2013新春 インタビュー ㈱ゆめみCTO 中田稔先生

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2013新春 インタビュー ㈱ゆめみCTO 中田稔先生

Club86でプログラミングクラスをご担当いただき、生徒さんから絶大な信頼と支持を得られている (株)ゆめみ 中田稔 CTOへの新春インタビュー第2回は 「作りたいものを作りながら学ぶ」重要性と「自分で形にできる」必要性についてお聞きします。   Q1 前回のお話では、プログラミングを学ぶにあたって、まず「欲しい結果からプロセスを推理する」ことに慣れる必要がある、とのことでしたね? 中田先生 「その点は書籍とかでは習得できないと思っています。なぜなら書籍には手順と答えが順方向で書いてあるからです。ほしい結果から発想するという訓練ができないのです。本によっては例題があるケースもあります。でも基本的には流れに沿って作る、というのが本の構成です。たしかに、こういうふうに書けばこういう結果になるよな、というのは理解、納得できます。でも一番大事なのは 結果からその手順を導き出すことなのです。読めばわかるので「わかった気になる」のです。でもそれは「わかったつもり」でじつは身についているとはいえません。   Q2 そのことに関連して、「作りたいものを作りながら学ぶ」意義についてご説明いただけますか? 中田先生 「そういうことを目指す上で、何が大事か、というと「自分が作りたいもの」という目的を自分でもっていないと応用ができないのです。習ったとおりのことしかできない。変えられない。 変えるためには考えないとできない、考えるためには自分がやりたいことをもとに考えるという思考訓練が大事。 ゼロから考えるのは無理でも、似たようなものを元にそれを修正できるようにはなれるのです。 そういう目的で、本やネットの情報などを活用してほしいと思います。 更に、自分の作りたいものを目指すことによって、意欲や情熱を持ち続けることができます。 いろんなサービスが出てきて、アプリのマッシュアップができ、かなりアプリが楽に作れるようにはなって来ました。ただ、それはすでに素養のあるエンジニアにとって楽な環境になった、ということなので、超初心者にとって楽になったというわけではありません。なので「超初心者でも基礎を勉強せずに作れる時代が来た」という誤解が起こりやすい状況ではありますね。 見せ方によって、電卓アプリなどを作らせることはできますが、そんなことをしても意味があるとは思えません。本の通りやりました、で?ということです。 自分で考えたことができる時代になった、とは言えます。そういう意味でエンジニアにとって良い時代になった、ということは確かに言えます。いろいろな近道やツールが用意されているのです。スキルがあればアイデア次第で成功できる時代になったのです。   Q3 起業家や新規事業担当者もコードを書ける必要があるか? というのはよく議論になりますが、どうお考えですか? 中田先生 「起業家や新規事業担当者がエンジニアになる必要はありません。でもエンジニアにならないにしても、最終サービスまで自力でできるかは別として、「自分の考えを素早くプロトタイプなどの形にする」スキルは超初心者でも十分習得可能です。最終的にはエンジニアを雇ったりすることにはなるとおもいますけど、そこに至るまでの道を自力でつくる、早く安く作るということに挑戦することがとても大事です。 リーンに、仮説をたてて自分で検証する、ということが自分でできれば最強ですよね。 細かい作りこみなどはもっと後のステージでいいですよね。 そういうところを持っている経営者ともっていない経営者では明らかに判断のスピードが違いますし、エンジニアを雇った時のコミュニケーションの濃さが変わってきます。信頼度も違います。 エンジニアからすれば自分のやっていることを理解してくれる経営者のほうが良いに決まってます。経営者でも企画屋でもエンジニアのスキルは必須です。専門ではないにしても基礎的な部分は知っておくべき、と考えます。 エンジニアはアイデア次第で勝負できる時代。でもアイデアだけの人は同じ土俵にはいないわけですよ。 アイデアを思いつくのは誰でもできる。実行する、修正する、実行する、ということをユーザーに受け入れられるものをちゃんと作ってリリースしてフィードバックを得る、回していけるだけの力が大事です。 焦りを感じてほしい、というのはそういうことです。」   中田先生、いつもながら熱いお話ありがとうございます! Club86の生徒さんにも毎回熱心にこの10倍くらいのご指導をいただき、本当に頭の下がる思いです。先生の情熱に負けないよう、スクール事務局も全力で超初心者の方がITの良さをわかっていただけるようにサポートさせていただきますので、今年も生徒、先生、スタッフで頑張って行きましょう!