50代サラリーマンが定年後も働き続ける方法と仕事の実態とは?

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50代サラリーマンが定年後も働き続ける方法と仕事の実態とは?

50代になると、定年後はどのように生きていくのか、色々と考える機会が増えると思います。現状、定年退職した後すぐに年金はもらえないため、定年後も働き続けるという選択を取る人は少なくありません。

経済的に充実した日々を過ごすために、定年後はどんな働き方をすれば良いのか、今から準備するべきことはどんなことがあるでしょう。専門機関の調査結果をもとに、定年後の就業状況や平均年収なども併せてご紹介していきます。


50代のサラリーマンです。年金受給開始の年齢が引きあがるというニュースを聞いて定年後の経済的不安を感じています。退職後も働きたいと思っていますが、どんな仕事や働き方があるでしょうか?また、定年後も働き続けるメリットや仕事を探すポイントなども教えて下さい。


定年後も働き続けると年金以外に収入が増えるため、経済的にも楽になります。社会とのつながりを実感できたり、健康維持や生きがいを感じられるのではないでしょうか。働き方は新たに企業に就職する他に、独立開業やフリーランス、副業として数日・数時間だけなど形は様々です。今のうちから自分の希望をしっかり確認し、必要な場合は新たなスキルを習得して、定年退職後も出来るだけ長く働くことをおすすめします。

目次

結論:50代サラリーマンが定年後も働き続けるなら、長く働けるものを!自身の希望やスキルを棚卸して今のうちから事前の準備を

50代のサラリーマンが定年した後も働き続けるためには、自身の希望やスキルを棚卸して、今のうちから事前の準備をすることが重要です。単なる年金受給までの「腰掛け」としてではなく、年金受給開始後も長く働ける仕事を見つけることをおすすめします。自身の強みを活かし、充実した人生を送れるように準備していきましょう。

定年後の就業状況

まずは定年後の就業状況について見ていきましょう。人材派遣会社「ディップ」が運営する人材研究機関「ディップ総合研究所」の調査結果をご紹介します。


55歳〜79歳の男女を対象にした調査によると、定年後の就業状況は全体の45%が就業しており、60歳から64歳については7割以上が就業しており、75歳から79歳では 約 1割が就業してます。 ではどのような雇用形態で働いているかというと、全体では60歳から64歳は正社員が50%強で、派遣やアルバイト・パートのような有期雇用が44%、フリーランスや自営業が5〜6%の割合です。これが年齢が高くなるにつれて正社員の比率が下がっていき、自営業やフリーランスの割合が増えていきます。 
健康寿命の伸びと共に働く意欲のある高年齢者が増えていることが定年後の就業率を引き上げる要素となっています。とはいえ65歳定年制の会社が多いため、65歳以降は正社員以外の雇用形態が増加しています。

次に、内閣府から出されている「令和4年版高齢社会白書」での調査結果を以下の観点からご紹介します。

①男女別での就業割合

男性の場合、60~64歳では就業者の割合が 82.7%、65~69歳では 60.4% となっており、60歳を超えても多くの人が継続的に働いていることがわかります。

女性の場合も、60~64歳では就業者の割合が 60.6%、65~69歳では 40.9% と半数近い方が就業されています 。

②平均収入

高齢者世帯(65歳以上の者のみで構成するか、またはこれに18歳未満の未婚の者が加わった世帯)の平均所得金額(平成30年の1年間の所得)は 312.6万円 で、全世帯から高齢者世帯と母子世帯を除いたその他の世帯(664.5万円)の約5割となっています。

平均等価可処分所得(世帯人員数の違いを調整したもの)で見ると、高齢者世帯は 218.5万円 となっており、その他の世帯(313.4万円)の約7割となっています。

参照記事:内閣府|令和4年版高齢社会白書(全体版)

定年後も仕事を続けるメリット

定年した後も働き続けるとどんなメリットがあるでしょうか。5点ご紹介します。

①経済的な安心感が得られる

定年後も働き続けることで、収入を維持でき、老後の生活が安定します。退職金や年金に加えて仕事からの定期的な収入があれば、老後の生活に対する不安も軽減され、安心感を感じることができるでしょう。

②自己満足度が向上する

仕事を続けることで、新しいプロジェクトに挑戦したり、これまでに培ったスキルを活かす機会が訪れることがあります。達成感や自己成長を実感することで、満足度が高まるでしょう。さらに、仕事を通じて社会に貢献することでより充実感を得ることもできます。

③社会的な関わり・現役世代との人間関係が築ける

仕事を通じて同僚や顧客と交流することで社会的な繋がりを保つことができます。また、新たな人間関係を築くことができれば定年生活者特有の孤立感を軽減できるでしょう。

④新しいスキルの習得と学習意欲の向上

仕事を続けることで、新しいスキルを学び、知識を深める機会が訪れるでしょう。脳の活性化にもつながり生活にもハリが出てきます。

⑤健康維持ができ活性化される

仕事を続けていると身体的にも精神的にもアクティブでいられるため、健康を維持しやすくなります。また、知的刺激を受けることで認知機能も向上する可能性があります。退職後の急激なライフスタイルの変化を緩和するためにも仕事を続けることは有益と言えるでしょう。

定年後の仕事を探す前に準備しておくべきこと

次に、定年後の仕事探しの前に「今のうちから準備しておくべきこと・心構え」などをご紹介します。事前にポイントを押さえておけば、計画的に仕事を探し始める事ができるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。

自分の価値観を明確にして希望に優先順位をつける

定年後の仕事選びは、自分の価値観やライフスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。自分はどんな仕事で満足感が得られるか、どんなスキルを活用して働きたいかなど、希望や考えを整理しておきましょう。特に重要視したいポイントを明確にして希望に優先順位をつけることも重要です。

必要な収支の額を把握する

定年後に必要な金額は、その人が希望する生活レベルや趣味の有無などで変わってきます。しかし、具体的な必要額を把握しないと、いくら稼いだらよいのかもわかりません。

そのため、定年後の生活費や趣味にかかる費用を把握する事が大切です。できれば年単位や月単位などなるべく正確に計算しましょう。金額を把握して適切な収入を得られる仕事を見つけることが重要です。

候補にできる働き方を考えておく。求人サイトで検索してみる

フルタイム、副業、フリーランスなど、自分に合った働き方を検討しましょう。希望の働き方ができる求人が現時点であるか、求人サイトを利用して探してみるのもおすすめです。
以下の記事で定年後のセカンドキャリアについて詳しくご紹介していますので参考にしてみてください。

参考記事:【定年後のセカンドキャリア】過ごし方と仕事探しの準備は早めのうちに

強みを整理・人脈を広げておく

自分のスキルや経験を棚卸しして、どの分野で活躍できるかを考えておきましょう。自身の希望が明確になり、仕事選びのポイントとなります。
また、仕事探しにおいて人脈づくりも重要です。今のうちから趣味のサークルやボランティア活動などで新たなつながりを作り、仕事のチャンスを広げておきましょう。

必要になるスキル、資格を取得しておく

希望する仕事に必要なスキルや資格を習得しておくことで、定年後の就業の幅が広がります。定年直前になって後悔しないように、今のうちから準備することが大切です。以下の記事では、定年後の仕事や雇用につながるスキルについて詳しく紹介しています。

参考記事:【定年前のパソコン研修】定年後の仕事や雇用につながるスキルとは?

定年後の働き方

定年時にどのくらいの蓄えがあるか、定年後にどの位の生活費がかかるのか、年金収入はどのくらいになるのかをシュミレーションしてみるといいでしょう。そうすれば定年後に年金以外の収入がどのくらいあれば、思い描く生活スタイルを維持できるのかが見えてきます。 その上で、以下に示す様々な働き方をどのように選択するか、あるいは組み合わせていくかを検討してみてください。

雇用されて働く (1)今の会社での再雇用

60歳になっても会社から慰留され給料も大きく落ちないのであれば、同じ仕事を出来るだけ長く続けていくのは、会社と個人がお互いにハッピーであり、良い選択肢となるでしょう。一方で60歳で定年退職して以降65歳までは 1年契約の再雇用の場合は、通常は給与も下がるでしょうし、権限もなくなるでしょう。ただ時間だけが過ぎていく事にならないように、その間給与は少ないけど何か勉強して独立するまでの期間と割り切るとか、新しいことを見つける機会にするのがいいでしょう。どうせ65歳で定年なのであれば、その間会社に行ってなんとなく過ごして年金生活を待つというのはあまりにも時間がもったいない気がします。

雇用されて働く(2) 転職・派遣・パート

50代になると転職サイトなどに登録しても、40代とは違いほとんど企業側からの問い合わせは来ません。定年後の転職は厳しいところがあります。ですので、 アルバイトやパートなどで適度に働きそこそこの収入でいいと思う人以外は転職はあまりお勧めできません。

独立して働く(1) 起業

60歳で定年退職であれ、65歳まで定年延長がある会社であれば、自分が独立して生活していけるというタイミングで退職する時期を決めればいいでしょう。

資格を取って起業するのもあります。中小企業診断士、IC=インディペンデントコントラクター、顧問、日本語教師、社会保険労務士、ファイナンシャルプランナー、最近では個人でM&Aなんていうのもあります。後継者問題のある会社は多くあり、300万円で会社を買って自分で経営するという選択をされる人もいます。フランチャイズで独立する方法もあります。自分のキャリアを活かして、定年後は独立して会社を起こさなくても個人事業主でコンサルタントをしようという人も多くいます。30年もサラリーマンをやっていれば、自分は何も出来ないと感じていても、他の人から見たら、専門的な知識を持っているという事はあるものです。それを活かしてニッチな世界でコンサルタントの需要はありますので、それを見つけてみましょう。

独立して働く (2) フリーランス

会社を退職して独立したりフリーランスで働くことのメリットはなんでしょうか?それは自由に働けるということにほかなりません。会社にいると会議ばかりで、何かしようとしても稟議や予算に縛られてなかなか自分の思った通りにできません。その半面定額の給与を毎月もらえるのはメリットですが、卒業してもいいかと思います。最近はクラウドワークで働く人も増えており、自分の業務スキルを活かしたり、ITスキルを身につけてプログラミングやウェブ制作をしたり、デザイン、写真、文章を書くなどで稼ぐことができます。クラウドワークは企業や個人経営者が業務の一部を外部委託するもので、それをフリーのワーカーが業務請負するワーキングスタイルのことです。企業と個人の経験やスキルを活かして働けるマッチングです。ぜひ挑戦してみてください。

定年後の仕事を選ぶポイント

定年した後、新たに始める仕事はどんな基準で探せばよいか「選び方のポイント」について順を追ってご紹介します。参考にしてください。

①いくら稼ぐか、必要な金額を明らかにする

まずは定年後の仕事について、収入の目標を明確にしましょう。生活費や趣味、旅行などの予算を考慮し必要な収入金額を計算します。また、減らせる支出を見直し、無駄な出費を削減することも大切です。

②譲れない条件を明確にする

自分にとって「働くうえで譲れない条件」を整理しましょう。例えば、通勤時間や勤務スケジュール、時給や職場環境などが該当します。これにより、ご自身が求める仕事環境を明確にすることができます。

③活かせる経験・スキルを明確にする

過去に身につけてきた経験やスキルを整理し、今後も活用できるものがないか考えてみましょう。定年後でも、自分の専門知識や経験を活かせる仕事は多くあります。自分の強みを把握し、それを活かせる職種を選ぶことをおすすめします。

④まずは副業で始めてみる

①②③が明確になったら、まず副業として始めてみることも一つの方法です。自分のペースで仕事を試してみて、適性や興味を確認しましょう。副業を通じて新たなスキルを身につけることもできます。

50代以降の世代もデジタルテクノロジーが必須の時代

現在50代の人が20代の頃は、情報システムに関わる人以外は、仕事でパソコンを使うことや携帯を使うことなどほとんどなかったと思います。事務所の電話、外では公衆電話で通話。仕事もパソコンではなくノートとボールペンを持ち、せいぜい部署に一人くらいワープロを打てる女性がいたくらいだったはずです。それがマイクロソフトのWindowsで1995年以降は一人1台パソコンを持つようになり、公衆電話が携帯電話に変わり、更に進化してスマートフォンに変わり、今では電卓、音楽プレーヤー、カメラ、時計、新聞、お金までがアイコンに変わってしまったのです。IOT、DX、AIといった言葉が出てきて、知らないでは済まされないようになってます。これからはデジタルテクノロジーと付き合っていかなければならないのです。

大前研一さんの著書に、これからはほとんどの企業で副業や兼業がOKになるので、会社に勤めながら新しいことにチャレンジすべきだとあります。 今注目されてるデジタルトランスフォーメーション(DX)は、どこの会社も取り入れて試行錯誤の最中であり、それを給与をもらいながら学ぶことができるとはサラリーマンでいることに感謝すべきだと、著者はITスキルの習得を目指すべきだと言ってます。

まとめ

今回は50代サラリーマンが定年後も働き続けるために今のうちから準備しておくことや仕事探しのポイント、働き方の種類、仕事を続けるメリットの他に、定年後の就業状況などの実態について専門機関の調査結果を交えながらご紹介しました。

年金受給開始年齢が65歳に引きあがり、定年退職した後も働く人が増えてきています。年金受給までの腰掛けという働き方ではなく、年金受給後も長く働ける仕事を見つけることをおすすめします。年金以外の収入があることで経済的に余裕ができ老後生活への不安が軽減されるでしょう。

また、定年後の仕事は一つと決めずに、2つ以上の別の仕事で収入を得るようにするというのも良いのではないでしょうか?それには50代の今のうちから何をしようかと考え、色々なことにチャレンジしてみることをおすすめします。事前準備をしないまま定年後、いきなり新しい仕事をしても思った通りにいかなかったり、こんなはずではなかったと後悔しかねません。今からできる準備をしていきましょう。

現代社会の必須スキルともいえる「ITスキル」は50代で始めてもまったく遅くありません。しかし、定年後にITスキルを使って稼げるようになるには技術習得にそれなりの時間を要します。独学では時間が掛かり過ぎてしまうので、今のうちから自分に合ったスクールを探して効率良く学ぶことをおすすめします。

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