ブログユーザーから圧倒的な支持を集め、日本においては個人だけでなく、企業も積極的に取り入れているWordPressですが、単純にブログを書くだけならまだしも、プログラミング言語のPHPがふんだんに使われているWordPressをカスタマイズするのは、初心者だけにとどまらず、プログラミングの知識がない人には大変骨の折れる作業です。

そんなPHPを一からわかりやすく説明してくれるのが、「WordPressユーザーのためのPHP入門」水野史土 (著)です。

WordPress本の中に多いのは、デザイナー向けのテンプレートデザインについての解説の羅列、もしくはWordPressの基本操作ばかりでPHPのことについてはさらっとしか解説していないような、偏ったものが多い中、この本はWordPressの基本、PHPの基本の両者をきちんと解説してくれていますので、知識がない人がしっかりと覚えるには適した本だといえます。

イラスト付きであるのも、分かりやすさを引き立たせています。 ただ、PHPというプログラミング言語を本格的に使いこなす知識を覚える本ではなく、あくまでもWordPress内でカスタマイズによく使うPHPを覚える内容です。

しかし、PHPを深く覚える知識よりも、あくまでもブログの機能として必要な知識を得ることの方が大切ですので、下手にPHPの入門書から入るより、WordPressに特化したこの本を読んだ方が、効率がよいでしょう。

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高橋 与志

1967年生まれ。慶應義塾大学理工学部大学院修士課程卒。英国国立レスター大学MBA取得。2011年「起業家のためのプログラミング教室」Club86 Startup School（現TechGardenSchool）設立  2017年「中高年のためのプログラミング教室」開始 著書「図解 50代からのプログラミング –未開の能力を発掘♪」「教えて♪ プログラミング」など

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