【超初心者ITスクールによる書評#44】ノンデザイナーズ・デザインブック
2015.04.15吉川 典秀 (翻訳)Robin Williams (著)のノンデザイナーズ・デザインブックはデザインについての考え方を書いている本で、これを読むことで、デザインのほんとうの意味を知ることができます。デザインをするときに大切な要素についても書かれていて、コントラストや反復性、整列、近接などが非常に重要でこれをしっかりと身につけることによって、誰にでもわかりやすいデザインを作ることができるようになるとされています。
とくにデザインについて勉強をしたことのない人にとっては、とても参考になる一冊で、これを参考にしてウェブデザインなどをすると、素晴らしいサイトが作り出せるかもしれません。
デザインはただ見栄えが良ければいいのではなく、内容がわかりやすく伝えられていることなどの観点について説明してあるので、これを参考にして、デザインの世界を知るきっかけになる可能性があります。
このような翻訳本に関しては、日本語のニュアンスが本当に正しいのかということが疑問になるのですが、自然な日本語で書かれているので、とてもわかりやすくなっていて、細かい考え方などもしっかりと伝わってきます。
この本に書かれている内容はデザインの基本的なことが多いので、プロとして仕事をしている人や、学習が進んでいる人にとってはわかりきった事かもしれませんが、知らない人にとっては目新しくて、とても参考になる一冊だと思います。このような本は学校の図書館には是非置いてほしいと思います。
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1967年生まれ。慶應義塾大学理工学部大学院修士課程卒。英国国立レスター大学MBA取得。2011年「起業家のためのプログラミング教室」Club86 Startup School(現TechGardenSchool)設立 2017年「中高年のためのプログラミング教室」開始 著書「図解 50代からのプログラミング –未開の能力を発掘♪」「教えて♪ プログラミング」など