【超初心者ITスクールによる書評#42】RunningLean―実践リーンスタートアップ(THELEANSERIES)
2015.04.15エリック・リース (編集)渡辺 千賀 (解説)アッシュ・マウリャ (著)のRunningLean―実践リーンスタートアップ(THELEANSERIES)は、リーンスタートアップについて書かれている本で、この中では世界中の起業家に注目されているこのメソッドについての解説と、細かい考え方などが書かれていて、ビジネスの参考になるだけではなく、世の中の仕組みを考えることのできる一冊となっています。
ここでは起業に大切なものはマネジメントであるとしていて、この組織によって製品や仕組みが作られていくのですが、それを管理するのは従来のマネージャーではなく、アントレプレナーという人材であるとされています。またマネジメントの定義についての解説などもされているので、中間管理職についているサラリーマンにも参考になる部分が数多くあります。また将来的に起業をしようと考えているビジネスパーソンは、顧客の大切さや管理方法をこの本から学び取ることが大切です。
日本でも起業する学生が増えてきているのですが、未だに安定した身分である正社員にこだわっている人が多く、福利厚生や将来的に退職金や年金などが多くもらえるとしても、そこには自由にマネジメントして顧客の利益になるような経営ができる場所がないことに気が付かないでいます。
それらの人たちがこの本を読んで、企業の仕組みや、顧客やマネジメントの本来の役割を理解することも日本の将来のためには必要です。
![]() |
Running Lean ―実践リーンスタートアップ (THE LEAN SERIES) 新品価格 |

1967年生まれ。慶應義塾大学理工学部大学院修士課程卒。英国国立レスター大学MBA取得。2011年「起業家のためのプログラミング教室」Club86 Startup School(現TechGardenSchool)設立 2017年「中高年のためのプログラミング教室」開始 著書「図解 50代からのプログラミング –未開の能力を発掘♪」「教えて♪ プログラミング」など