ライフプラン表の作り方解説!簡単3ステップで始める将来設計
2022.04.23
目次
【ライフプラン表作成ステップ1】50歳からのライフプランを考える

ライフプランを考えるのに必要な要素
ライフプランは、自分だけではなく家族の情報も必要です。 具体的には、以下の要素が必要となります。- 自分の年齢
- 働き方
- 家族構成
- 住居
- 資産
- 健康状態
- 実現したいこと
- 「ウユニ塩湖に行ってみたい」
- 「自分でアプリを開発してみたい」
- 「若い頃に憧れていた車を買いたい」
- 「在宅で仕事をしたい」
この先のライフイベントを考える
人生においてはさまざまなイベントが起こります。就職や結婚、出産などが代表的でしょう。自分や家族のこの先10年、20年後の出来事を書き出すと、これから何が起こるのかが見えてきます。将来に対して抱いている漠然としたイメージも、時系列で書き出せば、より具体性を帯びてきます。 50歳を超えている場合、ある程度のライフイベントを終えているので、具体的な将来を予測しやすいでしょう。50代は、就職や結婚、出産を終え、子どもの教育や住宅購入といったイベントも一段落ついた頃です。そのため、退職や老後のことに絞ってライフプランを立てられます。65歳の定年後をイメージして、具体的な自分の希望を基にして計画してみてください。 ライフプラン表には、家族のイベントも盛り込みます。配偶者の働き方や退職時期は相談できますが、子どもの結婚や出産などは親としては予測しにくいかもしれません。しかし、ある程度の援助を予定している場合は、時期を想定して準備をしておいたほうがよいでしょう。【ライフプラン表作成2】現在の状況を把握する

年間の収支を整理する
まずは、家族が生活するのにどれくらいのお金が必要なのかを把握します。年間収入と年間支出を明らかにして、赤字なのか黒字なのか現在の家計状況を明らかにしましょう。 このとき、収入は「可処分所得」と呼ばれる手取り金額で計算します。額面給与から社会保険料などが引かれ、実際に使えるのは手取り金額分のみです。手元に入らないお金は計算に含めないようにしましょう。 また、退職金も今後の収入として計算しておきます。住宅ローンがある場合は、退職金で一括返済するかどうかも考えておきたいですね。 支出を計算するときは、生活費と固定費は分けて計算するのがおすすめです。一時的な支出は、生活費などに組み込まず別枠で計上しておいたほうがよいでしょう。 また、現在の給与だけでなく、将来的な収入についても考えておく必要があります。定年退職後は年金がメインの収入源です。「ねんきんネット」で年金見込み額を試算して、その金額を将来設計にも反映させましょう。資産と負債を整理する
年間収支に続いては、資産や負債についても整理します。資産は現金や預貯金、株式・投資信託・債券などが集計対象です。マイナスの資産である負債についても、忘れないようにカウントしましょう。住宅ローンやカーローン、奨学金などの返済額と残金額をまとめておくと、状況によっては繰り上げ返済も検討できます。 資産合計から負債合計を引いた金額が「純資産」です。年間収支で黒字が出ており、毎月貯金ができていたとしても、純資産がマイナスになるようなら少々注意したほうがよいでしょう。 純資産がマイナスということは、現在の資産では負債をすべて返済しきれないということです。突発的な事態にマイナスがかさんでしまう可能性もあるため、金利の高いローンを繰り上げ返済することも検討してみましょう。【ライフプラン表作成ステップ3】

毎年の支出とライフイベントをまとめる

ライフプラン表を簡単に作る方法
ライフプラン表を簡単に作りたいときは、テンプレートを利用するのがおすすめです。Excelでできたテンプレートなら、自分流にカスタマイズしやすいでしょう。 おすすめのテンプレートは以下のとおりです。 日本FP協会のサイトでは、以下の4つのファイルをそれぞれダウンロード可能です。- 家計の収支確認表
- 家計のバランスシート
- ライフイベント表
- 家計のキャッシュフロー表
ライフプラン表を見て「今」何をするかを考える

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