Zoomの基本的な使い方を解説! オンライン会議のコミュニケーションに役立つ機能は?
更新日:2024.08.27プログラミング教室などでもオンラインレッスンや相談会の手段としてZoomが利用されるケースも増えてきました。中高年にとってはZoomの利用についてハードルが高く感じるかもしれませんが、レッスンや相談会にスムーズに参加できるよう、最低限の使い方は知っておきたいところです。今回はZoomの基本的な使い方を中心に解説します。プログラミング教室の利用にあたってZoomの使い方を把握しておきたい方はぜひ参考にしてみてください。
プログラミング教室を利用するにあたってZoomを使うことが多いと聞きました。中高年でもZoomは使いこなせるでしょうか。
Zoomの使い方はとてもシンプルです。中高年の方でも意外と簡単に使いこなせるので、心配はありません。参加から退出までの流れさえ理解すれば、最低限のボタン操作でレッスンや相談会に参加できますよ。ただ、意外とたくさん機能があるので、まずは召集される参加者に必要な機能から覚えるようにしましょう。
目次
結論:Zoom初心者は参加から退出までの基本的な使い方を覚える
Zoom初心者であれば、オンライン授業や会議、セミナーなどを滞りなく受けられるよう、参加や音声、映像のオン・オフ、退出などに関する使い方を理解しておきましょう。
画面共有やブレイクアウトルームなどの機能を使うこともあります。最低限の使い方を覚えたあとに余力があれば、ホスト側の機能についても概要や用語を把握してみてください。
Zoomの利用にあたって最低限知っておくべき基本的な使い方
Zoomは中高年の方だと使い方が難しいと思ってしまうかもしれませんが、ピンポイントで必要な機能だけを理解しておけば、問題なく使いこなせます。何度か経験するうちに、いつも使っている電話やLINEアプリのように、怖がらずに活用できるようになります。
早速、Zoomを利用するにあたって最低限知っておくべき基本的な使い方を解説します。
参加
Zoomを利用するときにはホスト(主催者)からミーティングルームに招待してもらいます。
具体的には、メールやチャットなどで招待URLを共有してもらうのが一般的です。URLが送信されたら、指定時間にリンクにアクセスをすれば、ルームに入れます。
会議を主催するホスト側はアカウント登録が必要ですが、参加者はアカウントを登録しなくてもルームに入室可能です。
音声のオン・オフ
ミーティングルームに参加したら相手に自分の声が届いているか音声をチェックします。
まず一番左下のボタンを確認しましょう。マイクのマークが表示されていれば相手に声が聞こえます。
マイクのマークに赤い斜線が入っていると、ミュートの状況になっていて自分の音声が相手に届きません。ボタンを押してミュートを解除しましょう。
ミュートは音を消す状態を意味する言葉です。ミュートという言葉に慣れていない方は、「ミュート=音声OFF」と理解しておくとよいかもしれません。
音声が出ていないときの対処
音声が出ていないときの対処方法は下記の通りです。
【コンピューターオーディオの接続を確かめる】
基本的にZoomに参加するときは「コンピューターオーディオに参加する」というボタンをクリックしてマイクとスピーカーの機能を有効にします。
オーディオに接続しないと相手に声が届きませんし、相手の声も聞こえません。
接続がされていない場合は、入室したあとの左下のボタンが「オーディオに接続」になっているので、ボタンを押して接続します。アイコンがマイクの形に変われば接続完了です。
【出力・入力の音量を確かめる】
オーディオ接続がされているのに相手の音声が聞こえない場合は、PCから音が出ていないのかもしれません。パソコンであればデスクトップ画面の下にメガホンのようなアイコンのボタンがあるので、出力の音量を調整してみましょう。
別途、設定画面から入力音量を設定することも可能です。発話によって音声入力の反応を確かめることもできます。
【スピーカーとマイクのテスト】
Zoomにもスピーカーとマイクのテスト機能が搭載されています。画面左下のマイクアイコンの右上にある小さな印を押して、「スピーカー&マイクをテストする…」というボタンを押してみましょう。
まず着信音が鳴り始めるので聞こえたら「はい」を押し、続いて画面に向かって話かけて同じ返答が聞こえるようであれば「はい」を押します。
問題なければスピーカーとマイクが正常に動作しているという通知がされるので、「テストを終了」のボタンを押しましょう。
ここまでの内容を確かめても改善しないようであれば、イヤホンを抜き差ししたり、ルームを退出して再度入出したりしてみてください。
映像のオン・オフ
相手に自分の声が届いていることを確認できたら、自分の顔が相手に見えているかを確認します。
引き続き「ミュート」「ミュート解除」の右側のボタンを確認してみましょう。「ビデオの開始」と表示されていてビデオマークに赤い斜線が入っているとビデオがオフになっています。ウィンドウにアカウント名が表示されてしまい、相手に自分の顔が見えていません。
ビデオマークが表示されていれば相手に自分の顔が見えています。
人によっては多少表現が異なることがあるので、「ビデオON=カメラON」「ビデオOFF=カメラOFF」と認識しておけば混乱しづらいでしょう。
ボタン操作を誤って顔を不用意に見せたくない方は、Webカメラにカバーを貼り付けておくと安心です。
部屋を相手に見せたくない場合は、背景をぼかしたり、バーチャル背景(画像や動画)を映したりするとよいでしょう。
ビデオONにしても表示されないときの対処
【パソコン自体にWebカメラがついていない】
元々パソコンにカメラがついていなければ、外付けのカメラを購入する必要があります。
【カメラ部分を隠してしまっている】
カメラの部分をカバーで隠している場合はカバーを外しましょう。
【一度退出してみる】
原因がわからなければ、ミーティングルームから退出して再度入室してみます。
解決しなければパソコンの再起動も検討してみましょう。
退出
画面右下にある退出ボタンを押すとZoomの利用を終了できます。
厳密にはミーティングルームから退出する形となります。再び参加用のURLをクリックすればルームに戻ることも可能です。
後述するブレイクアウトルームにいる場合は、メインルームに戻るかミーティングを退出するかをよく確かめてボタンを押しましょう。
Zoomにおけるコミュニケーションの幅を広げる使い方
Zoomの利用にあたって最低限押さえておくべき基本的な使い方を解説しました。ここまでお伝えしたZoomの使い方を押さえておけば、初心者でもZoomを使うときに滞りなく映像通話を行えるようになるはずです。
ただ、Zoomにはコミュニケーションの幅を広げる機能がたくさん搭載されており、使いこなすことで映像通話がさらに快適になります。
引き続き、Zoomにおけるコミュニケーションの幅を広げる使い方についても解説します。
画面共有
画面共有機能はZoomの参加者に対して自分の画面を共有できる機能です。
たとえば、デスクトップやWebブラウザ、開いているアプリの画面などを表示できます。授業中に資料をもとに教えてもらったり、自分が発表するときに画面を見せながら説明したりするのに利用可能です。
質問内容に関して講師に画像を見せながら伝えれば、困っていることもスムーズに把握してもらえるでしょう。
参加者が各自で共有する画面を選択できるので、相手に誤った画像を共有していないか常に意識しながら機能を利用する必要があります。
使い方は簡単で、画面の下にある「画面共有」(共有)ボタンを押し、続いて表示される共有したい画面を選択して「共有」ボタンを押すだけです。たとえば、Wordソフトを開いている画面を選べば、Wordソフトの画面を共有できます。停止するときは画面共有専用バーの「共有停止」を押します。
なお、Zoom画面(カメラで映っている画面や、画面共有専用バーなど)は相手に映りませんので、自分が見ている画面が全て相手に見えているわけではありません。
チャット
画面下にある「チャット」ボタンを押すことで、ホストや参加者にチャットでメッセージを送信できます。
全員を選んで全参加者にメッセージを送ることも個別に宛先を選んで送ることも可能です。
宛先の下に入力欄があるので、メッセージを入力したあとに、右側の送信マークを押せば送信可能です。ホストに質問を投げたいときや、お知らせ、リンクを受け取りたいときにも役立つでしょう。
リアクション
Zoomにはリアクション機能があり、簡単なマークを表示させて相手に自分の感情を伝えられます。
画面下にある「リアクション」ボタンを押して、好きなマークを選んで押すだけです。
押したマークは、自分を映す画面の左上に一定時間表示される仕組みとなっています。
親指を立てるマークや、拍手を意味するマーク、笑顔のマーク、クラッカーのマークなどさまざま選べます。
「挙手」ボタン、「手をおろす」ボタンを押せば、手を挙げたり下げたりする表示も可能です。
オンライン授業やセミナーでZoomを使うときも講師に感情や要望などを伝えたいときに役立つでしょう。
Zoomで主にホスト側が使用する機能
Zoomには主にホスト側で使われる機能もあります。映像通話をスムーズに進行するために、参加者も概要を最低限把握しておくのが望ましいです。引き続き、Zoomで主にホスト側が使用する機能を解説します。
ミーティングの開催
ホストがZoomでミーティングを開催するときは、ホストのアカウントページから開催日時や期間、出席者のメールアドレスなどを入力して保存します。保存が完了するとページ内で招待リンクが表示されるので、該当リンクを参加予定者に送信する流れです。
ミーティングの時間は無料版だと40分です。1日・1週間・1か月単位で定期開催することもできます。
参加者の方もZoomのアカウントを登録すれば同じ方法でミーティングを開催できます。
覚えておくと日常生活でも友人を招待して映像通話できるようになるので、気になった方は試してみてください。
画面共有時の注釈
画面共有時に画面共有専用バーの「注釈」ボタンを押すと、共有している画面で矢印や手書き、文字入力などの操作ができます。
基本的にホストが画面を共有することが多いので、参加者の立場では注釈機能を知らなくてもZoomの利用に支障はありません。
ただ、映している資料や画面について質問したいときや位置を伝えたいときなど、注釈機能を使えればわかりやすく伝えられます。
余裕がある方は画面共有の方法とともに注釈の使い方を理解しておくとよいでしょう。
画面共有時のリモート制御
画面共有時には、共有されている側の人がリモート制御のリクエストをすることで、共有された画面を操作できます。
また、画面を共有している人が相手にリモートコントロールを与えて、操作できるようにすることも可能です。たとえば、講師が共有している資料を参加者がスクロールできるようになります。参加者の画面には「画面を制御しています」という文字が表示される仕組みです。
リモート制御は高度な機能ですが、画面操作がわからなかったときに講師の方に操作してもらうことも可能であり、参加者が困ったときに心強い機能だといえます。
講師の指示に臨機応変に従えるよう、リモート操作ができるということを最低限知っておくとよいでしょう。
画面共有やZoomを終了すると、リモート制御も終了します。
ホワイトボード
ホストは、画面下の「ホワイトボード」ボタンを押すことでホワイトボードを立ち上げられます。
メンバーを招待してホワイトボードを共有できます。
ボードに招待された参加者も、ホワイトボードで絵を描いたり、テキストを入力したり、カラフルな付箋を貼ったりできます。
ファイルのアップロードから画像を貼り付けて共有することも可能です。
参加者もホワイトボードの利用に対応できれば、講師も授業の幅を広げられるでしょう。
ブレイクアウトルーム
ブレイクアウトルームとは、Zoomの参加者を少人数のグループに分けて映像通話できるようにする機能です。少人数で議論をしたいときや、1対1で対話をしたいときに役立ちます。
ホストがブレイクアウトルームを作成し、参加者を割り振る形で使用可能です。
ホストは自由に各部屋を訪れたり、全体にメッセージを送信したりできます。設定によっては参加者がルーム選択をできるように許可することも可能です。
基本的にホストでない方の操作は不要ですが、ブレイクアウトルームでの目的が果たされたあとは、メインルームに戻ることになります。そのときは「ブレイクアウトルームを退出」のボタンを押しましょう。
ブレイクアウトルームの意味を理解しておけば、集団でZoomを利用しているとき柔軟に対応しやすくなります。ホストでない方も概要を最低限押さえておきましょう。
レコーディング
Zoomではレコーディング機能が用意されており、ミーティングの内容を録画して保存することが可能です。
基本的にホストがレコーディング操作をするため、招集される参加者にはほとんど関係はありません。
ただ、レコーディング機能があることを知らないと、「レコーディングしています」という文字を画面で見たとき、何が起きているのかわからず不安を感じてしまうかもしれません。
通常はホストからレコーディングをしたいという旨を事前に伝えられます。戸惑わないように映像通話の内容が録画されるという意味だけでも最低限把握しておきましょう。
まとめ
Zoomはホストから共有された招待リンクにアクセスするだけで、ミーティングルームに入室して映像通話を開始できます。
入室後に左下のボタンで音声のオン・オフ、映像のオン・オフを調整して、お互いに声が聞こえて顔も見えることを確認してください。
ホストが画面共有やホワイトボード、リモート制御、ブレイクアウトルームなどの機能を使うこともあります。講師とのやり取りで困らないよう、それぞれの概要、意味なども最低限把握しておきましょう。
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立教大学卒。プログラマーの職種を経験し、現在はフリーライターとして活動中。使用経験のあるプログラミング言語はC言語やJava、VBA、HTML、Delphiなど。基本情報技術者やファイナンシャルプランニング技能士二級などの資格を活かし、働き方やキャリア設計に役立つ記事を執筆している。