「翻訳・出版業界の50代中高年がプログラミングスクールに通い出した理由とは?」

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「翻訳・出版業界の50代中高年がプログラミングスクールに通い出した理由とは?」

5行ほどしか見えない画面を覗きながらワープロで大学の論文を書いていた昭和生まれ・アナログ世代の私ですが、昨年50歳になったのを機にプログラミングスクールで学び始めました。その動機について、自身の雑誌編集者としての経験なども交えながら記してみたいと思います。 1)デジタル化で出版編集の仕事は大きく変わった! 私が新卒で出版社に入社した90年代前半頃の雑誌編集者の仕事は、とてもアナログなものでした。ざっくりとした仕事の流れは
  • 写真はカメラマンがフィルムで撮影。ルーペを覗きながら一枚一枚写真を選ぶ。
  • デザイナーが手書きで割付や使用フォントなどを用紙に書き込み、ページをレイアウト。巨大な拡大鏡を使って画像を縮尺調整し、割付用紙に透かしてなぞり写す。
  • パソコンのワープロソフトで原稿を書き、プリントアウトしたものに文字指定などを書き込んで入稿。(ちなみにその頃、自宅でインターネットを利用している日本の世帯は3.3%)*1
  • 文字を印画紙やフィルムに焼き付ける写植という作業を経て、その版を紙に印刷する。
  *1    参照元:  デジタルアーツホームページ 参考文献  総務省『通信利用動向調査』(平成8年度)   といった具合でした。ところが、十数年のブランクを経て2010年に機関誌の編集の仕事に戻ってみると、編集のワークフローそのものがデジタル化によって大きく様変わりしていました。 まず、フィルムのカメラは絶滅し、写真やイラストそして原稿はすべてデジタルデータによる入稿に。その昔バイク便に運んでもらっていたものは、オンライン上のストレージにぽんと入れるだけで簡単にやりとりするようになっていました。デザインや印刷はDTPという名前になって、専用のPCソフトで作業するのが当たり前になっていました。 当時、デジタル化するための初期費用コストは相当なもので、そのために廃業したフリーのカメラマンも多くいたと聞いています。私は、ガラリと変わってしまった編集作業に戸惑いながらも、なんとか新しい仕事のやり方に慣れていきました。 そしてさらに10年が経った今。 コロナ禍がさらにICT化を加速させ、ネット上で情報を共有し、共同作業することが必要不可欠となりました。在宅ワークが普及し、打ち合わせや取材といった人とのコミュニケーションもオンライン。PCやネットワークのトラブルが起こっても、そばにサポートしてくれる人はおらず、自らで解決できるだけの基礎的な知識が求められます。「もはやコンピュータやITについて“なんとなく分かっている”だけでは仕事ができない」というところまできてしまったという気がしています。 また、出版業界においては、雑誌という紙媒体そのものが、デジタルコンテンツやSNSにとって代わられていく現実があります。雑誌はたいていWebコンテンツを同時に運営しており、ネットにおけるリテラシーや、多くの読者に記事を読んでもらうためのSEO対策などについての知識が必要とされるようになりました。今まで培った経験では補えない、新しいスキルが求められているのです。   2)翻訳業界はどう変わった? 翻訳業界においても、この数十年でITの普及が加速しました。辞書を使って翻訳した文章をワープロに打ち込み、プリントアウトしたものを赤字で校正するというアナログなプロセスは、翻訳支援ソフトや翻訳データベースといったIT技術の導入によりデジタル化されていきました。クラウド化により大量のデータの受け渡しや情報共有が可能になり、現在はワークフローのすべてがオンラインで完結します。さらにここ数年で自動翻訳の精度が非常に高くなり、今や語学が堪能なだけでは翻訳者として成立しない現状があります。   3)50歳。これからの自分に投資したい! ここまで書いてきたように、私はこの30年足らずのあいだ、媒体は違えど細々と編集の仕事にたずさわってきました。IT技術の進化にともない、編集という仕事の内容も随分と変わりましたが、働き方そのものも大きく変化しました。私が就職した当初は、同じ会社で正社員として一生働き続けるのが当たり前。転職という言葉には悪いイメージが伴いました。それが今では、ワークライフバランスを実現する多様な働き方が認められつつあります。場所や時間といった制約を超えて、実力さえあれば自分に合った形で働き続けることができる社会に変わってきたのだと思います。 中高年の私でも働くチャンスが増えた一方で、より成果や能力が問われる社会になったといえます。人生折り返し地点の今、これからも現役で長く働いていくために、これまで分からないままおざなりにしていたPCやWebのことをきちんと学びなおしたいと思い始めました。   そんな矢先、中高年向けのプログラミングスクールがあることをニュースで知りました。自分のレベルでも大丈夫なのだろうか。学びたいことが学べるのだろうか。そんな思いを抱きながらホームページを覗いて、ほっとしたのがこの言葉。 “「ウェブサイトとプログラミングの違いもよくわからないんですけど、こんな何もわからない超初心者でも大丈夫ですか?」当スクールの説明会・体験クラスに参加される中高年・シニアの超初心者の方々は、こんな不安を抱えていらっしゃる方々がほとんどです。” 私もまさにそんな一人でした。 今からでも遅くない。パソコンに関わる基本的なことからしっかり学び、できればWebデザインやプログラミングなど新しいことにも挑戦してみたい。このスクールに通おう。未来の自分に投資しようと決心しました。 編集の仕事をする中で感じていた危機感から、ITリテラシーを高めようと興味を持ったスクールでしたが、未知数の潜在的な読者に直接「伝える」ことができるWebで情報を発信していくという前向きな動機も芽生えてきました。 加えて、今後親の介護などが必要になっても、フリーランスとして在宅ワークで仕事ができるよう、スキルを磨いていきたいという野望もあります。 スクールに通い始めてまだ数か月。まだ学びの入り口に立ったばかりですが、恥ずかしいと思うような初歩的なことでも、ひとつひとつ分かっていく楽しさがあります。人生100歳といわれる時代。今までの経験に奢らず新しいスキルを磨き、生涯現役で社会に関わっていければいいなと思います。