【超初心者ITスクールによる書評#19】初めてのプログラミング
2015.03.27Chris Pine (著)の初めてのプログラミングは、何も知らない初心者が読んだときに本当にプログラムのことを理解できるのかは疑問が残りますが、基本的な構造や考え方がやさしく書かれているので初心者が読んでも分かりやすい点は評価できます。プログラミングが誰にでもできるというフレーズを使っている本が世の中にはあふれかえっていますが、それを読んで本当にプログラマーとして仕事をしている人は少ないといわれています。
プログラミングは本で読むものではなく、実際に作りたいものを考えて、そのためには何をするのか、何が必要なのかを考えてから、適切なプログラミング言語を選択して、書いてく作業の繰り返しなので、たとえ本を丸暗記してもプログラミングができるようにはなりません。
しかし変数や関数、繰り返し処理、分岐などに関しては理解をしておく必要があるので、これらの本を読むことはおすすめしますが、それだけではできるようにはならないことを知っておかなければなりません。
実際に自分の頭で考えて、想像をして、それをプログラムにすることを何度も繰り返すことで、プログラマーとして仕事ができるようになるので、本や学校が無くてもインターネットで調べることができるだけで、実力をつけるのは十分できるので、とにかくインターネットで調べて、便利なプログラムを参考にすることを繰り返すことが上達の秘訣です。
本から得られる情報は数年前の情報なので、基本的な部分以外は参考にすることができないことが多いのが現状です。
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1967年生まれ。慶應義塾大学理工学部大学院修士課程卒。英国国立レスター大学MBA取得。2011年「起業家のためのプログラミング教室」Club86 Startup School(現TechGardenSchool)設立 2017年「中高年のためのプログラミング教室」開始 著書「図解 50代からのプログラミング –未開の能力を発掘♪」「教えて♪ プログラミング」など