【塾生スタッフレポート】「理解する」とは?大学受験専門塾Forest松尾さまに伺いました!
2016.01.21みなさまはじめまして
塾生スタッフの栗森と申します。
いつもは半蔵門にて教室を開講しているとある土曜日の午後、今回はあるところにお邪魔させていただきました。
1月16日(土)、溝の口駅に構える「大学受験専門塾 Forest」の代表 松尾光徳さまのお話を伺ってまいりました。
有名大学院を超優秀な成績で卒業後、大手企業へ就職されるも退職し、大学受験塾を立ち上げられた、という異色の経歴をお持ちの方です。
そして、ほとんどの教科を、ご自身おひとりで教えていらっしゃるようです。
今後のTGSでの教え方を考える上で、示唆に富む教え方をされているとのことで、
代表の高橋さんの計らいにより今回実現しました。
当日は、センター試験当日であり、本来休みであったにもかかわらず、私たちのために開講して下さいました。
代表松尾さま、スタッフの方々には、大変感謝いたします。
それでは、今回の内容についてです。
以下の内容は、私の解釈が間違っている場合もございますので、ご了承くださいませ。
今回伺ったお話としては、主に「理解する」ことについてです。
具体的には、
「理解する」とはどういうことか、
「理解する」ためにはどうすべきか、
「理解する」ことが出来るとどうよいのか、
について伺いました。
- 「理解する」とはどういうことか
「理解する」とは、「頭の中に情報が入っていること、かつ、望んだ状態で出てくること」と仰っておりました。
また、その頭の中の情報は、少なくてよく、「原理」を捉えてイメージできれば、それに派生する様々な物事を処理できる、とのことでした。
そして、その原理とは、「人の想い」であり、ある公式などを考え出した経緯などに想いを馳せることで、「人の想い」が見えてくる、とのことでした。
これは、有名大学院で寝る間を惜しみ勉強され、成績優秀者となったにもかかわらず、
その分野のことを理解出来ていなかった経験から学ばれたことのようです。言葉の重みを感じました。
- 「理解する」ためにはどうすべきか
松尾先生は、「Questioning(=自問自答)」をすること、と仰っていました。
人間は、当たり前と思っていることは、「思考」できないようです。
この状態を「根拠ない思考」と仰っていました。
たとえば、計算ミスなどがあげられます。「根拠ない思考」をするのは、人間は予測しながら行動しているからです。しかし、そこでは「Questioning」は行われていません。
では、「根拠ない思考」をしないためにはどうすべきでしょうか。それは、「自己の客観化(自分を疑うこと)」をすべきとのことです。これは、自問自答することとも言えます。
たとえば、答えをまだ教えられていない、他人が解いたテストを採点する際には、これが行われるようです。他人を疑って初めて、自分の考えを疑うようになるとのことでした。
これは、理数系の偏差値は70超えにもかかわらず、国語が驚異的に出来ない生徒に出会ったことで、判明したことのようです。
松尾先生の、その生徒をなんとかしてあげたいとの想いがあってこその、松尾先生の答えのようです。
③「理解する」ことが出来るとどうよいのか
3点目は「理解する」ことが出来るとどうよいのか、です。
これは、1点目の部分でも触れましたが、頭の中にある少ない情報で、あらゆるものが処理できる、ということです。
松尾先生によれば、世の中はそこまで難しくないそうです(笑)。
これは、松尾さまが大学院時代、想像を絶する程優秀な海外の学生に、お会いされた時のお話を例にあげていました。
そこでは、日本人は知識が物凄くある一方、会った学生はそこまで知識を持ち合わせていないが、物理などの公式を作った人の考えを考えていたとのことです。
これらが「理解する」ことについての、概要です。
最後に「思考を進める方法」についても教えていただきました。
ちなみに本文を書く際に、少し参考にさせて頂きました(笑)。
~思考を進める方法~
①何故?何?どうして?
②それで?その次には?
③それがなかったら…を考える。そして、その状況を逆にする。
理解が及んでいない部分も多々あると思いますが、これにて以上とさせて頂きます。
お読みいただき、ありがとうございました。
塾生スタッフ 栗森