【安倍内閣;働き方改革】副業・パラレルキャリア特集の雑誌まとめ

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【安倍内閣;働き方改革】副業・パラレルキャリア特集の雑誌まとめ

最近安倍内閣の働き方改革の影響もあって、副業・パラレルキャリア特集の雑誌が目立つようになりました。 そして昨日の働き方改革実現会議ではついに安倍首相の口から直接「副業・兼業は有効」との発言が!! これは本当に画期的なことです。いままで日陰モノだったのが、ついに日の目を見る日が確実に近づいていることを意味します。同じ日に週刊 東洋経済が副業特集号を発売したのは出来すぎた偶然!? 

平成28年10月24日 働き方改革実現会議 安倍首相の発言から引用「〜 そして副業・兼業はオープンイノベーションや起業の手段としても有効であります。我が国の場合、テレワークの利用者、副業・兼業を認めている企業は、いまだ極めて少ないわけであります。経産省では率先して取り組んでいただいていると思います。その普及を図っていくことは極めて重要であります。〜引用終」

働き方改革実現のためのタイムテーブルも作成していく、ということですので安倍首相かなり本気です。早期の実現に期待したいところです。政府のこの活発な動きに新聞を中心にマスメディアも反応。そのせいか皆さんも会社や世間の空気が少しづつ変わってきていることを感じているのではないでしょうか。その中でも日本の閉塞感を打破する最後の手段として期待を込めて各雑誌が副業・パラレルキャリアを取り上げています。以下ご紹介していきます。 %e6%9d%b1%e6%b4%8b%e7%b5%8c%e6%b8%88 週刊東洋経済 2016年10月29日号 「ふたつの仕事でキャリアを磨け 副業のススメ 〜 政府が音頭をとる「働き方改革」で、正社員の副業を認める議論が盛んだ。会社に人生を預ける単線型キャリアで安心できるか。」 30ページ以上の力の入った特集記事となっており、メルマガ読者に対するアンケートも実施する力の入れよう。ちなみに回答数は704件とのことで、関心の高さと実際に副業を行っている人が結構いることがうかがい知れます。実例も豊富で、「こんなにオープンに実行して結果を出しているひとがこんなにいるんだ!」と驚くほどです。 今までのコソコソ感のある副業特集とは異なり、「はじめの一歩がわかる 副業エントリーシート」や「押さえたい法律・規則のQ&A」など、真剣かつ実践的な内容になっています。 更に記事は、実践ノウハウ、マネー管理、クラウドソーシングやパラレルキャリア支援団体などに広がっていきます。 副業に限らず、本業とは別に自分のプロジェクトを立ち上げた人たちが紹介されており、勇気をもらうことができます。 ともすれば孤独で不安との戦いになりがちな副業ですが、この1冊を読めば気分が明るくなること請け合いです。購入し保存する価値ありでしょう!  %e6%97%a5%e7%b5%8c%e3%83%92%e3%82%99%e3%82%b7%e3%82%99%e3%83%8d%e3%82%b9 日経ビジネス 2016年10月17日号 〜成長への最後のチャンス働き方革命2.0「政府が働き方改革の実現に向けて動き出した。長時間労働の是正、非正規雇用者の待遇見直し…。テーマは山積している。しかし悪しき雇用慣行を見直すだけでは日本経済は復活しない。強い会社も生まれない。足元の議論をよそに、先行して働き方改革を実践する企業は知っている。賃金制度、労働時間、契約形態を抜本的に見直し、社員の生産性を上げれば、企業の競争力は高まり、経済も好循環に入ることを。働き方革命は新たなフェーズに入った。」 こちらはブラック企業や電通事件の背景にある長時間労働を生む日本型雇用の限界に焦点をあてた分析色の強い特集になっています。賃金・時間・契約の3つの切り口から現在の問題点を指摘し解決の方向性を模索するなかで、それらを打破する有力な打ち手として「副業解禁」が取り上げられています。生産性を高めたり、時間基準から成果基準への意識改革の効果という観点から肯定的な記事となっていますが、象徴的なのが副業解禁会社として有名なロート製薬の「個人の成長が会社の成長につながる」という言葉です。全くその通りで、「経営者の視点が学べる」「お客様の生の声が聞ける」といった声にあるように副業解禁のメリットを明確に打ち出しているところが気持ちよかったです。 特集後半の政府の動きに対する懸念記事は言わずもがなだったし、最後のAI時代の働き方の変化やベーシックインカムによる「働かなくても食える時代」について触れた記事は大変面白いテーマだけに、もっと紙面を割いてほしかったですね。次の機会に是非お願いします! 1609_cover_sale WEDGE  2016年9月号 「副業解禁 変わる企業と社員の関係」 出ましたWEDGE。 この号は家内が私のために買ってきてくれたのですが、「このタイミングでよく言ってくれた! さすがWEDGE」と感動した記憶があります。WEDGEのこの号をきっかけに、副業解禁が一気に日の当たる場所での議論になってきたような気がします。新幹線のグリーン車に乗った経営層や幹部の方々の目にも触れたわけですから、それが非常に大きかった。表立っては決してこの話に彼らは触れませんが、確実に意識はするようになっているでしょう。  こちらも豊富な実例を通じて、 「Part 1 イノベーションの切り札か 企業が副業を認めるワケ」「Part 2 複線的な働き方こそ経済活性化の良薬」といった副業解禁の個人だけでなく企業に対しても効能を主張しています。 記念号として手元に置いておきたい一冊です。 %e3%82%bf%e3%82%99%e3%82%a4%e3%83%a4%e3%83%a2%e3%83%b3%e3%83%88%e3%82%99 週刊ダイヤモンド16年4月30日・5月7日合併特大号 「お金の賢者と愚者 〜【Part 1 稼ぐ】出世に転職に副業まで コツを知って賢く稼ぐ 【副業】 続々と進む副業解禁の流れ 背景に企業の“従業員解放”」 個人の生涯賃金やマネー管理に焦点を当てる中で、「収入の複線化」という文脈から副業解禁について触れています。 背景にはもちろん「大企業での出世は増々困難に 市場価値意識して自分を磨け」という現状認識があり、 一方で他の雑誌と同様に「副収入の額では測れない本業への無形のリターン」といった副業解禁へのメリットも強調しています。社内の混乱や管理リスクといった副業のデメリットをメリットが明らかに越え始め、それが世間のコンセンサスになりつつあることがうかがい知れますね。 %e6%97%a5%e7%b5%8cwoman 日経WOMAN 2012/08月号(2012/7/6 発売)   「日経WOMAN – 副業&プチ稼ぎでプラス月3万円 OFF時間で収入アップ! ゆとりができてスキルもアップ! 副業&プチ稼ぎの5つのメリット ・収入がアップして毎日が充実! 副業&プチ稼ぎ女子のキラキラ1週間」 この雑誌はちょっと異色ですよね。 表紙が堀北真希ちゃんで、日経ウーマンで、しかも「副業&プチ稼ぎ女子のキラキラ1週間」なんですもの! 2012年の8月号ですが、副収入が欲しい!という気持ちは元々男性よりも女性のほうが強かったのかも知れませんね。内容的には「プチ稼ぎ」なので、ポイントサイトで稼ぐなど、ちょっとした副収入って感じです。 BigTomorrowやSPA!の同特集の女性版、って感じでしょうか。 %e6%97%a5%e7%b5%8cwoman%e7%9b%ae%e6%ac%a1

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人事実務  2016年6月号 「「副業」を考える ◎解説2 「副業」にまつわる労務管理の実務 渡辺葉子」

これは企業側の動きを知るのに役立つ一冊です。人事部の人たちも口にこそ出しませんが、しっかり「副業」のことについて勉強をし始めていますし、労務管理の観点から法律も含め勉強しはじめています。 それになんと! この人事部の人たちが定期購読しているであろうこの雑誌が「副業解禁に肯定的」なのです! びっくりした〜  〜 目次から引用 ◎解説1 企業からみた兼業とパラレルキャリアの効果とは 石山恒貴 ◎事例1 エンファクトリー ◎事例2 LIG ◎解説2 「副業」にまつわる労務管理の実務 渡辺葉子 ◎解説3 「インディペンデント・コントラクター(IC)」という働き方 〜 引用終わり bizguideindex09 人事労務専門誌『ビジネスガイド』 (2009/9/7掲載)「完全解禁、「届出制」、「許可制」-いずれを選択する? 不景気下における従業員の副業・アルバイトをめぐる法的諸問題 峰隆之/弁護士 北岡大介/社会保険労務士(元労働基準監督官)」 法務面からかなり具体的事例の詳細に突っ込んだ内容の特集記事です。これを見ると一口に「副業」といっても企業がまず気にするのは「兼業」や「アルバイト」などの二重雇用される場合の話であることがわかります。こちらのリンクにも相当な情報が載っています。ご興味ある方は是非。 https://jinjibu.jp/article/detl/bizguide/431/  まとめ これまで見てきたように「東洋経済」「日経ビジネス」「週刊ダイヤモンド」「WEDGE」といった大企業の役員室に常備されているようなビジネス雑誌群がこぞって「副業解禁」に肯定的な記事を特集したのは、決して「働き方改革」のせいだけではないと思います。もちろん政府の政策が追い風になっていることは間違いないのですが、きっと今の日本の閉塞感は一部の起業家だけが頑張っても打ち破れない、大多数の普通の人たちがもっとイノベーティブかつ自立した生き方をしないと破れない、と感じはじめているからではないかと私は思います。 もちろん私もそう思っている一人です。