70歳定年時代を生き抜く③ 中高年・シニアのための在宅ワーク探し方

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70歳定年時代を生き抜く③ 中高年・シニアのための在宅ワーク探し方

近年、自宅で働ける在宅ワークの働き方が浸透してきたことから、外出頻度が落ちるシニア・70代の方でも自分のペースで仕事を継続できる時代となりました。

今回は、シニア・70代が在宅ワークをするメリットをはじめ、おすすめの仕事や探し方などを解説します。シニア・70代を見据えてセカンドキャリアを模索している中高年の方もぜひ参考にしてみてください。

結論:シニア・70代が在宅ワークをするには仕事の探し方を学ぶことと、在宅に適したスキルが必要

パソコンとインターネット環境があれば、シニア・70代の方でも在宅ワークをすることは可能です。

シニア・70代の方が在宅ワークを探すには、以下の3つの方向性があります。

1)フリーランスとしてクラウドソーシングサービスを利用する

2)パート・派遣・業務委託としての在宅ワークを探す

3)正社員として在宅勤務を目指す

上記それぞれの方向性についての仕事の探し方を知らないとスムーズに在宅ワークを始められません。 

また仕事が見つかっても在宅に適したスキルがないと、競争相手に仕事を取られてしまいます。在宅ワークをするにあたって、最低限必要なPCスキルを習得しておかなければなりません。


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仕事に集中しやすい

会社員として副業に挑戦する場合、本業がおろそかにならないよう、在宅ワークをセーブしてしまいがちです。その一方でシニア・70代の方は、若い人と違って会社のしがらみから開放されます。副業禁止というルールもありません。本業への影響を気にせず在宅ワークに集中できます。

目の前の仕事に集中して取り組むことで、スキルと実績が素早く積み重なっていきます。スキルと実績が評価されると、高単価の案件を獲得できるチャンスも増えていきます。

シニア・70代の在宅ワークといえども、想定していた以上の収入を得られることもあるでしょう。

体力が衰えても自分のペースで働ける

在宅ワークであれば、業務委託の形式で仕事を発注してもらう働き方が可能です。業務委託の仕事は、指定された期日までに業務を完了すれば、そのほかの時間を自由に過ごせます。会社員と違って通勤する必要もありません。自宅で毎日短時間だけ仕事をすることも可能なので、体力が衰えてきているシニア・70代の方でも、コツコツ働いて収入を得られます。

無理なく働きながら趣味に時間を費やしたり、孫の世話に協力したりすることも可能です。

まだ一般的にはなっていませんが、老人ホームに入居しながら在宅ワークを続けるという未来もそう遠くはないはずです。シニア・70代の方が理想のライフスタイルを築くために、在宅ワークを検討しない手はないでしょう。

元手があまりかからない

在宅ワークが初めてのシニア・70代の方だと、起業というイメージが思い浮かんでしまい、お金がたくさんかかってしまうように感じるかもしれません。


在宅ワークでは、パソコンやインターネットを使って業務を行います。パソコン代や通信費、水道光熱費はかかりますが、そのほかに特別な費用は発生しない場合がほとんどです。このように元手があまりかからないにもかかわらず、慣れてくるといつの間にか月5万円程度稼げるようになることもあります。


老後の貯蓄が減ってしまうのが怖いという方でも安心して始められる働き方です。これまでのスキルや経験を活かして挑戦してみる価値は高いでしょう。

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シニア・70代におすすめの在宅ワークの例と必要なスキル、求められる人材

シニア・70代におすすめの在宅ワークと必要なスキル、求められる人材などについて解説します。

在宅ワークの例

まずは、在宅ワークの例からご紹介します。

【アンケート回答】

シニア・70代でも気軽に挑戦しやすい在宅ワークとして、アンケート回答のお仕事が挙げられます。たとえば、花束をプレゼントされたときのアンケートについて回答するお仕事がありました。

「花束をプレゼントされてうれしいか」という問いに対して、「嬉しい」「嬉しくない」を選択します。また、嬉しいと思う方は嬉しいと感じる理由、嬉しくないと思う方は嬉しくないと感じる理由を記載します。

特別なスキルがなくても、自分の感想や意見を入力するだけで報酬が発生するので、気軽に挑戦しやすいです。在宅ワークのハードルが高いと感じる方は、ひとまずアンケート回答の仕事から取り組んでみてはいかがでしょうか。

【パソコン業務】

パソコン業務もシニア・70代の方が自宅で気軽に取り組める在宅ワークです。具体的な仕事としては、データ入力が挙げられます。たとえば、指定の方法で企業情報を取得して、企業名や会社HPのURL、メールアドレスなどの情報を入力シートにまとめる仕事です。


また、パソコンを用いてデータ分析をする在宅ワークもあります。たとえば、データベースからメーカーが売りたい製品にマッチする企業を抽出するお仕事です。そのほか、Excelに広告データを入力して、インターネット広告のレポート集計・作成をする業務もあります。


パソコン業務はスキルを習得すればするほど、対応できる在宅ワークの幅が広がっていきます。対応できる在宅ワークを増やしたい方は、ぜひパソコンスキルの習得にチャレンジしてみてください。

【Webライティング】

年齢不問で挑戦できる在宅ワークとして、Webライティングのお仕事も挙げられます。

Webライティングは、企業のオウンドメディアに集客向けのお役立ち記事を執筆する在宅ワークです。たとえば、釣りに興味がある方を釣具店のホームページに集客するために、「釣り 持ち物」というテーマの記事を執筆します。釣りが趣味である方であれば、楽しみながら自分の知識をアウトプットできるでしょう。

趣味だけでなく、仕事で培った知識を役立てることも可能です。シニア・70代の方は、若い方よりも人生経験に基づく知識が豊富なので、書けるテーマも多いに違いありません。自分が書けそうなテーマを探して、積極的に応募してみるとよいでしょう。

最低限必要なITスキル

シニア・70代の方が在宅ワークをするうえで最低限必要となるITスキルについてまとめてみます。

【PCスキル】

ここまでご紹介した在宅ワークを実施する基礎となるのがPCスキルです。パソコンを起動してインターネットを利用できるのは最低条件になります。そのうえで、お仕事のマッチングサイトにアクセスしたり、Excelを起動してセルにデータを入力したりするスキルなどが必要になります。アンケートの在宅ワークについても、紙媒体ではなくシステムで回答するのが主流となっているため、PCスキルがマストです。

これまでパソコンをあまり使っていなかった方であれば、独学で学習するのが難しいと感じるかもしれません。必要に応じてパソコン教室などで教えてもらうことも検討しましょう。


なお、少しハードルは高まりますが、PCスキルに含まれるプログラミングスキルまで学ぶと、ホームページ制作や業務効率化などが可能になり、さらに仕事の幅が広がります。シニア・70代の方でも、すでにパソコンの扱いに慣れている方もいるかもしれません。その場合は、プログラミングスキルの習得も検討してみてください。

【コミュニケーションツールの操作スキル】

PCスキルに含まれるスキルとして、特にコミュニケーションツールの操作スキルも重要です。在宅ワークをするときには直接対面してやり取りをせず、コミュニケーションツールを利用してチャットや通話をします。

在宅ワークを進めるうえでわからないところを聞いたり、納品報告をしたりするのに不可欠です。もちろん、ツールを利用するうえで、クライアントと齟齬が発生しないよう、コミュニケーションする能力も求められます。

在宅ワークで使用するコミュニケーションツールとして代表的なのがZoomやTeams、Slack、Chatwork、LINEWorksなどです。基本的にはクライアントに仕事を発注されるときにコミュニケーションツールを指定されるので、必要に応じて利用する流れになります。


始めは利用に戸惑うかもしれませんが、クライアントに質問をすれば使い方を教えてくれる場合がほとんどです。案件に取り組みながら操作スキルを磨いていきましょう。

求められる人材

在宅ワークで求められる人材の条件として挙げられるのが、納期を守ることです。在宅ワークでは、離れた場所に住んでいる方でも企業から仕事を発注してもらえます。


クライアントの立場からすれば、ワーカーの働きぶりを視認できません。納期を守って仕事をしてもらえるか、不安を感じてしまいがちです。

実際に納期直前になって仕事を放棄されるケースも珍しくありません。そのため、納期を守って仕事をこなせる人材であるというだけでも、継続的に在宅ワークを任せてもらいやすくなります。シニア・70代であれば、時間にも余裕があり、納期を守って仕事をしやすいです。その点からすると、シニア・70代の方は在宅ワークに適しているともいえるでしょう。

シニア・70代で在宅ワークを探すための事前知識

在宅ワークを探すための事前知識として、社会背景、案件応募までの準備と手順や注意点をご紹介します。

社会背景:70歳定年法とシニア活用

2021年4月に、70歳まで就業機会の確保が努力義務となる、改正高齢者雇用安定法、いわゆる「70歳定年法」が施行されました。 70歳まで会社にいられるのはありがたい、と思う方もいるでしょう。 しかし、実は70歳定年法が施行されたからといって、一律に「定年」自体が70歳に引き上げられるわけではなく、「就業機会の確保」が強制力のない「努力義務」として定められるだけですから、実態としてどうなるかを見定める必要があります。

「65歳になったら引退して年金暮らし」というパターンが崩れることはほぼ確実ですし、今までの勤務先に5年程度再雇用される「腰掛け雇用」や、引退後の仕事がマンションの管理人、といったステレオタイプも通用しなくなります。 


この背景については、前記事 70歳定年時代を生き抜く① 70歳定年法の制度内容やメリット、デメリットは? 70歳定年時代を生き抜く② 死ぬまでの収入を確保する方法 をお読みいただきたいのですが、これにともない新しい働き方のための50-70歳向けの転職市場が確実に立ち上がる、というのが私どもTech Garden Schoolの考えです。   賢明な皆さんには、この転職市場の登場に「今から」備えておいていただくことをオススメいたします。 

中高年・シニアの採用は、中小企業・ベンチャーのほうが意欲的である、というデータもあります。 

以下引用
「50代の方で新たな活躍の場を求めて、弊社を訪れる方は多数います。多くの方が口にする言葉が“まだ働いていたい”というもの。また、次世代の育成や自身の力を社会のために活かしたいという社会貢献意欲から登録される方もいます。いずれにしろ、体力も気力もあり若々しく、引退はまだ先と考えている方々です。企業側も50代の人材を採用する例は増えています。 もちろん、誰にでも門戸が開かれているわけではありません。そうした企業が求めるのは即戦力と一つの部門をマネジメントした経験、もしくは卓越した専門性です。社内で育てることは難しいからこそ社外からの採用を選択し、見合った年収を提示するのです」

出典: diamond.jp

引用終 

引用元:「50代の転職、狙いは「急成長企業の管理職」だ」 ダイヤモンド・オンライン 2018.3.16   

一方、現在の20−40代向けの大手求人サイトや転職エージェントは大企業案件が中心のことが多く、中小企業やベンチャー案件は少ない傾向にあります。 50代以降の中高年向きで在宅や週3日勤務などの新しい働き方に対応して案件となるとなおさらです。   

東洋経済 2020年12/5号 特集「在宅仕事図鑑」では、地方の中小企業で東京からテレワークで副業をしている事例が紹介されています(経理業務IT化、ウェブマーケティングなど)。 このような魅力的な案件をどのように見つければ良いのでしょうか?  

次章以降で

 ー 50代以降の求人 

ー 中小企業やベンチャー 

ー 在宅や週3日勤務などの新しい働き方 

ー 東京からテレワークできる地方案件 

などが比較的見つけやすいと思われる方法をご紹介いたします。  

案件応募までの準備と手順

若い世代であれば、自らたくさんの場所に足を運んで仕事を探せます。しかし、シニア・70代の方だと体力が落ちるため、移動を伴う仕事探しは負担が生じやすいです。しかし、最近ではインターネットで気軽に在宅ワークを探せる時代となっています。履歴書や職務経歴書の内容をオンラインでアップロードしておけば、何件でも大量に応募が可能ですので、シニア・70代の方が在宅ワークを探す際に利用しない手はありません。

準備の手順としては以下の様になります。

1)まずは履歴書と職務経歴書をワードで作成する。
2)顔写真もちゃんとした写真屋さんで撮影し、電子ファイル化する。

3)各求人サービスサイト・クラウドソーシングサイトにそれらの情報を登録する。

次に以下の手順で週に5件以上の応募を継続します。

4)求人や案件情報を常にチェックしてお気に入りに登録し、検討する

5)気に入った案件を応募ボタンを押して応募する

クラウドソーシングサイトを利用するときの注意点

シニア・70代70代で在宅ワークを始めるときには注意点があります。たとえば、クラウドワークスなどのクラウドソーシングサービスを利用するとき、それが信頼できるサイトであっても、悪質なクライアントが登録している場合があります。


インターネットサービスの利用に不慣れな方に対して、サイト外での直接契約に誘導したりリスクのある案件を任されてしまう恐れがあります。

クラウドソーシングサービスは、クライアントとの直接契約を禁止するのが一般的です。クライアントから直接契約を持ちかけられたときは、サイトのルールを確認したうえで断るようにしましょう。


また、ルールに違反していないクライアントでも、初心者に相場よりも安い金額で仕事を発注するケースも少なくありません。クライアントの評価はサイト内で確認できます。ほかのワーカーからの評判が悪くないかどうか、見落としなくチェックしてみてください。

在宅ワークにおすすめの求人サービス

以下 分野別に在宅ワークにおすすめの求人サービスを紹介していきます。

1)フリーランスとしてクラウドソーシングサービスを利用する

クラウドワークス

クラウドソーシングサービスとして代表的なのがクラウドワークスです。クラウドワークスは、国内No.1のクラウドソーシングサービスとして知られており、470万人のフリーランスと76万社の企業が利用しています。

2)パート・派遣・業務委託としての在宅ワークを探す

1.公的機関の利用

1つ目が穴場ともいえる、「公的機関の利用」です。 ハローワークやシルバー人材センターなどが該当します。 ハローワーク シルバー人材センター   無料で求人が掲載できることから、他の求人サイトには載っていない中小企業などの案件も多く掲載されているのでオススメです。   ハローワークは検索システムやメールアラートシステムも充実していますので、是非登録してみましょう。

以下引用  中高年 シニア 仕事 探し方 在宅勤務 
引用終わり

引用元:ハローワークインターネットサービス  

2.民間の無料求人サイトを利用

2つ目が、「民間の無料求人サイトの利用」です。 中小企業・ベンチャーを狙うので、ここでは有料の求人サイトの優先順位は下げています。

① Indeed

以下引用

   中高年 シニア 仕事 探し方 在宅勤務 

引用終

引用元:Indeed    

1つ目は、CMでおなじみの「Indeed」です。   Indeedは「正社員」「ミドル歓迎」といったキーワードと、「週3日勤務」「在宅勤務」などの勤務スタイルから仕事を検索できます。 機能がシンプルで簡単に仕事探しができるのが強みです。   またIndeedでは、検索条件に新しい求人が入った時にメールが届く「メールアラート機能」がありますので、ぜひ活用しましょう。  

② Wantedly

以下引用
  中高年 シニア 仕事 探し方 在宅勤務 
引用終

引用元:Wantedly  

2つ目が「Wantedly」です。 Wantedlyは「仕事のSNS」というモットーで
・仕事に関するプロフィール

・仕事に対する考え方を書くブログ

といった機能が充実しています。  

Wantedlyの特徴は「共感採用」で、社風や方針、共に働く社員を知り、その活動に興味を持った求職者に応募してもらう仕組みをとっています。 仕事観や、成し遂げたいことを投稿することで、企業にアピールすることができます。  

そして、Wantedlyは企業側から「話が聞きたい!」とオファーが来ることもあり、今まで知らなかった求人と出会うことになるかもしれません。   Wantedlyは創業当初から若いスタートアップ企業の特にエンジニア採用に強みを発揮してきましたので、「若い人用のサービス」というイメージがありますが、 スタートアップやベンチャー企業では、専門知識と実務経験を持つ中高年管理職のニーズもありますので、 そのような案件が出ていないか、自分の価値観に合う企業がないかどうかを日頃からチェックしておきましょう。  

フレッシュな環境で新しい挑戦をしたい中高年の方にオススメの求人サイトです。 Wantedlyは数年前に上場を果たし、スタートアップ以外の大企業、中小企業も多く登録するようになってきました。   地方の中小企業も登録するようになってきていますので、中小企業の求人も見つかる可能性があります。 
 

③ 求人ボックス

以下引用 
中高年 シニア 仕事 探し方 在宅勤務 
引用終

引用元:求人ボックス    

3つ目が「求人ボックス」です。   求人ボックスはの特徴は、大企業から、派遣、アルバイトまで幅広い求人案件を扱っていることです。   働き方での探し方は、正社員やアルバイトはもちろんのこと

・契約社員
・派遣
・業務委託
・在宅ワーク
・フリーランス

も検索できますので、自分の働き方に合わせて求人を調べることができます。   また、キーワードは年齢や性別、業務内容などを入力すると求人が出てきます。 人気のキーワードの中で、中高年・シニア世代が使えそうなものを抜粋して紹介しますので、ぜひ検索してみてくださいね。  

・60歳以上
・50代
・50代女性
・50代正社員
・50代未経験
・70歳以上

④ Googleしごと検索

以下引用 
中高年 シニア 仕事 探し方 在宅勤務 

引用終

引用元:Googleしごと検索  

4つ目がYoutubeの広告で見かける方も多いであろう「Googleしごと検索」です。   「Googleしごと検索」と検索しても、実は出てきません。 Googleしごと検索は、普段検索している画面に、求人のキーワードを検索するだけで探せます。   例として「東京駅 バイト」で検索してみました。 


中高年 シニア 仕事 探し方 在宅勤務

上の画像のように、求人を取り扱っている紹介会社や仕事内容、時給といった情報が検索されます。 複数の求人サイトを同時に検索できますので、便利ですよね。  

他にも、以下のような検索もできます「近く バイト」  中高年 シニア 仕事 探し方 在宅勤務 
「本屋 バイト」  中高年 シニア 仕事 探し方 在宅勤務 
ぜひ、いろいろなキーワードで検索してみてください。  

⑤ ググる 「中高年+シニア+活用事例+企業+〇〇県」で検索

シンプルな方法ですが「ググる」ことで求人が見つかることもあります。  
例えば、東京都の求人を検索してみました。  中高年 シニア 仕事 探し方 在宅勤務 
中高年やシニアが活躍している企業の事例が多く紹介されており、もしかすると気になる企業が現在募集しているかもしれません。 住んでいる都道府県で、1度調べてみてください。  

ここまで紹介した民間の求人サイトでは、就職活動や転職活動をするときのように

・企業に応募、書類選考
・面接、条件交渉
・内定、入社

という一連の流れをひとりで行います。  

求人サイトのメリットは、企業選びや職種の幅が広いことで、自分のやりたい仕事にチャレンジしたり、経験やスキルを活かして活躍したりすることができることです。 自分のペースで転職活動を進められるのは求人サイトならではですし、昨今ではシニア向けの求人サイトも誕生しました。  

一方でデメリットもあり、書類作成や条件交渉を1人で行わなければなりません。 特にこれまで転職活動の経験がない人は、職務経歴書で自分を最大限にアピールする方法や、企業が出す条件に不満があるときの交渉の仕方がわかりませんよね。   また、定年後の人材を積極採用している企業は人気が高いので、必然的に倍率が高くなってしまいます。 希望の企業や働き方をするためには、次の方法もおすすめです。 

3. 注目! 中高年・シニアOKの新しい働き方サービス

「働き方サービス」という言葉を、あなたは知っていますか?   働き方サービスはプロボノ(スキルを活かした事業参画)や副業・兼業、転職先を同時に探すことができるサービスです。   通常の求人検索では、企業が仕事内容を事前に掲示し「この仕事をやってみたい人」として社員やアルバイトの募集をかけています。

しかし、働き方サービスではあなたのスキルや経験を活かしながら、転職だけでなく業務委託や事業参画といった、これからの時代における働き方を見つけることができます。   若者向けのサービスでは?と思われる方もいるかもしれません。   しかし、冒頭でも紹介したように、ベンチャー企業を筆頭として中高年・シニアの需要が高まっています。

そして、ベンチャー企業やスタートアップ企業は働き方サービスで求人を募集していることが多いので、働き方サービスを使えるだけで今まで出会えなかった求人とも出会いやすいです。   たくさんある働き方サービスから、特に中高年・シニアを歓迎しているサービスを3つ紹介します。  

① CAREER FLIGHT

 中高年 シニア 仕事 探し方 在宅勤務 
1つ目は、エッセンス株式会社が提供しているサービス「CAREER FLIGHT」です。   CAREER FLIGHTは、スキルに着目して

・副業兼業
・リクルーティング
・プロボノ(他社就業体験)

を提供しています。   CAREER FLIGHTでは「新しい仕事文化を作る」をモットーにしており、プロフェッショナルとして複数の企業で活躍できる人材づくりをサポートしているという新しい事業形態です。   当スクールも、プログラミングのプロボノ案件を出しています(2021年3月現在)。 興味のある方は、ぜひ検討してみてください。  

企業サイト: https://career-flight.net/  

② JOINS

 中高年 シニア 仕事 探し方 在宅勤務 
2つ目が「JOINS」です。   JOINSは、地方企業の案件紹介に特化しています。 昨今のテレワーク推進に伴い、全国どこでも働けるようになったことから、都会に住んでいても地方企業で働くという働き方が可能なったことに着目しました。   そして、JOINSでは企業と求職者でお互いの人柄や価値観を把握する独自のプログラムを持っており、ミスマッチを防げるようになっています。   スキルや経験を活かしながら地方企業に貢献したい!という人にはおすすめのサービスです。  

企業サイト:https://joins.co.jp/  

③ Glocal Mission Jobs

 中高年 シニア 仕事 探し方 在宅勤務 

3つ目が「Glocal Mission Jobs」です。   Glocal Mission JobsはJOINSと同じく、地方企業に着目して案件を紹介しています。   中高年・シニア向けの案件は、大きく分けて以下の3種類。

・経営幹部候補の求人
・定年後の地方移住を兼ねた転職
・副業、兼業

そして、JOINSとの違いは「テレワークではなく、地方で暮らしながら働く」ということ。 Glocal Mission Jobsの企業サイトでは、地方での暮らしを紹介した記事もあり、どんな求人があってどんな暮らし方ができるのかを具体的にイメージできるようになっています。   今は都心に住んでいる人でも、将来は地方で暮らしたいと考えている人にはおすすめのサービスとなっています。

企業サイト:https://glocalmissionjobs.jp/  

3)正社員として在宅勤務を目指す

3.転職エージェントの利用

3つ目が「転職エージェントの利用」です。   会社員生活で1度でも転職活動をされた方は、お世話になったことがある!という人もいるでしょう。 実はシニアの転職にも、転職エージェントは有効な方法です。   中高年・シニア向けの転職エージェントはまだまだ少ないのですが、いくつかご紹介します。  


① シニアジョブ

1つ目は「シニアジョブ」です。 シニアジョブの代表、中島氏はシニア人材の流動化を予言しています。  

以下引用

働くシニアが気をつけるべきことをまとめてみました。 努力義務なので自社に制度が作られないかもしれない どのような制度や働き方が自社の制度になるかわからない 創業支援等措置や他社での再雇用は本人が希望する場合のみ 自分で働き方を選べるとは限らない 自分が制度の対象になるとは限らない 必ず70歳まで働き続けられるとは限らない この法改正だけでなく年金制度や高年齢雇用継続給付などにも変化がある 周囲では確実に働き続けるシニアが増える

出典: senior-job.co.jp

引用終

引用元:「70歳までの就業機会確保が企業の努力義務に、これからどうなる?」シニアタイムズ  2021.2.22

流動化を予言するだけあって、サイトの見やすさが強みです。  

以下引用 
中高年 シニア 仕事 探し方 在宅勤務 
引用終

引用元:https://senior-job.co.jp/ フリーワードはもちろん、地域や職種、形態、特徴から求人を探すことができます。   そしてシニアジョブは、キャリアアドバイザー独自の非公開求人を持っているのも強みです。 非公開求人で転職先を見つける方法は以下です。  

・シニアジョブに登録して数日後、キャリアアドバイザーからメールか電話で連絡
・キャリアアドバイザーとの面談(書類づくりもサポート)
・求職者に適した非公開求人を紹介(公開求人からの紹介もあり)
・企業と面接
・内定

シニアジョブで仕事を探す方は、ぜひキャリアアドバイザーも活用しましょう。  


② マイナビミドル・シニア

2つ目が求人でおなじみの「マイナビ」が運営する「マイナビミドル・シニア」です。   マイナビミドル・シニアの特徴は、なんといっても「大手ならではの実績」で、求人の数が豊富です。 また、転職支援サービスも無料で受けることができ、エージェントとキャリアや仕事観を共有しながら求人を紹介してもらうことができます。  

企業サイト: https://ms-mynavi.jp/jinzai/  


③ CEAFOM

3つ目が、経営幹部や専門職に特化したエージェント「CEAFOM」です。   CEAFOMは、経営チームや経営に近いミドルマネージャーの求人に重きをおいています。 そのため、経営に携わりたい人や、将来的に独立を考えている人はぜひ検討したいエージェントです。   本社は東京ですが、電話での面談も受け付けているため、住んでいる地域に関係なく相談できます。  

企業サイト: https://www.ceafom.co.jp/  


④ ルーセントドアーズ

4つ目が「ルーセントドアーズ」です。   ルーセントドアーズは、「すべての人が輝ける社会」を目標に、求職者の得意不得意を把握しながら求人を紹介するエージェントです。   そして、ルーセントドアーズは最大の特徴は「転職しなくてもキャリアの相談に乗ってもらえるサービス」があり、 「すぐに転職する気はないけど、中高年・シニアの働き方に漠然な不安を抱えている」といった方でもキャリア相談を受けられます。  

企業サイト: https://lucentdoors.co.jp/  

転職エージェントのメリット

これまで、いくつかの転職エージェントサービスをご紹介しましたが、なぜエージェントがおすすめかといいますと

・キャリアアドバイザーと将来のプランを共有したうえで、求人を紹介
・職務経歴書や履歴書の添削、面接対策
・給与など、応募企業との条件交渉

を無料で行ってもらえるためです。   あなたのスキルや経験を最大限にアピールできるように、プロがサポートすることで、定年後の人材を積極採用しているような人気の高い企業に入社する確率が上がります。   とはいえ、転職エージェントの中にも優先順位があり、低いとみなされると後回しにされたり、求人が紹介されなかったりすることもあります。 なぜなら求人票を出している企業にとって合わない人材を転職させた場合、転職エージェント会社や担当者の信頼度も下がるためです。  

そのため、転職エージェントに「この人を紹介すれば、求人企業の戦力に必ずなれる!」と思わせる必要があります。 具体的には今までの経験やスキルはもちろん、柔軟な適応力や積極的に新しいことから学ぶことができる人間性も示すことが必要です。   手前味噌になりますが、プログラミングの学習経験や新しいITスキルを習得しておくことはその証明になりやすいと思っています。 

中高年・シニアでの転職を成功させるには

2021年2月に帝国データバンクが行った「2021年度の雇用動向に関する企業の意識調査(https://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p210306.html)」によると、約3割の企業は70歳までの就業機会確保への対応予定について「(現段階で)対応は考えていない」と回答しています。   「分からない」と合わせると半分近くの企業が対応を決めかねており、確かに雇用機会は従来よりも増える可能性は高いものの、一定の競争率は覚悟しなければならないでしょう。  

中高年・シニアでの転職を成功させ、充実した定年後を過ごすためには、あなたの今までの「経験とスキル」を今の勤務先以外の環境や業務にも適用・応用できることを証明することが大切です。   つまり、あなたのスキルを新しい業務に適用できる学習と「適応能力」、あなたの経験を新しい技術や若い人たちに「応用する能力」が必要なのです。 むしろ、今後はこのような柔軟性のほうが重要とさえ言えるかもしれません。   なぜならば、今まで培ってきた経験とスキルだけに頼ると、同じように中高年・シニアで転職を考えているライバルが多くなってしまうからです。

例えば、経理出身の中高年・シニアは世の中にたくさんいて、レッドオーシャンといえます。   レッドオーシャンからブルーオーシャンに行くために重要なのが「新しいスキルの習得」です。 新しいスキルを習得することが重要な理由は、以下の3つ。

・転職する企業や職種の選択肢が広がる
・経験と新しいスキルを活かして、活躍できる場所を増やせる
・常に学び続ける姿勢を持つことで、企業からの印象がよくなる

  活躍できる場所を増やし差別化を図ることは、70歳定年法の施行に伴い、ますます重要となってきます。   実際、中高年・シニアの需要は都心の大企業よりも、ベンチャー企業や地方企業に高まっています。  


①ベンチャー企業の場合

ベンチャー企業が成長していく上では、若い世代の力だけでは太刀打ちできない場面も出てきます。 そこで昨今では、シニア世代が持つ過去の苦労や経験を参考にするために、あえてシニア世代の求人を出す企業が増えました。   とはいえ、ただ経験してきただけではベンチャー企業で活躍できるとは言えません。   ベンチャー企業だからこそ

・新しいスキルを身につけるために学ぶ姿勢
・トレンドや景気に合わせて変えていく柔軟性

が求められます。   例えば、

・テレワークが推奨されている職場で、テレワークに挑戦してみる
・プログラミングスキルを学び、今までの経験やスキルと融合させる
・若手社員に技術やマインドを指導して、成長の機会を作る(根性論ではないですよ)

といったことができると、ベンチャー企業で重宝されるでしょう。   そして、新しいスキルを学んでいるシニア世代は少ないので、勉強していくことで周囲より有利に転職できるかもしれません。  


②地方企業の場合

テレワークの推進で多少変わってきたものの、若者の地方離れは進むばかりです。 実際に地方の優良企業でも、若手の人材不足は深刻化しています。 なぜなら、都会へのあこがれを抱いたりやプライベートな時間の使い方が限定されるのが嫌と考えたりする人が多いため。   しかし、中高年・シニア世代になると「将来は地方でのびのびと暮らしたい」と考えている人が多くなります。 とはいえ、70歳定年法が施行されることになり、願いがかなわないと悩む人も多いでしょう。   そんな中高年・シニアにとって

・現役で働き続けられる
・地方での生活も楽しめる

の両方が実現できる「地方企業への就職」は需要が高いです。   とはいえ、同世代で同じことを考えている人が多いため、ライバルと差をつけることが老後の生活を充実させる第一歩になります。 夢に近づくためにも、新しいスキルを取得して差をつけていきましょう。  

新しいスキルに! 「プログラミング」のすすめ

新しいスキルとはいっても、何を学べばいいかわからない方も多いですよね。   何を学べばいいか迷っている方は、プログラミングを候補に入れることをおすすめします。   なぜプログラミングかといいますと

・多くの業界で将来求められるスキル

・パソコンに抵抗のあるシニア世代が多いため、周囲と差をつけやすい

・ベンチャー企業や地方企業への転職はもちろん、フリーランスとしても活躍できる

といったことで、定年後の採用に積極的で人気のある企業に入りやすくなります。   また、昨今のように、景気がいつ変化するのかはわかりません。 景気の影響を受けたときに個人でも活躍できる選択肢があることは、プログラミングならではの強みです。   転職の選択肢を増やせるスキルとして、プログラミングも検討しましょう。   

業務効率化プログラミングスキルがトレンド

DX化の進む近年、ビジネスにおいてデータ活用や自動化などの業務効率化の取り組みが進んでいることから、データ分析・業務効率化ができる人材のニーズが高まっています。その中で、たとえ専門的なスキルを保有していない方でも、データの収集や加工、自動化など、データ分析や業務効率化に関する副業ができる環境が生まれています。

これら業務効率化・DX分野のおすすめのスキルとその習得方法については記事「データ分析在宅案件はクラウドワークス・Indeedがオススメ!集計・可視化業務に必要なスキルはExcel(エクセルVBA)/Python/BIツール」を御覧ください。

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データ分析在宅案件はクラウドワークス・Indeedがオススメ!集計・可視化業務に必要なスキルはExcel(エクセルVBA)/Python/BIツール

DX化の進む近年、ビジネスにおいてデータ活用や自動化などの業務効率化の取り組みが進んでいることから…

まとめ

シニア・70代は、若い世代や再雇用で働くシニアなどと違って、会社に所属しません。本業を気にせずテレワークに専念できるため、じっくりとスキルの習得と実績作りに挑戦できます。

ただ、在宅ワークではパソコンでインターネットやExcelソフト、コミュニケーションツールなどを使うことが多いです。したがって、PCスキルの習得が最低条件になります。

PCスキルとともに、プログラミングによる業務効率化スキルを習得すると、対応できる仕事の幅が広がります。在宅ワークを検討しているシニア・70代の方は、PC操作に加えてプログラミング学習にもぜひチャレンジしてみてください。

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