【超初心者ITスクールによる書評#40】リーン・スタートアップ
2015.04.15エリック・リース (著)伊藤 穣一(MITメディアラボ所長) (解説)井口 耕二 (翻訳)のリーン・スタートアップは、著者自らが経験をした起業での失敗や会社を興すためのノウハウが詰まっている本で、スタートアップに対する定義などが的確に書いてあるので、将来的に起業を考えているビジネスパーソンには非常に役に立つ一冊です。
この本は簡単にまとめると、不確実で、将来を見通すことが非常に難しくなっている世界経済や、情勢の中で、自分の考え方にしたがって起業をするためには、どのような知恵や工夫が必要になるのかを、紹介しています。基本的には世界の情勢やイノベーションの進歩に応じて柔軟に対応する経営が必要であると書かれているのですが、それは自転車の運転のように簡単に方向を変えながら進むものであると指導しています。
この本を読んで起業を目指す人は、大切な部分をしっかりとメモをして、できるだけ早く実行することが成功するための第一歩で、このような本を読んでもただ読むだけで、何もしないのが残念な人することです。
ビジネスには様々な経営方法や顧客に対するアプローチ方法があるのですが、参考になる知識がそこにあった場合には、実行してみて、それが本当に正しいのかどうかを判断することが大切で、本を読むだけで満足してしまうことは、ビジネスマンとしてはできるだけ避けなければなりません。逆に本に書いてある有用な事柄を実行できる人は、将来的に成功する人であるとも言えます。
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1967年生まれ。慶應義塾大学理工学部大学院修士課程卒。英国国立レスター大学MBA取得。2011年「起業家のためのプログラミング教室」Club86 Startup School(現TechGardenSchool)設立 2017年「中高年のためのプログラミング教室」開始 著書「図解 50代からのプログラミング –未開の能力を発掘♪」「教えて♪ プログラミング」など