【50代 DX事例】 データ分析コンテストで近畿経済産業局長賞受賞! G検定にも合格しました。
更新日:2024.09.16今回はスクールコースで2年あまりに渡って、CakePHPによるアプリ開発、エクセルVBA・Python・研究生クラスをご受講されているH.W様(50代)をご紹介します。H.W様は継続的に個別指導も受けながらデータ分析コンテストにも挑戦、見事近畿経済産業局長賞を受賞されました!
H.W様 (50代 男性)
ご職業: 会社員 ( コンプライアンス部門 )
ご受講歴 : 2年3ヶ月 (エクセルVBA ・Python、研究生 スクールコース在籍)
目次
プログラミングを学ぼうとしたきっかけを教えて下さい
日本経済新聞朝刊1面*の記事でテックガーデンスクールが紹介されており、中高年も勉強しないとこれからの社会に遅れてしまうと思ったのと、テックガーデンスクールのような中高年専門のプログラミングスクールと中高年の生徒様の事例があることを知り、これならついていけそうだと思い入会しました。
テックガーデンスクールの体験レッスン動画**で述べられていた「プログラミングの王冠***」、は特に印象に残っています。今後のセカンドキャリアに有用だと思いました。また他のスクールなどの相場が高かったことにも驚きました。
*日本経済新聞 朝刊 1面「ニューワーカー 新常態の芽生え 「腰掛けシニア」は限界」2020年12月12日
**無料動画セミナー&体験レッスン
***「プログラミングの王冠」:プロレベルでなくても、ウェブサイト・プログラミング・人工知能・Pythonの学習体験を積むことで、「中高年DX(デジタルトランスフォーメーション)人材」を目指す、当スクールが提唱する非エンジニア向けの方への考え方。 プログラミングのMBA的なこのアプローチを「プログラミングの王冠」と例えています。
実際に勉強されていかがでしたか?
初期個別指導、個別指導で数名の異なる先生にご担当いただき、易しいところから徐々に無理なくレベルアップできたので、難しくて困ったという感じはなかったです。
色々な先生にグループレッスンでご担当いただいたり、ワークショップに参加することで最新ITの技術動向なども知らないうちに身についていきました。どの先生にも相談しやすい雰囲気が良かったですね。メンターの方々に囲まれながら色々な知識が増えていったイメージです。
厳しすぎず、ゆるすぎずという研究室のようなイメージで、試行錯誤しながら希望に合わせて一緒にカリキュラムを作っていくような体制が自分には合っていました。とても居心地が良いです。高橋代表にも節目節目で面談で、方向性を確認しながら進めて行けたのも良かったですね。
個別指導カスタマイズについて
PCの通信速度などの影響で進捗が思うように進まなくて不安になっていたところで、運営側からカリキュラムの見直しと調整を柔軟にご対応いただけたのが助かりました。要所要所で、スクール側と進捗や今の気持ちを相談できるのが嬉しいし安心でした。
最初は他の生徒様が、Slackで何を話しているのかちんぷんかんぷんでしたが、その内容も個別指導の中で直接講師の方に相談する事ができたので、よく分かるようになってきました。
コンテストについて教えて下さい
ご担当いただいたU先生との個別指導の中で、最初は知識・基礎のインプットの学習だったのですが、ある時期からアウトプット中心の学習に切り替わったのがきっかけです。RESASを使ったデータ分析を行うようになり、コンテストに応募してみようということになりました。
地方創生 政策アイデアコンテスト2022 に「福井県坂井市発地方創生経由Society5.0行き」というテーマで福井空港の活性化の提案をおこなう内容で応募し、近畿経済産業局長賞をいただきました。2022年12月8日ににて受賞記念プレゼンもおこなうなど、今まで想像できなかった体験と実績を積むことができました。
なお、この受賞について地元福井新聞から取材を受け、記事にしていただくこともできました。 恐縮ですが記事の一部を引用させていただきます。
以下引用
”福井空港の利活用では、県が小型ジェット機を利用する県内事業者に経費を支援している。若園さん親子は「CO2排出量の多い小型機の代わりにドローンを飛ばそう」と提案。滑走路周辺に太陽光パネルを約14ヘクタール設置し、その電力を使うことで「福井空港発着のドローン宅配システムは地球に優しい」とアピール。 ”
引用終
引用元:福井新聞 2023年3月29日朝刊
今の職場ではどのように活かされていますか
最初はエクセルVBAを使って、部・課・室の周りの業務を自動化しました。最近では室レベルの業務をRPA UiPathのロボットを作って業務効率化・自動化を行いました。RPAは正確かつ早いので、インパクトがありますね。 今は、1月に1個ロボットを作成するペースを目標に活動しています。
定型業務がロボット化できることによって、集計結果の分析や検討などのディスカッションのような、人間にしかできないような業務により多くの時間を割けるようになったのが良かったです。2022年の年末の部会議でRPAのデモ動画を流したのですが、皆速さと正確さにびっくりしていましたね。皆RPAなど聞いたことがなかったので。
他の部署はベンダーに外注してロボットを作っているのですが、自分の部署だけは私ができるので、ライセンスをIT部門からもらって、内製化できています。そのほうが費用も安くて早いし、保守費用もかからないので、社内でもとても喜ばれています。
今後やりたいことやセカンドキャリアについて教えて下さい
どんどんアウトプットしながら、自分の能力の立ち位置を確認していきたいと思っています。例えば、NISHIKAなどのデータ分析コンテストにできるだけ自力で挑戦してみたいですね。その際、どの方向に進むにせよ、テックガーデンスクールのいろいろな専門家の先生にアドバイスしてもらえるのはとても大きいと思っています。
もともと薬剤師なんですが、これらのITやデジタルの体験や学びによって、地域貢献などの視点にITを加えるかたちで自分らしい独自のセカンドキャリアの形が見えてくるような気がしています。 今はそれがとても楽しみで、入会前に持っていた不安はなぜか感じなくなりました。
ひとつご報告です。会社のDX人材育成研修の一環で、2023年3月4日(土)に日本ディープラーニング協会開催の「2023年第1回G検定*」を受験し、無事合格通知を受け取りました。通常業務と並行して、また加齢による忘却と戦いながらの学習でしたが・・。テックガーデンスクールで楽しく色々学んでいることが、このような結果につながっていると実感しております。親身なご指導に感謝しております。
*G検定 :ディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して、事業活用する能力や知識を有しているかを検定するための試験 https://www.jdla.org/certificate/general/
プログラミングやリスキリングに興味をもたれている50代会社員の方々にアドバイスをお願いいたします。
恐縮ですが、、、、プログラミングの世界に触れる機会ができたことによって、世の中のデジタル不可欠の今の状況や動きがわかるようになりました。以前とは違い、新聞の記事・ニュースも実感をもって理解できるようになりますね。以前のように「取り残される」とか焦る気持ちはなくなってきたように思います。
まずは、一歩を踏み出して世界を広げて新しい景色をみていただくことをおすすめします。
最近すごく感じるのは、長年の経験によって会社の業務内容を広く理解していることに加えて、ITやプログラミングの学び直しにより、会社全体の業務の中で、どこを自動化すべきで、どこが人間中心であるべきかの取捨選択ができるようになったことです。 実務経験の少ない若い世代にはない、定年間近の自分ならではの強みになっていますね。
スクールから一言
H.W様は、社会の急激なDX化と定年後のセカンドキャリアに不安を持たれて当スクールに入会されました。当初は定年後の収入確保のためのビジネスを念頭にPHPによるアプリ開発やウェブサイト制作の勉強をされていましたが、プログラミングやその使い方への理解が進むにつれて、エクセルVBAを学んで職場の単純作業を自動化されたり、その延長線上でPythonにご興味を持たれて、データ分析のコンテストにご応募、受賞されるまでになりました。
2年以上にわたって、個別指導の講師と二人三脚でプログラミングを学習される中で、ご自身にとっての最適なプログラミングとの付き合い方を見つけられたようでスクールとしても嬉しい限りです。
なによりも、「最近は定年後の不安がなくなり、楽しみな気持ちでいっぱいです」というコメントがいただけて、スクールとしても一つのゴールが達成できたと思っています。今後は1人でも多くの50代会社員の方に、H.W様のようなお気持ちになっていただけるよう一層励んでいきたいですね。
1967年生まれ。慶應義塾大学理工学部大学院修士課程卒。英国国立レスター大学MBA取得。2011年「起業家のためのプログラミング教室」Club86 Startup School(現TechGardenSchool)設立 2017年「中高年のためのプログラミング教室」開始 著書「図解 50代からのプログラミング –未開の能力を発掘♪」「教えて♪ プログラミング」など