脱!パソコンを「使えない」50代:Officeから業務効率化プログラミングでセカンドキャリアの仕事探しに備える
更新日:2023.09.1150代は新たな働き方にチャレンジできる年代です。会社勤めの方は、転職でキャリアアップにチャレンジしたり、定年退職後に向けて新しいことを始めたりできるでしょう。
また、50代は子育てが一段落する年代でもあります。そのため、主婦や主夫の方にとっても再就職しやすいタイミングです。
そして、どういった形であっても、50代が自分で「仕事を選ぶ」ためにはパソコンスキルが欠かせません。しかし、「パソコンは苦手……」「パソコンがあまり使えない」という50代の方はたくさんいます。60代以降も働き続けることを考えるのなら、早い段階でパソコンスキルを身に付けたいですね。
この記事では、50代の方が、仕事に生かせるパソコンスキルをどう取得すればよいのかをお伝えします。この先のキャリアプランを考えながら、パソコンとの付き合い方を考えてみましょう!

仕事にパソコンやITが必要なのはわかるけど、50代の会社員が今更パソコンやITリテラシーを学び直す必要はあるのでしょうか? 今でもオフィスなどのソフトなどを使って仕事はできていますけど、これ以上のスキルが今後必要になるのでしょうか?
確かに今までは、「Word・エクセル・パワーポイント・アウトルック+ウェブブラウザ(エッジなど)」が最低限使えれば仕事に支障はありませんでしたので、パソコンスキルやITリテラシーもほぼ必要ありませんでした。しかし、業務効率化やDXが各分野で進行中の現在、それだけでは第一線で活躍しづらくなってきています。逆に、エクセルVBAやPythonなどの業務効率化プログラミングやWeb デザインを学べば、今の仕事で有利になるだけでなく、転職や副業での収入アップも期待できます。そのための土台となるスキルを身につけるために、まずはパソコンスクールに通うことも選択肢のひとつとなるでしょう。

目次
50代はパソコンをどのくらい使えればよい?
パソコンにまったく触れたことがない場合と、問題なく基本操作ができる場合では、目指すレベルが異なります。そして、パソコンをどの程度仕事に生かしたいかによっても、身に付けたいパソコンスキルは変わるでしょう。
まずは、現在のパソコンスキルから、どのレベルを目指せばよいかを紹介します。
パソコン初心者ならまずは基本操作をマスターしよう
まったくのパソコン初心者なら、まずは基本操作のマスターが目標となるでしょう。パソコンに苦手意識があると、パソコンを触ること自体に抵抗があるかもしれません。
まずは起動とシャットダウンを覚えましょう。パソコンは電源ボタンを押せば起動できますが、電源を落とすときにはパソコン操作が必要です。電源の切り方が分からず、そこでつまずいてしまう人も少なくありません。
電源のオンオフをマスターできれば、苦手意識も少しは和らぎます。
続いてマウス操作とキーボード操作に慣れれば、パソコンでできることが一気に増えます。パソコンでインターネット検索ができれば、基本操作はマスターしたといえるでしょう。
60代以降も働くなら事務系ソフトをマスターしよう
60代以降も働き続けるなら、基本的なパソコンスキルとして事務系ソフトをマスターしておきたいところです。
具体的には、以下のMicrosoft Officeソフトが使えると会社の業務で困ることはないでしょう。
- Word
- Excel
- PowerPoint
加えて、以下のGoogleオンラインサービスの使い方をマスターできればベターです。
- Googleドキュメント
- Googleスプレッドシート
- Googleスライド
Googleオンラインサービスは、無料で使えて共同編集できるのが特徴です。
Officeソフトと互換性がありブラウザ上で使えるため、導入する企業も増えています。スムーズに操作できれば、転職時や副業時にも役立つでしょう。
より稼ぐならプラスαの武器を見つけよう
転職や副業、起業など定年に向けてより稼ごうと考えているのなら、基本的なパソコンスキルに加えてプラスαの武器を見つけましょう。
プログラミングやWebデザインといった新たなスキルを身に付ければ、今やっている仕事にプラスして稼げるようになります。プログラミングやWebデザインは、勉強するうえでパソコン自体にも詳しくなれるというメリットもあります。
事務系の仕事をしているなら、パソコンスキルを証明できる資格を取得するのもひとつの方法です。マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)資格を目標とすれば、Officeソフトの勉強も進めやすいでしょう。
MOS資格など50代でも挑戦できるIT系の資格については、記事 「50代からのリスキリングに役立つ資格とは?」に掲載されていますのでぜひご一読ください。
50代がパソコンを学ぶ方法は?
パソコンを学ぶうえで重要なのは、時間をかけて学んだほうがよいのか見極めることです。パソコンの勉強には、1回限りのことと学び続けることの2種類があります。
パソコンに関するすべてを同じレベルで学ぼうとすると、範囲が広がり過ぎてかえって勉強が進みません。効率よく学んで身に付けるために、それぞれどういった学び方が適しているのかを紹介します。
1回だけのことは必要なタイミングで調べる・人に頼む
スマートフォンでインターネットに接続しているのなら、ある程度のことは自分で検索できます。
たとえば、パソコンの初期設定やインターネット接続方法などは、1回設定できれば問題ありません。次にその知識が必要となるのは、ある程度先のことになるでしょう。
そういった単発的な知識は、勉強してしっかり覚えるよりも、必要になったタイミングで調べるほうが効率的です。自分自身がしっかり覚えていなくても、スマートフォンで調べたり人に頼んだりすれば簡単に解決できます。
とくに、再現性のないパソコントラブルは、その都度検索したり人に聞いたりして対応する人がほとんどでしょう。
同じことが起こったときのことを考え、実際にやってみたことや対応方法をメモに残す程度で十分です。1回だけの現象を深く学ぶより、ほかのことを学ぶ時間に充てましょう。
学び続けることはパソコン教室やスクールで学ぶ
プログラミングやWebデザインなどは、1回で終わる勉強ではありません。継続して勉強するためには、パソコン教室やスクールがおすすめです。
学び続けることは、独学だと行き詰まってしまう可能性が高くなります。強制的に勉強する時間を作ることで、モチベーションも維持しやすいでしょう。
また、パソコン初心者の方は「分からないことが分からない」状態になりがちです。分からないことが明確でない場合は、自分で検索して答えを探すことができません。
人に教えてもらうのは、分からないことを質問できるのが大きなメリットです。
ただし、パソコンの基本操作だけを学ぶパソコン教室はあまりおすすめできません。パソコンでできることは幅広いため、「何がしたいか」が定まっていないと、パソコンを使いこなすことは難しいでしょう。
Officeソフトやプログラミングなどを学ぶうえで、最初にパソコンの使い方といった基礎的なことから教えてくれるスクールがおすすめです。
パソコンの使い方とともに50代会社員におすすめの学び直しスキルを知りたい方は、記事「【50代社会人リスキリング】定年後のセカンドキャリアのための学び直し分野 おすすめ3選」をご参照ください。

50代になると、今までのキャリアとは別に何かしら新しいことを勉強したり、過去に学んだことを再度学ん…
50代がパソコンスキルを仕事に生かすには?
50代がパソコンスキルを生かすには、まず、パソコンに対する苦手意識をなくすことが大切です。パソコンは「習うより慣れろ」で、実際に使いながら試行錯誤したほうが操作方法を身に付けられます。
パソコンに触る機会を増やして、できることを増やしていきましょう。
パソコンの起動・シャットダウンに加え、インターネットでの検索やメール送信、印刷といった基本操作ができれば、「パソコンを使える」と言って問題ありません。
次いで、OficeソフトやGoogleオンラインサービスで、文書や表・グラフの作成ができるレベルを目指しましょう。
パソコンでできることが増えれば、将来に対する選択肢が広がります。事務系、管理職系の転職を考えているなら、Officeソフトといったパソコンスキルはマストです。
加えてプラスαのスキルがあれば、副業や転職時に有利に働きます。パソコンスキルはあって当たり前として、その次のことを考えてスキルを身に付けましょう。
より稼ぎたいのであれば、Officeソフトの知識を深めて資格を取得するよりも、プログラミングやWebデザインを学んでスキルの幅を広げるほうがおすすめです。
50代会社員が定年後に楽しみながら稼ぐためのオススメの趣味と実益を兼ねたスキルやお仕事を知りたい方には、記事「【50代から始める!】定年後は楽しみながら稼ぐ! 実益を兼ねたおすすめの趣味5選」がオススメです!
まとめ
50代からパソコンを学べば、転職や定年退職後の選択肢が広がります。今の仕事でパソコンを使っていても、日々進化するIT技術についていけていないと感じる人も多いでしょう。
「分からないことが分からない」状態でもスムーズに勉強を進めるためには、パソコンスクールに通うことも選択肢のひとつとなるでしょう。
エクセルVBAやPythonなどの業務効率化プログラミングやWeb デザインを学べば、今の仕事で有利になるだけでなく、転職や副業での収入アップも期待できます。
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