【超初心者ITスクールによる書評#108】「成功の型」を知る 起業の技術
更新日:2021.07.03会社を立ち上げたいと思っても、どのようにしたらいのかわからず漠然と悩んでいる人や、起業しようと思いつつ失敗が怖くて踏みとどまっているうちに何年もたってしまったという人も多いと思います。そんな人におすすめなのが、『「成功の型」を知る 起業の技術』(浜口 隆則 著)です。
起業は大変だとか、経営者になるのは難しいと思っている人が多くいる一方で、毎年たくさんの人が起業し、たくさんの会社が生まれているのも事実です。
起業家の90%が失敗すると聞くとしり込みしてしまいますが、本書は、どんな分野にも「成功の型」のようなものがあり、その型を知らなければ失敗するが、知っていれば成功する、と主張しています。やみくもに起業しても、暗闇の中に迷い込んでしまうだけだとも指摘しています。
最初に、経営とは何か、経営の要素と構造などの理論の説明から始まり、次に、商品力や営業力、管理力などの実際に経営に必要な力について分かりやすく説明しています。読み進めるうちに、納得しながら経営の基礎力がついていくことでしょう。
この本の中核と言える「経営の12分野」については、会社を構築し、成功に導くための具体的な内容が説明されています。
最後には、自分のビジネスモデルをチェックする力も養えます。
これから起業する人にも、すでに起業している人にも役立つ実践的な内容で、とても参考になるおすすめの一冊です。
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1967年生まれ。慶應義塾大学理工学部大学院修士課程卒。英国国立レスター大学MBA取得。2011年「起業家のためのプログラミング教室」Club86 Startup School(現TechGardenSchool)設立 2017年「中高年のためのプログラミング教室」開始 著書「図解 50代からのプログラミング –未開の能力を発掘♪」「教えて♪ プログラミング」など