【超初心者ITスクールによる書評#34】スタートアップ・マニュアル ~ ベンチャー創業から大企業の新事業立ち上げまで
更新日:2021.07.03スタートアップ・マニュアル ベンチャー創業から大企業の新事業立ち上げまでの書評ですが、簡単に言いますと、リーン・スタートアップの手法(特に顧客開発部分)を用いて新規に事業を立ち上げた方がどうしたら良いかが詳しく書かれている手順書になっています。
この本の著者等はスティーブン・G・ブランク (著)、ボブ・ドーフ (著)、飯野 将人 (翻訳)、堤 孝志(翻訳)となっており、一世を風靡しリーンスタートアップブームの火付け役となった「アントレプレナーの教科書」スティーブン・G・ブランク (著) 堤 孝志(翻訳)の第二弾ともいえる本です。
約1年ほど前に、スティーブン・ブランク先生が来日された際には「起業はもはやアートではなくサイエンスになった」との言葉が印象的でしたが、その思想そのままに、「失敗しないためのリスクを最小化する手順」が一歩一歩丁寧に解説された良書と言えるでしょう。
本書が非常に分厚く、いかにも「マニュアル」のような外観をしているのはそういった思想から執筆されているから、と言えるでしょう。
何も知らない方が1から学ぶ本として非常に優秀であり、ページの量も大変多く読み応えがあるにも関わらず、しっかりと翻訳されておりこれから起業を志す人だけでなく、大企業内で新規事業を担当する人にとっても必読書と言えるでしょう。
*本書を翻訳されている飯野先生、堤先生はTechGardenSchoolの講師であり、本書は当スクールの教科書にも指定されております。
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1967年生まれ。慶應義塾大学理工学部大学院修士課程卒。英国国立レスター大学MBA取得。2011年「起業家のためのプログラミング教室」Club86 Startup School(現TechGardenSchool)設立 2017年「中高年のためのプログラミング教室」開始 著書「図解 50代からのプログラミング –未開の能力を発掘♪」「教えて♪ プログラミング」など