【超初心者ITスクールによる書評#2】プログラムはこうして作られる―プログラマの頭の中をのぞいてみよう
更新日:2023.11.15プログラムはパソコンがあれば多少の準備をするだけですぐに始められるものですが、文章ではなく、特殊なコードの羅列であることから初心者には理解できず、興味がある人でもすぐに挫折してしまいやすい存在として有名です。
プログラム本には文法を学んで、その通りに記述し、プログラムを動かすというものがとても多く、ある程度基本を身に着けた人でないと、訳が分からなくなる内容のものが目立ちます。
平山 尚 (著)の「プログラムはこうして作られる―プログラマの頭の中をのぞいてみよう」では、従来のプログラム本とは違い、プログラムそのものが何の目的で使われるのか、どのように作られているのかといった、根本的な考え方から学ぶことができ、初心者でも理解がしやすく、途中で挫折しにくいように配慮された内容となっています。
プログラミング言語ではC++やJavaなどが人気ですが、どちらの言語も難しく、特にC++は情報量が膨大で躓きやすい言語です。
これらメジャーな言語を覚えるよりも、より分かりやすくプログラミング言語を理解するために、この本では「Sunaba」という独自言語を使って解説されています。インストールも非常に簡単です。
簡単なゲームを作る手順を学び、プログラムの根幹をこの本で学べば、他の言語でプログラミングをする時にも応用が利きます。
プログラムとは言語を覚えるより先に、プログラムがどのように処理されてどれが動くのかを理解するのが大切だと知ることのできる本です。
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1967年生まれ。慶應義塾大学理工学部大学院修士課程卒。英国国立レスター大学MBA取得。2011年「起業家のためのプログラミング教室」Club86 Startup School(現TechGardenSchool)設立 2017年「中高年のためのプログラミング教室」開始 著書「図解 50代からのプログラミング –未開の能力を発掘♪」「教えて♪ プログラミング」など