
最近スクールの後の飲み会などで、みんなに聞く質問。
” あなたがマッサンで、日本初のウイスキーを製造・販売するとします。本場スコットランドのウイスキー特有のピート臭はまだ日本人に受け入れられない状況ですが、あなたの夢は「本物」のウイスキーを日本で作ることです。 あなただったらどうしますか?”
A : 夢を追い続けるためにはお金が必要。ピート臭を抑えてとにかくまずは売れるものを作る。
B :必ず本物をわかってくれる人はわずかでもいるはず。ピート臭の良さを根気強くPRし続けて徐々に浸透させる。

僕自身も含めて周りの人達は 選択肢B と答える人が多く、 「やっぱり本物を追いかけないと、そもそものやる意味を失ってしまう」というわけです。
でもその後必ずみんな 「う〜ん、でも儲からないと生活できないしなあ。。。」と唸ってしまうのです。

この辺は典型的かつ誰もが直面するビジネスのジレンマ何でしょうね! 新しいものは受け入れられるまでに時間がかかる、かといってビジョンや志を失うようなマネはしたくない。。。
今は 選択肢B しかやっていないような 京都の老舗も創業期は選択肢Aから始まっていたりして。。。? でも最近は京都の老舗も、若い世代や外国人向けに手軽でわかり易い現代風にアレンジした商品を開発したりしてますよね。 「本物」でなくても「ほんの一部分だけ本物」だったり「本物風」でもいいのかなあ?
皆さんはどう思いますか?
ちなみに当スクールのS先生は笑いながら「両方やればいいんだよ〜!」って言ってくれました。迷ったら両方やる、これも有りなのかもしれませんね。この考え方、”矛盾を整合させる”のがモットーのTechGardenSchoolらしくて好きです!
1967年生まれ。慶應義塾大学理工学部大学院修士課程卒。英国国立レスター大学MBA取得。2011年「起業家のためのプログラミング教室」Club86 Startup School(現TechGardenSchool)設立 2017年「中高年のためのプログラミング教室」開始 著書「図解 50代からのプログラミング –未開の能力を発掘♪」「教えて♪ プログラミング」など