家族を縦に、時間の流れを横に、どんな生活の変化や成長があるかを表した図です。ポイントはご自身だけでなく家族も入れて考えること、そしてミクロな視点ではなく、マクロな視点で変化を追うことです。もちろん先のことはあくまで予想ですので、想定していた年齢が数年ずれる程度は問題ありません。

おおまかにご自身とご家族がこの後どのような道を歩んでいくのかがわかれば大丈夫です。そしてそれぞれの時代にどういった生活をしたいかイメージしましょう。例えば定年退職後、趣味のゴルフ三昧の生活を送りたいといった場合、他のご家族はどのような年代でどのような生活をしているでしょうか。その生活の実現のためには、どんな家でどのような生活をしているでしょうか。

「ゴルフをしたい」といった特定の事象にとどまらず、表に書き込んだ家族の全体像を踏まえて検討してください。

50代までの表を作ることでこれまでの生活の棚卸しも

また、実は50歳という折り返し地点はこれまでの人生の棚卸しをするのにも良いタイミングです。例えば時間ができたときにやりたいと思っていてタイミングを逃していたものがあったとか、もしくはこれまで力をつけてきたことを生かしてビジネスを始めたいなどです。これからの生活がイメージしにくいという人は、これまでの生活を棚卸しすると、ヒントが隠れていることがあるでしょう。

人生の後半の生活について、具体的にイメージできたでしょうか。表にすることで、頭で考えているときに比べてしっかりと整理できたのではないでしょうか。次のステップではいよいよ細かなプランニングをしていきましょう。

ライフプラン表の概要

一般にライフプラン表とは、
①ライフデザインの設計 ②ライフイベントのリスト化 ③マネープランの作成 の3つを合わせたものを指します。

①ライフデザインの設計

ライフデザインの設計とは、今後の自分自身のライフスタイルを設計していく作業を指します。具体的には、現在の自分自身の年齢を踏まえながら、今後のライフスタイルを「仕事」「家族」「趣味」の3分野を軸に考えていきます。まず仕事については、定年後にどのように働き、収入を得ていくかをライフプランに盛り込むことが大切です。

たとえば、50歳からのライフプランなら、65歳で定年を迎えたときに退職するのか再雇用を目指すのか、独立するのかを考えておくことがポイントとなるでしょう。家族については、配偶者の働き方や子どもの年齢、住居計画などを考慮し、ライフプラン設計をしていくことが重要です。

そして趣味については、今後の人生でやってみたいことや叶えたい夢をライフプランに組み込むことで、実現に向けたモチベーションアップにつながるでしょう。

②ライフイベントのリスト化

ライフイベントのリスト化とは、これからの人生において起こりうるさまざまなイベントを時系列で書き出す作業のことです。今後想定されるライフイベントを時系列で書き出すことで、将来に対して抱いている漠然とした不安なイメージの解消につながるでしょう。

50代は、就職や結婚、出産、教育といったイベントも一段落ついた頃であり、退職や老後のことに絞ってライフプランを立てやすい時期です。自分自身の定年後の希望や家族の家族のイベントも盛り込みながら、ライフイベントのリスト化を行っていきましょう。

③マネープランの作成

マネープランの作成とは、将来のライフイベントに対してどれくらいのお金が必要なのかを可視化し、今後の資金計画を立てることです。マネープランの作成では、年間収入と年間支出を明らかにして、現在の家計状況を明らかにすることが大切です。年間収入に関しては、年金や退職金も今後の収入として計算しておきます。

年間支出は、生活費と固定費は分けて計算するのがおすすめです。人生におけるイベントと資金計画をまとめることで、これからのお金の流れを明確にできるでしょう。また、年間収支に加えて、預貯金・株式・投資信託・債券などの資産や住宅ローンなどの負債についても忘れずに可視化しておきましょう。

【ライフプラン表作成ステップ1】①ライフデザインの設計

ライフデザインの設計とは

ライフデザインは、60歳以降のライフスタイルを 「仕事」「家族」「趣味」の3分野で時系列にリスト化する作業になります。 具体的には、以下の要素が必要となります。

共通 :自分の年齢
まず、基準となるのは自分の年齢です。今の年齢から何年後にどうなっているかを時系列に考えます。

「仕事」
そして、当たり前のことですが、生きていくうえではお金が必要です。お金を得るためにどういった働き方をするかも、ライフプランに盛り込みましょう。50歳からのライフプランなら、65歳で定年を迎えたときに、退職するのか再雇用を目指すのかも考えておきたいですね。転職やフリーランスとして独立することも選択肢のひとつです。

実現したいこと:
「自分でアプリを開発してみたい」
「在宅で仕事をしたい」

「家族」
ライフプランには、家族の情報も含めます。資金計画においては、配偶者の退職時期や働き方も重要です。子どもの年齢によっては、教育資金として大きな金額が動くケースもあるでしょう。マイホームを購入する、もしくは売却するといった住居計画も、人生における転機だといえるでしょう。もちろん、ずっと賃貸物件で暮らすという選択肢もありますね。そして、人生設計は健康状態にも左右されます。持病がある場合、この先の生活に制限がかかることも考えられます。

「趣味」
今後の人生でやってみたいことや叶えたい夢
「ウユニ塩湖に行ってみたい」
「若い頃に憧れていた車を買いたい」

人生において1度はやってみたいと思うことをライフプランに組み込むと、これから実現させようという気持ちになれますよ。

【ライフプラン表作成ステップ2】②ライフイベントのリスト化

ライフイベントを家族の時系列にリストアップする

人生においてはさまざまなイベントが起こります。就職や結婚、出産などが代表的でしょう。自分や家族のこの先10年、20年後の出来事を書き出すと、これから何が起こるのかが見えてきます。将来に対して抱いている漠然としたイメージも、時系列で書き出せば、より具体性を帯びてきます。

50歳を超えている場合、ある程度のライフイベントを終えているので、具体的な将来を予測しやすいでしょう。50代は、就職や結婚、出産を終え、子どもの教育や住宅購入といったイベントも一段落ついた頃です。そのため、退職や老後のことに絞ってライフプランを立てられます。65歳の定年後をイメージして、具体的な自分の希望を基にして計画してみてください。

ライフプラン表には、家族のイベントも盛り込みます。配偶者の働き方や退職時期は相談できますが、子どもの結婚や出産などは親としては予測しにくいかもしれません。しかし、ある程度の援助を予定している場合は、時期を想定して準備をしておいたほうがよいでしょう。

【ライフプラン表作成ステップ3】③マネープランの作成

将来のライフイベントを書き出せたら、次は現在に目を向けます。現在の状況を把握することで、将来のライフイベントに対してどれくらいの費用が不足しているのかが見えてくるでしょう。まずは、家族が生活するのにどれくらいのお金が必要なのかを把握します。年間収入と年間支出を明らかにして、赤字なのか黒字なのか現在の家計状況を明らかにしましょう。

 支出を時系列にリスト化する

このとき、収入は「可処分所得」と呼ばれる手取り金額で計算します。額面給与から社会保険料などが引かれ、実際に使えるのは手取り金額分のみです。手元に入らないお金は計算に含めないようにしましょう。
また、退職金も今後の収入として計算しておきます。住宅ローンがある場合は、退職金で一括返済するかどうかも考えておきたいですね。

収入を時系列にリスト化する

支出を計算するときは、生活費と固定費は分けて計算するのがおすすめです。一時的な支出は、生活費などに組み込まず別枠で計上しておいたほうがよいでしょう。また、現在の給与だけでなく、将来的な収入についても考えておく必要があります。定年退職後は年金がメインの収入源です。「ねんきんネット」で年金見込み額を試算して、その金額を将来設計にも反映させましょう。

 収支を計算し、時系列のキャッシュフロー表を作る

毎年の収支とライフイベントをまとめたら、ライフプラン表の完成です。人生におけるイベントと資金計画をまとめることで、これからのお金の流れが明確になります。

毎年の支出とライフイベントをまとめる
引用:ライフ マネー プラン シート (1 年間、10 年間)|Microsoft

ライフイベントと年間収支、資産を1枚のライフプラン表にまとめると、これからのことを長期的な目線で考えられます。年間収支がマイナスになる年があっても、事前に分かっていたうえで前後の年でカバーできるなら焦らなくてすむでしょう。

表にすることで、支出の無駄に気付きやすいというメリットもあります。生活費や住宅費、保険料など、ほかの支出項目と比較することで、「もっと節約できるのでは?」「ここの費用はもっと抑えたい」といった家計の見直しにもつながります。年単位の推移を確認できるキャッシュフローだからこそ、月単位で見る家計簿では分からないことにも気付けるでしょう。

 資産と負債を整理する

年間収支に続いては、資産や負債についても整理します。資産は現金や預貯金、株式・投資信託・債券などが集計対象です。マイナスの資産である負債についても、忘れないようにカウントしましょう。住宅ローンやカーローン、奨学金などの返済額と残金額をまとめておくと、状況によっては繰り上げ返済も検討できます。資産合計から負債合計を引いた金額が「純資産」です。

年間収支で黒字が出ており、毎月貯金ができていたとしても、純資産がマイナスになるようなら少々注意したほうがよいでしょう。純資産がマイナスということは、現在の資産では負債をすべて返済しきれないということです。突発的な事態にマイナスがかさんでしまう可能性もあるため、金利の高いローンを繰り上げ返済することも検討してみましょう。

ライフプランシュミレーション テンプレート紹介

ライフプラン表を簡単に作りたいときは、テンプレートを利用するのがおすすめです。Excel(エクセル)でできたテンプレートなら、自分流にカスタマイズしやすいでしょう。おすすめのテンプレートは以下のとおりです。

便利ツールで家計をチェック|日本FP協会
ライフ マネー プラン シート (1 年間、10 年間)|Microsoft
日本FP協会のサイトでは、以下の4つのファイルをそれぞれダウンロード可能です。

家計の収支確認表
家計のバランスシート
ライフイベント表
家計のキャッシュフロー表

Microsoftのライフマネープランはグラフ付きですので、貯蓄金額の伸びや年ごとの支出の差が視覚的に分かりやすくなっています。どちらもExcelでダウンロードできますので、自分で使いやすいようにアレンジしてみましょう。

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キャリアプランへの活かし方

ライフプランやマネープランを作成することで、これから希望するライフスタイルや必要な資金を明確にすることができます。たとえば、マネープランの収支がわかれば、何歳までいくら位の「労働収入」が必要になるのかが掴めるでしょう。

必要な労働収入の金額がわかれば、ライフデザインの中の仕事の設計において、60歳以降にどんな仕事をどんなスタイルで何歳まで続けたいのか、そしてその目標収入額を明確にすることが可能です。将来の目標収入額を実現できるように、まずは副業などからプログラミングなど新たな仕事に挑戦してみるとよいでしょう。


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ライフプラン表を見て「今」何をするかを考える

ライフプラン表を作れば、これから起こるイベントやそれにかかる費用が明確になります。もしかすると、明らかに老後資金が足りない、65歳以降も働き続ける必要があるなど、想定していたライフプランの実現が難しいことに気付くかもしれません。その場合は、ライフプランを見直し、理想を実現するために「今」何をするかを考えましょう。

大切なのは、作成したライフプランを踏まえて、老後のために今何をするかを考えることです。今の仕事に加えて副業を始めるのもよいでしょう。プログラミングやライティングなど、在宅で稼ぐためのスキルを身に付ければ、定年までの間に老後資金を積み立てられます。老後資金が足りないなら、早い段階で行動に移しましょう。

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この先の将来について漠然としたイメージはあっても、具体的なことは分からないという方もいるでしょう。そういった方には、ライフプラン表を作ることをおすすめします。

まとめ

人生100年時代では、50代は人生の折り返し地点であり、まだまだ長い人生が残されています。そのため、50代からでも今後の将来の長期的な計画について、ライフプラン表でまとめておくことは重要です。ライフプラン表を作る際は、まずは「仕事」「家族」「趣味」の観点でライフデザインの設計を行い、この先のイベントを時系列で書き出すようにしましょう。

そのうえで、将来のライフイベントに備えてマネープランを作成することも大事なポイントとなります。将来のイベントや必要な資金を可視化することで、より具体的に今後のライフプランのイメージを掴むことができるでしょう。
 

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