IT活用人材を50代から目指す時に必要な「5つの秘訣」【50代からプログラミングを学ぶ】
2021.06.01
目次
IT活用人材を50代から目指す時の秘訣5選
IT活用人材を50代から目指す際の秘訣は、以下の5つです。- 自分のキャリアの棚卸しとIT化での強みの整理ができている
- ITスキル+マネジメント能力をアピールできるストーリーを考える
- 作成したストーリーから逆算して勉強する
- 転職活動のモチベーションと情報源を確保する
- 中高年向けのプログラミングスクールに通う
自分のキャリアの棚卸しとIT化での強みの整理ができている
1つ目は「自分のキャリアの棚卸し」と「あなたのIT化での強み」の整理ができていることです。 具体的には、以下のようなものを分かりやすく話せるように、エピソードや経験を整理しておきましょう。- どの業界のどの職種のどんな業務に強いか(ex 金融業界の経理部門の仕訳 など)
- 実務でどのような成果を挙げたか
- 実務上IT化に携わった経験はあるか
- どの業務をIT化することが課題だと思っているか
ITスキル+マネジメント能力をアピールできるストーリーを考える
2つ目は「ITスキル+マネジメント力をアピール」することです。 50代での転職では実務経験の伴わないスクール修了レベルのITスキルだけだと難しいと思います。 なぜなら、同じITスキルを持っている20代と50代が同時に応募すれば、将来の伸びしろや給与水準などの観点から20代の人のほうが選ばれる可能性が高いためです。 では、50代のあなたが採用されるにはどうしたらいいかというと「マネジメント能力」をアピールすることです。 特に中小企業やベンチャー企業では、マネジメント経験が豊富な50代を必要としている場合も多く、ねらい目と言えます。 ITスキル+マネジメント経験でアピールできるストーリーを用意しておきましょう。 例えば、こんな感じです。 ストーリー例1 「自分は長年アパレルなどの店舗の設計や内装に関わる会社の経理部で管理職として100以上の取引先の見積もりから受発注書、請求書の管理業務を数名のチームで行ってきました。 毎月末に残業に追われるメンバーをみて、なんとかしたいと思い、自分でエクセルVBAを学び一部の業務を自動化した経験があります。 実はエクセルVBAやPythonによる自動化のスキルをプログラミングスクールで学んでいて、クラウドワークスで副業をしたりもしていたんです。」 ストーリー例2 「自分は長年コールセンターの会社で、オペレーターの対応マニュアルを顧客ごとに作成する業務をおこなっていました。 同じ業界であれば共通化できる部分と、同じ業界であってもカスタマイズしないといけない部分があってなかなか業務効率化ができていませんでした。 プログラミングスクールで学んだ人工知能・機械学習の知識を生かして、会社に人工知能によるチャットボットの開発を提案したところ予算を獲得することができました。 さすがに自分で作ることはできませんでしたが、そのプロジェクトのリーダーとして外注先の選定から開発・現場への導入まで携わることができました。」作成したストーリーから逆算して勉強する
このようにあなたが面接でアピールすべき「経験xIT」のストーリーができたら、次はそのストーリーから逆算して勉強を開始しましょう。 上記のストーリー例1ならば、エクセルVBAとPythonによる自動化、ストーリー例2ならば、アプリ開発と人工知能、といった具合です。 そして単に学ぶだけではなく、そのスキルを実証できる実績を作りましょう。 最初は、趣味のウェブサイトを作ったとか、日々の業務の一部を自動化したとか、そういったアマチュアなりの小さなもので十分です。 可能であればクラウドワークスなどで受注実績があれば、より強力ですね。転職活動のモチベーションと情報源を確保する
4つ目はモチベーションと情報源の確保です。 50代の転職活動は正直難易度が高く、活動期間が長くなることはもちろん、不採用通知が多数届くことが予想され、「転職は無理なのかな……」と不安になりがち。 20代の私ですら過去に250社から不採用通知が届いたときには、心が折れそうになりました。 そんな転職活動の中でモチベーションを保つためには、以下のことを心がけるといいです。- 転職したあとの未来のことを考える(定年後は在宅で働く、など)
- プロのサポートを受ける
- 同じ中高年の転職活動仲間を作る
50代向けのプログラミングスクールに通う
5つ目は「50代向けのプログラミングスクールに通う」ことです。 先ほども紹介したように、プログラミングスクールでは同じくITを活用して稼ぐことや転職を目指す人がたくさんいるので、仲間意識が芽生えやすいです。 孤独になりがちな転職活動で、同じように難しいことに挑戦している人がいる、と思えるだけで頑張れますよね。 他にも、以下のようなメリットがあります。- プログラミングを効率よく学ぶことができるので挫折しにくい
- スクールがセカンドキャリアサポートをおこなっていることもある
ITエンジニアを50代から目指すには、コツを知ることが重要


簡単な自己紹介
2017年 3月 国公立大大学院 機械系専攻卒業
2017年 4月 メーカーへ就職 機械設計と新卒採用に携わる
2020年10月 Webライターのフリーランスに転職
2021年 3月 Webライターで月商10万達成
クラウドソーシングや直接契約で100件以上の案件を受注し、多彩なジャンルの記事執筆に携わっている。
またブログも働き方のブログ「じぶんぽっく」を筆頭に5つ運営し、月間1万PVを超える。