50代サラリーマン男性ライフプランシミュレーションをやってみた
更新日:2023.11.13

ライフプランをシミュレーションして作成しようと思いますが、具体的なものが浮かんでこず、手が止まってしまっています。
ライフプランといってもなかなかイメージしにくいものです。一度ウェブサイトなどで簡易的にシミュレーションを行い、コツを掴んでからあなた自身のシミュレーションをしてみましょう。

目次
ライフプランをシミュレーションするまえの準備
ライフプランについては当ブログでは他の記事でも解説しています。まずはそれらの記事をご覧いただき、ライフプランについての基礎知識を学んでください。 記事「50代からのライフプランニング、必要なお金を計算してライフプランニングを立てよう」では50代の方にとってなぜライフプランニングが大切なのかを解説しています。 記事「ライフプラン表の作り方解説!簡単3ステップで始める将来設計」では、実際にご自身でライフプランニングを進める際に必要な知識や考え方について解説しています。 記事「ライフプランを検討する際にカバーしなければならない支出項目は?三大支出から想定外の支出まで。」ではライフプラン検討のベースとなる支出項目について解説しています。
次に読みたい

50代からのライフプランニング、必要なお金を計算してライフプランニングを立てよう
ライフプランニングとはお金の面に注目しながら人生の生活設計をすることです。50代以降はご自身とご家…
次に読みたい
次に読みたい

【50代サラリーマン必見!】ライフプランを検討する際にカバーしなければならない支出項目は?三大支出から想定外の支出まで。
ライフプランを検討する際にはまず支出項目をしっかりと算定することが重要です。算定した支出をベースに…
ライフプランのシミュレーションを実際にやってみよう
ライフプランについて基礎的な知識を学んでもらったら、ご自身のライフプランを立てる準備は整いました。しかし、まだライフプランがどのようなものなのか、具体的なイメージを持てていない方も多いと思います。そこで、本記事では当ブログのメイン読者の方と同じ、50代男性サラリーマンをモデルとして、ライフプランのシミュレーションをしていきます。その過程を皆さんにお見せします。全国銀行協会のライフプランシミュレーションを体験!
全国銀行協会が公開している「自分で描く未来予想図 ライフプランシミュレーション」を体験していきます。いろいろなシミュレーションサイトがありますが、全国銀行協会というしっかりとした団体が公開しているサイトである点と、「基本シミュレーション」「くわしくシミュレーション」の2タイプから選べるのでおすすめです。まずは世帯構成や収入などライフプランのシミュレーションに必要な基本情報を入力
今回は「基本シミュレーション」を選択。モデルケースとして、最初に年齢50歳、年収950万、貯蓄1,500万と情報を入力します。次に妻の情報を年齢47歳、年収500万と入力。子どもについても入力を進めます。ちょうど20歳の子どもは高校まで公立、大学は私立に通っています。これら家族についての基本情報がシミュレーションをする上でのベースとなりますのでしっかりと記載しましょう。人生の三大支出でもあるマイホームについての質問項目が!
続いては記事「ライフプランを検討する際にカバーしなければならない支出項目は?三大支出から想定外の支出まで。」でも取り上げた三大支出の一つ、マイホームについて。「すでに保有している」・「これから購入する」・「賃貸住宅のままで、マイホームは購入しない」から択していきます。神奈川県の郊外にマイホーム購入済みとして「すでに保有している」をチェックします。最後に「あなたの性格は?」という質問があり、どきっとします。やはりライフプランもその人の性格によって左右されるのでしょうか。いろいろなことに興味があるチャレンジ派として「新しいことに挑戦するのが好きで、出費がかさむことも多い」を選択。他には「休日は出かけるよりも家で過ごすことが多く、それほど出費は多くない」と「趣味などにお金をかけることもあるが、普段は節約するメリハリ型」がありました。みなさんはどのタイプに当てはまりますか?いよいよライフプランのシミュレーション、その結果は?
いよいよシミュレーションスタートです。画面が切り替わると、グラフが表示され、「貯蓄」「収入」「支出」のグラフが徐々に描画されていきます。今回のモデルケースの場合、60歳に向けて収入は横ばいですが、子どもがまもなく社会人になり教育費がかからなくなることから支出が下回る状況が続きます。そのため貯蓄は徐々に増えていき、退職金受給などもあり60歳を超えて貯蓄が最も多く8,000万円になります。その後65歳から年金受給がスタートすると貯蓄額は下降の一途を辿ります。幸い支出がわずかに年金収入を上回る程度の試算のため、貯蓄が不足するということはないようです。ただ、シミュレーションが90歳で終わっていることと、大きな支出が3回の自動車購入しか計算されていないところに不安要素を感じさせました。人生100年時代と言われる時代ですので、夫婦共に90歳以上まで行きたり、自動車購入以外にもマイホームのリフォームや子どもの結婚や出産などライフイベントで大きなお金がかかることも考えられます。必ずしもシミュレーション通りには行かないのが人生ではないでしょうか。シミュレーション結果に対して現役時代・退職後それぞれにプロからのアドバイスが
今回のシミュレーションについては、現役時代も退職後も順調で不安がないとのアドバイスが記載してありました。ただしいずれの場合も無駄遣いしないように家計の点検をすることが注記されています。性格の選択欄で「新しいことに挑戦するのが好きで、出費がかさむことも多い」を選択しましたが、新しい趣味を始めて出費がかさむということもありそうです。くれぐれもこまめなチェックが必要。これを怠ると一気に家計が大赤字に転じる可能性があります。また、銀行の協会らしく、資産運用のおすすめも書かれていました。ライフプランのシミュレーションを作成し、達成に向けて動き出そう
ライフプランシミュレーションについて、具体的にどのようなことがわかるのかイメージいただけたでしょうか。こういったことを同協会のWebサイトを使ったり、もっと細かなシミュレーションを行いたい場合、今後の修正も含めて管理したい場合は手元でエクセルやスプレッドシートなどの表計算ソフトで行いましょう。そしてシミュレーションがゴールではありません。自分が作ったシミュレーション通りに進むよう動くことが最も大切です。そして必ずしも思った通りに進まないのが人生。ズレが生じてきたら焦らず、改めてライフプランを再設計しながら運用していってください。 ライフプランのシミュレーションをする際は、公開されているサイトを活用して一度イメージを掴むことも有効です、その結果をヒントに、より詳細なライフプランをご自身で作成しましょう次に読みたい記事
次に読みたい

50代からのライフプランニング、必要なお金を計算してライフプランニングを立てよう
ライフプランニングとはお金の面に注目しながら人生の生活設計をすることです。50代以降はご自身とご家…
次に読みたい
次に読みたい

【50代サラリーマン必見!】ライフプランを検討する際にカバーしなければならない支出項目は?三大支出から想定外の支出まで。
ライフプランを検討する際にはまず支出項目をしっかりと算定することが重要です。算定した支出をベースに…
1967年生まれ。慶應義塾大学理工学部大学院修士課程卒。英国国立レスター大学MBA取得。2011年「起業家のためのプログラミング教室」Club86 Startup School(現TechGardenSchool)設立 2017年「中高年のためのプログラミング教室」開始 著書「図解 50代からのプログラミング –未開の能力を発掘♪」「教えて♪ プログラミング」など