50代から取得して収入につながるおすすめの資格と勉強法、50代だからこそ資格取得すべし
更新日:2023.09.11

50代から資格を取得する価値はありますか、またどんな資格が良いですか。
50代からの資格取得はこれまでの経験やスキルを明示的にするという意味と、自分が得意なものや好きなものを理解する意味でとても価値があります。50代から資格を取得するからには、収入やキャリアアップにつながるかどうかでどの資格を取得するか選ぶことをおすすめします。

50代だからこそ今から資格取得をすべき理由
50代ともなればこれまでの職業人生の中で人それぞれのキャリアを築いている時期です。資格取得というと若い人のイメージがあるかもしれませんが、50代だからこそ資格の取得をすべき理由があります。50代から資格を取得してこれまでの経験の棚卸しと得意分野の把握を
50代から資格を取得する理由の一つは、これまでのご自身の経験や培ったスキルを資格という形で公にすることです。実際の仕事をこなす上では必ずしも資格が必要でない場合も多く、どちらかというと実務能力やスキルを見られます。 しかし資格という形であなたの能力を公にすれば、ご自身の所属企業や取引先を越えて、多くの方にスキルや信頼感を示すことができます。二つ目の理由は得意なこと、好きなことに気付けることです。特に未経験分野の資格取得にチャレンジする場合、新しく勉強をすることになります。勉強を通して、これまで自分があまり関わっていなかった分野でも得意なことや好きなことがあるかどうか知ることができます。50代から資格を取得する際には仕事につながるかを検討すべし
50代から資格を取得する場合、なんでもかんでも取れば良いというわけではありません。現在は国家資格から民間資格まで、非常に多くの資格や検定があります。 ディップ株式会社が2021年3月にインターネットで行った調査では、現在仕事をしていない人のおよそ5割が資格を取得していて、8割がその資格を活かして仕事をしたいと回答しています。これは裏返せばそれだけ資格を使うことができていないということです。 50代というキャリアが十分なタイミング、またセカンドキャリアを考え始めるタイミングで取得する資格ですから、その資格が仕事につながるか、つまりは資格を活かした仕事で収入を得られるかどうかという観点を持つことが大切です。50代から取得して収入につながるおすすめ資格5つを厳選
50代に人気な資格:登録販売者
医薬品についての知識を持ち、街中のドラッグストアなどで一般医薬品の説明や販売を行います。現在ドラッグストアは全国至る所にあり、コンビニなどでも医薬品を扱う店舗が増えています。勤務に融通が効きやすいため、男性女性ともに人気の職種です。50代に人気な資格:介護事務
介護保険制度についての知識を持ち、ケアマネジャーをサポートする仕事です。その名の通り事務仕事を行いますので、女性の方に人気です。50代に人気な資格:行政書士
官公署へ提出する書類の作成や手続き、またはその相談に乗ることができる資格です。法律についての知識を持ち、適切に行政関係の手続きを進める頼れるパートナーとして企業から個人経営の店舗まで幅広くサポートします。自宅を事務所として開業することも可能です。50代に人気な資格:保育士
現在保育士資格を持っている人は多いものの、実際に保育士として働いている人の割合が低く、人手不足が課題となっています。50代から資格を取得し、自身の子育ての経験を生かして働くことが可能です。体力に自信がある方におすすめです。50代に人気な資格:プログラミング関連資格
プログラミングに関連する資格はPythonの認定資格のようなプログラミング言語の資格、マイクロソフトの認定資格のようなベンダー資格、基本情報処理技術者試験のような国家資格など多様な資格があります。プログラミング人材の需要は今後さらに拡大しますので、働きたい場面に応じた資格を取得することで活躍のフィールドが広がります。早期に収入につながりやすく将来性もあるプログラミングがおすすめ
性別や現在の職業に関係なくおすすめなのが先ほどもご紹介したプログラミング系の資格です。 一つの理由は早期に収入に繋がりやすいことです。プログラミングができれば副業という形でクラウドソーシングを通して受託デビューができます。クラウドソーシングであれば未経験であっても自身のプログラミングスキルで受注できますので、早めのうちから実務経験を重ね、さらにスキルに磨きをかけることができます。 もう一つは将来性があることです。ウェブサイトやアプリ、そして社内システムや業務システムが活躍する領域はデジタル化の時代においてどんどん拡大しています。つまり、あなたが勉強したプログラミングスキルを活かせる場面がどんどん拡大しているのです。50代からのプログラミング資格取得のための学習方法
50代からプログラミングの資格を取得するために勉強しようとした場合、一番壁となるのが学習時間の確保です。50代というと会社員の方は所属企業では部長や役員を務めていて日々忙しく働いていたり、コロナ前より減ったとは言え夜には取引先との付き合いもあるでしょう。 参考書などを通して独学することも可能ですが、現在は様々なスクールが効率的に学習できる仕組みを構築しています。多くのスクールはオンラインに対応していますので、すきま時間をみつけて自宅で学習することも可能です。50代の忙しい時期に将来のための学習と資格取得を成功させるためには短期に効率的な学習スケジュールを組めるスクールへ通う方法が王道です。50代からのプログラミング資格取得のメリット・デメリット
50代からプログラミング関連の取得をする場合、メリットとしては不足するIT人材としてどこにいっても通用スキルを身につけられることです。独立行政法人情報処理推進機構社会基盤センターはIT人材のこれからの需要の伸びと供給の伸びを試算し、IT人材白書にて公表しています。 この試算では、2030年に最大で79万人ほどのIT人材が不足するとされています。デジタル化が進む時代において、様々なシステムを開発するプログラミング能力はどこへいっても求められます。 また、必ずしも自分が学んだプログラミング言語を使用しない場合でも、プログラミング学習の際に身につけた基礎的なITリテラシー(デジタルリテラシー)は大変重宝されます。 デメリットとしては、全くの初心者の人は最初の心理的ハードルが高いことです。英単語や数字が並んだコードを初めて見たときには多くの方が不安な気持ちになります。それでも、スクールの講師や教材は初心者に教えるために作られていますので、一つ一つこなしていけば徐々にできるようになります。 当スクールの生徒を見ていても、最初の心理的障壁を越えられるかどうかが鍵と言えそうです。1967年生まれ。慶應義塾大学理工学部大学院修士課程卒。英国国立レスター大学MBA取得。2011年「起業家のためのプログラミング教室」Club86 Startup School(現TechGardenSchool)設立 2017年「中高年のためのプログラミング教室」開始 著書「図解 50代からのプログラミング –未開の能力を発掘♪」「教えて♪ プログラミング」など