【シニアでも稼げる仕事】ITスキルがあれば定年後も怖くない。生涯活躍できるシニアIT人材になる
更新日:2024.09.05未経験50代中高年でもプログラミングやITスキルがあれば定年後も仕事を続けたり、稼ぎ続けることができるようになりますか?
プログラミングやITスキルがあれば、フリーランスで稼いだりDX人材として在宅複業を行うなどの可能性が広がります。 2021年現在も人手不足であることに変わりはなく、また定年70歳時代という「体が動くうちは働きたい」「働いてほしい」という社会的要請もあり、ITスキルのある人材であれば働き続けられる時代になると考えられます。 しかし、50代中高年であることを弱みにするのではなく強みにするためには、20−30代で未経験エンジニア転職を目指している人たちとは異なる「アマチュアでも稼げる分野で稼ぐ」戦略や「経験xIT」でDX人材を目指す戦略を持つ必要があります。
ITスキルがあれば定年後も怖くない、という話をよく聞くけどほんとうなの? こんな風に疑問に思った人も多いのではないでしょうか。 実際、これまでの経験やスキルとITを組み合わせたり、未経験の中高年でもエンジニアとして働きやすい職種を選んだりすることで、定年後でも十分活躍することができますが、何も考えずにただITスキルを身につけただけでは思わぬ壁にぶつかって挫折してしまうことにもなりかねません。
本記事では、生涯活躍できるシニアIT人材になるための失敗しない4つのポイントについて、解説していきます。なお、ご自身が30代~40代という方は戦略が少し異なってきますので、 ITスキルを身に付けて40代から飛躍する。DX時代に求められる人材になるための準備とは。を合わせてお読みください。
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ITスキル×中高年の転職パターン解説!未経験でも応募できる求人は?
目次
ITスキルを活かして定年後に活躍したい人が知っておきたい失敗しない「4つのポイント」
早速ですが、ITスキルを活かして定年後に活躍したい人が知っておきたい、以下の4つのポイントを解説します。
・「経験×IT」で転職できる!
・中高年駆け出しプログラマーでも稼げる職種とは?
・ゴールから逆算して勉強すればムダがない
・専門家の助けを借りる 1つずつ詳しく解説していきます。
ポイント①:「経験×IT」で転職できる!
あなたの「これまでの経験とスキル」を組み合わせれば、定年後に「中高年DX人材」として中小企業やスタートアップなどに転職するチャンスは十分にあります。 なぜかといいますと、あなたの経験(+管理能力)は中高年の最大の強みで、人手不足の中小企業、スタートアップの20-30代の社員は持っていないのですから。
例えば、経理・財務部門での経験のある人であれば、業務効率化のためのシステム開発や人工知能の導入などを外注する際、たとえアマチュアであってもあなたのプログラミングスキルと経理の実務経験を組み合わせることによって、他の社員と大きく差別化することができるようになります。
もちろん、経理の実務経験がない人でもシステム開発に関わることはできますが、同僚や後輩からの現場の意見を把握し、管理経験豊富なあなたのほうが、経理現場の目線に立って「かゆいところに手が届く」仕組みを「技術を押さえながら」外注先に提案することができるのではないでしょうか。
このように、が外注先のエンジニアと経理現場との間の橋渡しができることに大きな価値があると思います。 「プログラミングの仕組みを理解した上でエンジニアやIT部門の人の言葉がわかるようになり、彼らとコミュニケーションができるようになりたい」というのは、多くの中高年の方々から非常によく聞かれるニーズです。
必ずしもプログラマーでなくても、「あなたの経験」を「IT力」と組み合わせることで、中高年DX人材として転職できるチャンスは大いにあるといえるでしょう。
ポイント②:中高年駆け出しプログラマーでも稼げる職種とは?
中高年駆け出しプログラマーでも職種を選べば、クラウドワークスなどを通じてプログラマーとして稼ぐことが可能です。
<駆け出しプログラマー向けの職種>
・ランディングページなどWebページのコーダー
・自動化エンジニア(エクセルVBA/Python)
・RPAエンジニア(UiPath, マイクロソフトPower Automateなど)
・ノンコード/ローコードエンジニア(Salesforce、Kintone向けなどのアプリ開発)
これらの特長は、 実務経験が必須とは限らない 1万円レベルの仕事からある 小さい仕事から大きい仕事まである 難易度が低いものから高いものまである。 定型の業務もある。 コーディングレベルが低かったり、ノンコードでできる仕事もある。となっていて、駆け出しプログラマーでも手を出せる案件がある職種です。
難易度の幅も広いので、まずは最も簡単な定型業務から始めて、勉強しながら徐々にレベルを上げていくといった「勉強しながら稼ぐ」アプローチを取ることが可能です。
ポイント③:ゴールから逆算して勉強すればムダがない
「身につけたITスキルでどういったことをしたいか」によって勉強内容や準備が変わってきます。 なぜなら、勉強法や実践演習、案件の取り方などは職種によって異なるためです。
もしゴールを設定していないと、スタートした後に間違っていたことに気づき、振り出しにもどってしまいます。 ゼロに戻ってしまうと、やる気もなくなってしまいますよね。 勉強を始める前に「身につけたITスキルでどういったことをしたいか」ということを考える時間を十分に確保しましょう。
ポイント④:専門家の助けを借りる
とはいえ、皆さんの多くは未経験かつ初心者なのですから、 どういったことがしたいのか、分からない 調べてみたけど、仕事のイメージが湧かない 自分のゴール達成のために、何をどんな順番で勉強すればいいかわからない という人もたくさんいるでしょう。そんな方は、闇雲に勉強を始めるよりも、まずは専門家に手伝ってもらうのがよいでしょう。
一言でITスキルと言っても、そこにはプログラミングを始めとしたエンジニア寄りのスキルからITストラテジスト等のマネジメント系のスキルまで様々。それ以前に一定のPCスキルも身につけなくてはいけません。 その中で自分にとって何が必要で何が不要なのかを的確に見極める必要があり、こうしたことを踏まえると、後々独学に移行するとしても、やはり始めのうちはプログラミングスクール等を活用して専門家に相談しながら進むべき方向を確認してもらいつつ、最低限の知識やスキルを身につけるのが目標達成の近道となるでしょう。
ITスキルを活かして定年後に活躍するには戦略が必須
本記事では、ITスキルを活かして定年後に活躍したい人が押さえておきたい「失敗しない」4つのポイントを紹介しました。
「経験×IT」を踏まえた目標設定をし、専門家を利用しつつゴールから逆算して学ぶと、失敗するリスクをグッと減らすことができます。 実際にどんな求人があるのかはITスキル×中高年の転職パターン解説!未経験でも応募できる求人は?をご覧ください。
本記事が、IT人材になるための最初の一歩を踏み出す中高年の参考になれば幸いです。 最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
監修 : 高橋 与志
1967年生まれ。慶應義塾大学理工学部大学院修士課程卒。英国国立レスター大学MBA取得。2011年「起業家のためのプログラミング教室」Club86 Startup School(現TechGardenSchool)設立 2017年「中高年のためのプログラミング教室」開始 著書「図解 50代からのプログラミング –未開の能力を発掘♪」「教えて♪ プログラミング」など
簡単な自己紹介
2017年 3月 国公立大大学院 機械系専攻卒業
2017年 4月 メーカーへ就職 機械設計と新卒採用に携わる
2020年10月 Webライターのフリーランスに転職
2021年 3月 Webライターで月商10万達成
クラウドソーシングや直接契約で100件以上の案件を受注し、多彩なジャンルの記事執筆に携わっている。
またブログも働き方のブログ「じぶんぽっく」を筆頭に5つ運営し、月間1万PVを超える。