【50代社会人リスキリング】定年後のセカンドキャリアのための学び直し分野 おすすめ3選
更新日:2024.03.2450代社会人にとっての「学び直し」には大きく分けて、あなた個人の人生のビジョン達成を目指して学ぶものと、勤務先や社会がビジネスをおこなうにあたって求めているスキルを学ぶものの2つがあります。
原則としては、学び直しの分野は上記2つの視点を含め、あなた自身のセカンドキャリアプランを元に選ぶことが大切なので人それぞれと言えます。 一般的には、IT分野、資格分野、コミュニケーション分野がオススメです。年金だけに頼るのではなく経済的にも楽になるし、健康維持や生きがいも感じられるのではないでしょうか。また、あなた自身の今までの経験との組み合わせも考慮して学び直しをカスタマイズすることが大切と言えるでしょう。
目次
学び直しの背景
政府主導で始まった再チャレンジ支援は「学び直し」という名称で広く知れ渡ってます。 人生100年時代が到来している現代において、社会人が大学や大学院に通うことや、それぞれの年齢の要望に合わせた教育プログラムを実施して学びの結果としてキャリアアップや再就職につなげていくものです。 今回のテーマではある学び直しは、学生時代に学んだことの学び直しではなく新たなキャリアやスキル修得のために学ぶことを指してます。学び直しの現状
大手転職サイトのマイナビ就職によると、実際に学び直しに興味を持っている年代は30代が最も多く89%、40代、50代になると興味を持っている比率は低くなり50代で71.5%というアンケート結果のようです。しかしながら実際に学び直しをしてるとか過去にしたことがあるという人は30代で17.5%、50代で14.5%と比較的少ないのが現実です。 その中で何を勉強したかというと、1位はパソコン、2位は医療、福祉、3位が語学です。学び直し用語の違いを解説
学び直しにも色々な言葉が出てきますが、簡単にそれぞれの言葉を解説します。リカレント教育
リカレントとは=recurrent、繰り返す、循環するという意味で社会に出た後も必要なタイミングで教育を繰り返すこと。仕事を休まずに専門的知識やスキルを学ぶもので、日本語で言うと「社会人の学び直し」です。リスキング
re-skilling。スキルアップは現在持ってるスキルを上げる事ですが、リスキングはスキルを持続しながら新しいスキルを身につけることです。 リカレントとリスキングの違いは何かと言うと、主体や主導が個人なのか企業なのかによるものの違いで、リカレントは個人主体なのに対して、リスキングは企業主導で、その仕事の価値を出し続けるためのスキルや’知識の習得、そのための学び直しをリスキングというそうだ。つまりリスキングは企業の施策の一つなのに対して、リカレントとは個人の学び直しです。生涯学習
生涯学習とは学び直しとは少し違って、生涯のいつでも学校教育、家庭教育、社会教育、文化活動、スポーツ活動、レクリエーション活動、ボランティア活動、趣味など様々な機会において行う学習の意味であり、自分のキャリアアップをするために学ぶものとは少し違います。スキルアップ
スキルアップは自分の能力や技能をを向上させるもので、今の能力そのものを引き上げるために努力することです。学び直し分野 オススメ3選
50代からの学び直しのオススメ分野を3つ紹介します。IT分野
ITリテラシーはこれからは必須になるでしょう。パソコンを使って出来る事は多くありますので幾つか紹介します。1.プログラミング PHPとかJavascriptとかPhythonとかの本格的なプログラム言語を学んだり、経理などの方は実務に活かすためにエクセルVBAを学ぶのも良いと思います。エクセルVBAは日頃使い慣れたエクセル上で動くプログラミング言語ですので取っ掛かり易いでしょう。
エクセルVBAについては記事「 Excel(エクセル)VBAとは? マクロでできること・メリット、学習方法、関連資格などを解説【業務改善事例や副業・転職の仕事例も!】」、「在宅介護しながらできる仕事なら業務効率化・自動化プログラミング:エクセルVBAがオススメな3つの理由」をご参照ください。
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2.ウェブ制作 HTML,CSSを使ったホームページ作成を目指すウェブ作成が代表的なものですが、例えばブログを開設するならWordPressを使って既に出来上がってるテンプレートを使って素早くウェブサイトを立ち上げる事も出来ます。
3.デザイン ウェブ制作をする為のデザインで、アドビ社のイラストレーター、フォトショップ、DXなどを使ってデザインをするものですが、デザインの奥は深く、微妙な差が大きな差につながるプロ領域の世界と言えます。
4.動画編集 最近はYouTubeやTikTokなどの動画が多く、自ら撮影したものを編集することはマーケティングにも必要ですので、動画編集なんかも始めやすいでしょう。
5.マイクロソフトやGoogleが無料で提供しているノーコードアプリ Power App、Power Automate、GoogleAppなどを使えるようにするのも一つの方法です。
このようにご紹介してきましたが、あなたを含めた多くの50代会社員の方にとっては「何が何だか分からない。何が自分に適しているのかわからない」状態なのではないでしょうか。実際、当スクールにいらっしゃる多くのかたがそのような状態から勉強をスタートされています。ではどのように、あなたにとって最適な最初の一歩を踏み出せば良いのでしょうか?
当スクールの無料カウンセリングでは、長年にわたりITスキルによって中高年の方々のセカンドキャリアを支援してきた経験をもとに、「あなただけのための」オーダーメードカリキュラムをご提案させていただくことが可能です。興味のある方は、ぜひお気軽にお申し込みください。
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資格分野
資格を取得するのに難しいものや比較的易しいものがあるので、難易度が高くて時間が掛かるものは避けた方がいいでしょう。そんな中で比較的資格を取りやすくて活かしやすいのが活かしやすいのが下記の資格です。1.介護関連資格 国家資格から民間資格まで多くあり、介護に関係する仕事をする人は常時不足してます。
2.登録販売資格 一般医薬品を販売する資格
3.電気工事士 ビルや住宅の建物内の電気設備に関する工事は需要も多い
ITやプログラミング分野にも50代会社員のセカンドキャリアに役に立つ資格が多く存在しています。こちらの記事「【50代リスキリング資格】実務実績にプラスアルファできる資格でセカンドキャリアの選択肢を拡げよう!」まとめられていますのでぜひ併せてお読みください。
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コミュニケーション分野
仕事をする上で最も重要なことの一つは、周りの人といかにうまくコミュニケーションを取るかということです。 転職をすると年下の人が先輩や上司になることもあり、上手にコミュニケーションを取りながら自分の経験やスキルを使って会社への貢献をすることになります。グローバル時代になり日本だけのビジネスではなく、海外との仕事も多くなってきている中で語学の修得は今後も活かせるはずです。 英語はビジネスの共通言語であり外国人とのコミュニケーションをとるという意味でも重要です。 現在は中国が世界第2位の経済大国であり、日本に来る観光客の半分は中国語を話す人々ですので、中国語の修得もお勧めです。 外国語に興味のある方は、それ以外の言語を勉強するのも良いでしょう。
それからエクセル、ワード、パワーポイントは日本商工会議所の検定試験があり、1級から3級まであるので検定資格を取るのも良いでしょう。
学び直しの始め方
何か学び直す時には独学はお勧めしません。今は色々な動画や書籍が出ていますが独学だと必ず行き詰ります。まずは講座やスクールでの学び、講師の先生と相談しながら勉強を進めていきましょう。コロナ禍を機に一気にウェブでの講座が増えており、遠くに住んでいても学校にわざわざ行く必要もなく皆が同じ環境で講座を受講できます。講師の先生のアドバイスを受けながら自分でも勉強をするようにするのが近道です。まとめ
ここまで学び直しについての最近のトレンドをみてきましたが、50代でも60代になっても学び続けることは大切なことです。自分に向いてることや挑戦したい事や興味があることを優先にしてまずは始めることをお勧めします。50代で学ぶのに若い人達と同じクラスで学ぶのも良いですが、できれば同年代の人達と一緒のクラスの方がペース感も大きく差が出ないと思われるので、そのような講座やスクールで学び直すのが良いでしょう。50代のIT学び直しならTechGardenSchoolがオススメ!
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あなたはどんな分野を学び直すべきかズバリ診断!
1986年東京の私立大学を卒業後メーカーへ就職、その後40代半ばを過ぎて別業界に転職。
アジア拠点を中心に海外勤務し、多くの日本人駐在員のキャリアを見る。
コロナ禍で在宅中にプログラミングに興味を持ち出したのをきっかけに、50代以上の世代への新しいキャリアを紹介しようとしてる。