皆さん、
最近の書店やAmazonをウオッチされている方なら、お気づきかもしれません。
”50歳からの〇〇”
というタイトルの本が多い、そして売れている!
いくつか代表的な書籍を御紹介しながら、それらの本を手に取る中高年・シニアの気持ちを紐解いていきましょう。
1) 「50歳からのゼロ・リセット」 本田直之著 青春出版社
Aamazonランキング 582位 (2019/7/18現在)
あの本田直之氏が目をつけた、50歳からの生き方本です。
50歳人生最大の転機であり、チャンスでもある。
50歳は新入社員になったくらいのつもりでいい。
と、定年を意識し始めた中高年に前向きなメッセージを送っています。 これからもう一度明るく生き直そう! もう一度挑戦しよう! という気分にさせてくれる素晴らしい本だと思います。
定年関係の書籍といえば、「老後のお金」「孤独」などをテーマにした本が今までは売れ筋でしたが、これからは人生100年時代を希望としてとらえていこうという本が売れ始めたのではないでしょうか。 本書はその転機となる、エポックメーキングなテーマ設定と言えますし、中高年・シニアの意識も「守り」から「攻め」に転じ始めたのかもしれません。
2) 「会社を50代で辞めて勝つ! 「終わった人」にならないための45のルール」 高田 敦史 著 集英社
Aamazonランキング 1234位 (2019/7/18現在)
元トヨタの部長が、50代で退職してフリーランスになった経験を元に書かれた非常に説得力のある本です。
令和の時代ならではの、自分流セカンドキャリアの作り方。
50代で会社を辞めて、フリーランスとして勝つための心得とは?
先ほどの「50歳のゼロ・リセット」がマインドを変えるための本だとすると、この本は、「じゃあ具体的にどうセカンドキャリアを実行に移すか」という視点に立って会社を50代で辞める前後の戦略を設計するための内容が書かれています。 サラリーマンだった筆者の実体験を元に書かれているので、いちいち具体的で身にしみる内容になっています。
3) 「大人の週末起業」 藤井 孝一 著 クロスメディア・パブリッシング
Aamazonランキング 2231位 (2019/7/18現在)
16年前の大ベストセラー「週末起業」の著者が、人生100年時代の40代、50代のミドル層サラリーマンに向けて、令和時代の週末起業術をあらためて整理してくださっています。
「週末起業」という新書を最初に読んだ時の感動と嬉しさは、今も鮮明に覚えています。 一か八かではなく、普通のサラリーマンでも目指せる道を示した藤井氏の功績は、日本の起業・副業文化史に残る大きなものです。 私も強い影響を受け、氏のセミナーに参加したり、週末起業フォーラム(現 週末起業実践会)という団体にも所属して活動させていただいたこともありました。 その内容は非常に実践的なものでした。
苦難とは、「長寿」です。人生が100年になってしまったことで、定年退職してからも、人生がだらだら続くことになりました。
その結果、大半の人は稼ぐ手段を失ったまま、人生ばかりが長くなる時代になったのです。
人生100年時代になったことで、退職金などの蓄えは確実に底をついてしまうのは、目に見えているので、今から会社を辞めずに「稼ぐ力」を身につけていきましょう、という主張には説得力があります。 先の「「会社を50代で辞めて勝つ! 「終わった人」にならないための45のルール」 の元トヨタの部長のような方ならいざ知らず、 自分はちょっと会社を辞める勇気も自信もまだないなあ、という大多数であろうサラリーマンの方々には本書のほうがより親しみも湧きそうです。
更に、「週末起業」自体がリスクをとらないスモールスタートの考え方なので、実行に移して見やすい、というメリットがあります。
「稼ぐ力」をつける気持ちは高まったけど、小さく少しづつ始めてみたい、という中高年・シニアの方にはお勧めの一冊です。
4) 「図解 50代からのプログラミング –未開の能力を発掘♪」 高橋 与志著 リックテレコム
Aamazonランキング 6087位 (2019/7/18現在)
「中高年のためのプログラミング教室」を運営する筆者(私ですが。。)が執筆した、50代以降向けのセカンドキャリアを強く意識してITの全体像を紹介している書籍です。
「ITやプログラミングが気になるけど、
何をどうしたらよいか見当もつかない…」
という中高年のモヤモヤを本書は払拭します。
このスクールに通われている中高年の方々は、決してプログラマーを目指されているわけではなく、「これからの社会に遅れたくない」「ITを勉強してセカンドキャリアに幅を持たせたい」という気持ちで勉強されています。 そんな中高年・シニアの方々の「生の声や疑問」にお応えする形で執筆されていますので、
従来の入門書とは異なり、プログラミング、ウェブサイトの基礎だけにとどまらず、人工知能・ブロックチェーンといった最新技術や、
好きで稼ぐ! マネタイズの考え方やウェブマーケティング、 気になる在宅のお仕事についてなど、 中高年がセカンドキャリアを意識して気になる点を全て網羅しているのが特長です。
ですので、従来のプログラミング入門書というよりは、前述の書籍と同じ「ビジネス・キャリア本」の延長線上にある、ちょっと変わった一冊です。
5) まとめ
このように「攻める」セカンドキャリアについて書かれた「50歳からの〇〇」本について見てきました。 それぞれの本の位置づけは以下のようなイメージを持つとわかりやすいと思います。
「50歳からのゼロ・リセット」を読んで → セカンドキャリアへの意識が高まり、
「会社を50代で辞めて勝つ! 「終わった人」にならないための45のルール」 を読んで → 自立するイメージを持ち、
「大人の週末起業」を読んで → 自分が小さくトライする準備をする。
「図解 50代からのプログラミング –未開の能力を発掘♪」 を読んで → その挑戦に必須のITとプログラミングの全体像をサッと知る。
今度の夏休みに4冊続けて読まれて、じっくりご自身のセカンドキャリアの戦略を練られてみるのも良いかもしれませんね!
日本の人口の約60%が40歳以上の中高年・シニアです。また、40-60代の人の61%から86%程度が紙の書籍のみの利用者である、との調査*もあります。 ということは、実店舗の利用者のメインは中高年である、と言ってもいい状況かもしれず、このような中高年・シニアをターゲットにした書籍は今後ますます増えていくことが予想されます。
(*参照元 :
PRTimes【書籍購入の利用チャネル動向を調査】半数はネットとリアル書店を、2割はリアル書店・通販・電子書籍を併用!)
何をするにもITやプログラミングの知識は必須です! 空いた時間を利用してパソコンのスキルを身に付けたいという方や、趣味と実益を兼ねた習い事の一つとしてプログラミングに興味のある方は、当スクールの「
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