【VBAスクール】エクセルの自動化で仕事に直結するスキルを学んで副業で稼ぐ
更新日:2024.11.12普段のルーチンワークを自動処理する事で、業務効率化が実現できるVBAの人気が高まっています。それに伴い、VBAを教えてくれるスクールは東京都内だけでなく地方にも多くあります。
最近はオンラインスクールも多くなりました。スクールでVBAを学ぶ事を考えた場合、ご自身の目的や現在のITレベルに応じたスクールの選び方をお教えします。
VBAで何ができるのか、VBAを学べるスクールを知りたい
VBAではExcel(エクセル)をはじめ、Word(ワード)・PowerPoint(パワーポイント)・メール・ウェブなどを制御することができ、気軽に導入する事が可能です。現在VBA人気の上昇に伴って多くのスクールでVBAを学べるクラスが開講されています。初心者でこれからVBAのスキルを身につけたい方は、基礎から学習カリキュラムがスタートするコースがおすすめです。習得したVBAのスキルを使って在宅で稼ぐことも可能です。
目次
結論:VBAは業務効率化・自動化ができ、需要も高く身につけたいスキル
VBAは、Excel(エクセル)やWord(ワード)などOfficeソフトを扱う業務を効率化・自動化できるプログラミング言語です。
社会全体的に働く人口が減少していること、多くの企業がOfficeソフトを使っていることなどから、VBAへの需要は高くなっています。そのためVBAは50代にとってもおすすめのスキルであり、これからVBAスキルを身につけたい50代の方は、基礎からゆっくりと学べる初心者向けのスクールがおすすめです。
スクールでVBAスキルを習得すれば、自身の業務を効率化できることはもちろんのこと、在宅で副業案件を獲得して稼ぐことも可能です。50代はこれまで培ってきた業界や業務の経験が武器になるため、VBAスキルだけで戦う必要はありません。経験×ITの組み合わせで業務課題の解決を図っていくことで、50代の初心者でも十分に稼ぐチャンスがあります。
スクールで学ぶ人も増えているVBAとは?
エクセルで行っている定型処理を自動で動かしてくれるのがVBAです。より正確に言うと、自動で行ってくれる機能のことをマクロと言い、マクロを動かすための指示をVBAというプログラミング言語で記述します。
長時間労働が問題になり業務効率化が求められていたり、デジタル化によって多くのデータ処理が発生したりという時代背景もあり、VBAを学びたいと言う人が増えています。プログラミングスクールというとアプリやウェブサイトを作るための言語を教えてくれるイメージがありますが、VBA人気の高まりを受け、VBAのコースがあるプログラミングスクールもあります。
Excel(エクセル)業務をVBAで効率化ができる
具体的にどのような処理ができるかというと、例えば特定のデータをコピーして別のシートに転記したり、複数のシートのデータをまとめたりといった作業です。定型的な処理であれば、Excel(エクセル)で行っているほぼ全ての作業がVBAで実行できると考えていただいて構いません。そのため、ルーティン業務をVBAによって自動化できると言えます。
Word(ワード)やウェブなどもVBAで操作ができる
VBAで実行できることは、実はExcel(エクセル)だけにとどまりません。例えば、Excel(エクセル)のデータをWord(ワード)に転記したり、メールを作成し送信することも可能です。ウェブサイトを自動で開いてデータを取得することなどもできるため、デスクワークの多くの業務に適用ができます。
VBAを学ぶのがおすすめの人
業務でOfficeソフトを使う機会の多い人や、毎週や毎月のように定型業務が発生する人などには、VBAの学習をおすすめします。VBAを習得することで、これまで手作業で多くの時間を要していた業務の効率化を高める事ができるでしょう。
また、業務で他の人が作ったマクロを使っていて、もっと使い勝手を良くしたいと思っている人にもおすすめできます。使い勝手をより良くするイメージができているものの、自分でカスタマイズできず口惜しく思っている人は、この機会にVBAを学んでみましょう。
VBAスキルの習得ができれば副業での需要も高い
VBAスキルの習得ができれば、仕事での業務効率化はもちろんのこと、副業での活躍も期待できます。ここでは、VBAが求められている背景やVBAの副業案件の例を紹介します。
VBAはなぜ企業で求められているか
VBAが企業で求められている大きな背景として、国内の人口減少・少子高齢化に伴う生産人口の減少が挙げられます。社会で働く人の総数が減ってきているため、1人ひとりが業務効率化を図っていくことが求められているのです。
また、非常に多くの企業が業務にExcel(エクセル)を使っているため、VBAのスキルはほとんどの企業で重宝されているといえます。他にも、多くの企業で定型的な事務作業は少なからず存在しており、VBAであればそのような事務作業の効率化に手をつけやすいことも需要がある理由です。
VBAの副業の案件とは
VBAの副業案件の例として、実際にクラウドワークスに掲載されている案件をいくつか紹介します。
案件例①:発注数自動算出のエクセルマクロ作成
ネットショップの売上データを集計し、商品の発注数を自動で算出するマクロの作成案件です。新規マクロの作成や不具合発生時の改修作業などを行う仕事であり、継続的に取引を行える可能性もあります。
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案件例②:在庫管理ツールの開発
通販会社の在庫管理状況や利益計算を見える化するために、Excelまたはスプレッドシートで在庫管理用のツールを作成する案件です。在庫数や利益などのデータを発注者からCSVで受け取り、それをツールに取り込んでデータを可視化する仕事となります。説明動画や参考資料などもあるため、初心者でも挑戦しやすい案件であるといえます。
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案件例③:Webスクレイピング
発注者が指定するサイトから、必要な情報を採取するVBAを作成するWebスクレイピングの案件です。検索キーワードや日付の条件、フォーマットなどが具体的に指定されており、サンプルファイルも共有されているため、Webスクレイピングの経験を積みたい初心者に適した仕事であるといえます。
クラウドワークス:指定のサイトから必要情報の採取のVBA作成
初心者が学びやすいVBAのスクールを探す方法
これからVBAを学びたいと言う方に、VBAのスクールをどうやって探し、選べば良いかお教えします。
VBAスクールのゴールが自分と合っているか
まずはそのスクールで開講されているコースのゴールはどこにあるかを確認してください。VBAを使って専門職として稼ぐことが目的なのか、現在の業務を自分自身で効率化できるようになることが目的なのか、ここが一つ大きな分かれ道です。
VBAは先ほど述べた通りデスクワークの多くの範囲に適用することができるため、社内のツールなどをVBAで作成している企業も多いです。こういったツール類の制作を請け負うプロフェッショナルになるためには、実際のVBAの副業案件などを獲得できるようになるために、スクールで実践的な演習まで含まれたコースを選ぶと良いです。
一方、まずは自分の業務でVBAを使い、徐々に業務効率化していきたいと言う場合には、基礎をしっかりと教えてくれ、基本的な構文を自分で書けるようにする演習が含まれたコースが良いです。
ITリテラシーの基礎から教えてくれるか
もう一つ大切な観点が、ITリテラシーの基礎、Excel(エクセル)をはじめとするOfficeの基礎から教えてくれるかどうかです。この記事を読んでいる中高年・シニアの皆さんにはパソコンに対して苦手意識のある人も多いと思います。
VBAはプログラミング言語ですが、いきなりプログラミング言語の学習を始めても、いろいろとわからないことが多く挫折してしまいがちです。当スクールでも新規に入会する生徒の方にはカウンセリングを行い、必要であればITの基礎を学ぶところから始めています。ITの基礎が疎かになっていると、途中で必ず躓いてしまいますので、焦らず自分に合ったスタート位置から始めると良いでしょう。
初心者の気持ちをわかってくれるか
初心者がVBAのスクールを探すうえでは、初心者の気持ちに寄り添ったスクールであるかどうかも大事なポイントです。たとえば、専門用語が多すぎると初心者にとっては理解の妨げになってしまいます。せっかく新しいことを学ぼうと思っていても、専門用語で説明されると学ぶ気が失せてしまうという人も多いでしょう。
そのため、専門用語などを極力使わず、初心者の立場になってゆっくりと教えてくれるかどうかが大事なポイントです。プロを養成するようなハイレベルなスクールではなく、50代の初心者のレベルやペースに合わせて教えてくれるスクールを見つけることが大切です。
スクールで習得したVBAで案件獲得も可能
VBAは日々の業務に直結したプログラミング言語であり、特に物流やEC、マーケティングのデータ分析などで活用されていることも多いです。こうしたツールや簡単なシステムの構築や改修を外注に出している企業も多く、VBAのフリーランスや在宅ワーカーとして活躍している人も多いです。
自身のスキルアップと副業目的で月5万稼ぐ
VBAをスクールで学んだ後には、自身のスキルアップと実績作りを兼ね、副業として小さな仕事をこなしてみることをお勧めします。クラウドワークスに代表されるようなクラウドシーソングやスキルシェアサービスには1万円〜数万円程度の案件が多く出されています。
当スクールでは、一人で無理なくこなせるレベルの仕事から入り、およそ1年後には副業で5万円稼ぐことを目指すような計画を立てています。もちろんもっと早いペースでレベルアップしたいと言う方は意欲に応じてどんどん先に進んでください。
自身の業務からVBAを使って改善してみる
スクールで学んだVBAの知識やスキルは、職場の業務に活用することもできます。自身の業務において、非効率なプロセスとなっているものや手作業が多く時間がかかっているものがないか振り返ってみましょう。改善余地のある業務を見つけたら、実際にVBAを使って業務の効率化・自動化にチャレンジしてみることが有効です。
いきなり副業案件を獲得する自信がない方は、まずは現在の業務に少しずつVBAを組み込んでいく練習をしてみましょう。
自身の経験が武器になる
50代の初心者にとっては、VBAで本当に案件を獲得できるのか心配になる方もいるかもしれません。しかし、50代は自分自身の業界や業務の経験が武器となり、経験を武器にすることで案件を獲得できる可能性が上がります。
つまり、IT×経験の組み合わせで市場価値が高まるということです。発注者は、VBAのスキルだけでなく業界や業務に対する理解がある人を求めています。なぜなら、同じ業界・職種なら同じような課題を抱えているため、どのように業務を改善すればよいのかを深く理解できるからです。
スクールで学んだVBAスキルとこれまで培ってきた業界や業務の経験を掛け合わせて、高い付加価値を提供していきましょう。
まとめ
VBAは、Excel(エクセル)をはじめ、Word(ワード)やPowerPoint(パワーポイント)、メール、ウェブなどに関する業務を効率化・自動化できるプログラミング言語です。生産人口の減少などを背景に業務効率化が重要な課題となり、多くの企業がVBAスキルを持つ人材を求めています。
これからVBAのスキルを身につけたい50代の方は、基礎から学習カリキュラムをスタートできる初心者向けのスクールがおすすめです。スクールでVBAスキルを習得することで、自身の業務の効率化や自動化を実現でき、仕事をよりスムーズにこなせるようになるでしょう。また、習得したVBAのスキルを使って、在宅で副業案件を獲得して稼ぐことも可能です。
これまで培ってきた業界や業務の経験とVBAスキルを組み合わせることで、50代の初心者でも副業で稼げるようになるでしょう。
大手SIerおよび大手メーカーの情報システム部門で実務経験を積み、現在はITライターとして独立。DX・IT・Webマーケティング分野を中心に多数の記事やコラムを執筆。保有資格:ITストラテジスト、プロジェクトマネージャー、応用情報技術者など。