50代社会人の学び直しは、セカンドキャリアと求人票から逆算すると効果的
更新日：2024.04.08
50代になると、今までのキャリアとは別に何かしら新しいことを勉強したり、過去に学んだことを再度学んでみたくなることがあると思いますが、ただ学ぶだけではなくセカンドキャリアを意識した学び直しをお勧めします。
50代社会人にとっての「学び直し」には大きく分けて、あなた個人の人生のビジョン達成を目指して学ぶものと、勤務先や社会がビジネスをおこなうにあたって求めているスキルを学ぶものの２つがあります。
原則としては、学び直しの分野は上記2つの視点を含め、あなた自身のセカンドキャリアプランを元に選ぶことが大切なので人それぞれと言えます。 一般的には、IT分野、資格分野、コミュニケーション分野がオススメです。年金だけに頼るのではなく経済的にも楽になるし、健康維持や生きがいも感じられるのではないでしょうか。また、あなた自身の今までの経験との組み合わせも考慮して学び直しをカスタマイズすることが大切と言えるでしょう。
目次
結論： 50代社会人の学び直しは、セカンドキャリアと求人票から逆算すると効果的
50代の学び直しでは、ライフプランやセカンドキャリアプランを作成し、狙う仕事の求人票から逆算して学習計画を立てるととても効果的です。学び直しの対象分野は各自の希望や意向によってさまざまですが、一般的にはIT分野など世の中で需要の多い分野を学ぶことがおすすめです。また、学習効率も意識すべきポイントであり、50代は独学よりもなるべく同年代の多い講座やスクールなどを活用したほうが効率的かつ着実に学び直しを行うことができるでしょう。
50代以降の、中高年・シニアにとっての学び直しとは
50代以降の中高年・シニアにとっての学び直しは、今後のセカンドキャリアに基づき計画していくことが大切です。50代社会人の学び直しの目的は、個人的な人生目標とビジネス上のスキル目標の大きく2種類に分かれますが、いずれの場合でもまずはセカンドキャリアプランを立てるようにしましょう。セカンドキャリアのための学び直し分野は人によってさまざまですが、経済面や健康維持や生きがいなどを踏まえると一般的にはIT分野、資格分野、コミュニケーション分野がオススメです。
学び直しの背景
政府主導で始まった再チャレンジ支援は「学び直し」という名称で広く知れ渡ってます。
人生100年時代が到来している現代において、社会人が大学や大学院に通うことや、それぞれの年齢の要望に合わせた教育プログラムを実施して学びの結果としてキャリアアップや再就職につなげていくものです。
今回のテーマではある学び直しは、学生時代に学んだことの学び直しではなく新たなキャリアやスキル修得のために学ぶことを指してます。
学び直しの現状
大手転職サイトのマイナビ就職によると、実際に学び直しに興味を持っている年代は30代が最も多く89％、40代、50代になると興味を持っている比率は低くなり50代で71.5％というアンケート結果のようです。しかしながら実際に学び直しをしてる、過去にしたことがあるという人は30代で17.5％、50代で14.5％と比較的少ないのが現実です。
その中で何を勉強したかというと、1位はパソコン、2位は医療、福祉、3位が語学となっています。
学び直し用語の違いを解説
学び直しにも色々な言葉が出てきますが、簡単にそれぞれの言葉を解説します。
リカレント教育
リカレントとは＝recurrent、繰り返す、循環するという意味で社会に出た後も必要なタイミングで教育を繰り返すこと。仕事を休まずに専門的知識やスキルを学ぶもので、日本語で言うと「社会人の学び直し」です。
リスキリング
re-skilling。スキルアップは現在持ってるスキルを上げる事ですが、リスキリングはスキルを持続しながら新しいスキルを身につけることです。 リカレントとリスキリングの違いは何かと言うと、主体や主導が個人なのか企業なのかによるものの違いで、リカレントは個人主体なのに対して、リスキリングは企業主導で、その仕事の価値を出し続けるためのスキルや’知識の習得、そのための学び直しをリスキリングというそうです。つまりリカレントとは個人の学び直しなのに対し、リスキリングは企業の施策の一つです。
生涯学習
生涯学習とは学び直しとは少し違って、生涯のいつでも学校教育、家庭教育、社会教育、文化活動、スポーツ活動、レクリエーション活動、ボランティア活動、趣味など様々な機会において行う学習の意味であり、自分のキャリアアップをするために学ぶものとは少し違います。
スキルアップ
スキルアップは自分の能力や技能を向上させるもので、今の能力そのものを引き上げるために努力することです。
学び直しによって得られる5つのメリット
学び直しを行うことで次の5つのメリットを享受できます。現在の仕事や今後の転職、定年後など、あらゆるケースで学び直しは効果的です。
すぐに仕事に活かせる
学び直しによって得られるメリットのひとつは、すぐに仕事に活かせることです。たとえば、今の職場で経理・事務を担当している人の場合、経費データなどの入力や集計作業に時間がかかっているという人も多いでしょう。この場合、学び直しとしてエクセルVBAなどの自動化スキルを学ぶことで、データの入力・集計作業などを大幅に効率化することが可能です。このように、学び直しは現在の仕事に対して即効性のある効果をもたらします。
キャリアアップの機会が広がる
学び直しは、現在の仕事に活かせるだけでなく、キャリアアップの機会を広げられることもメリットです。先ほどの経理・事務担当者の例でいうと、学び直しを行わない場合、今後も経理・事務担当者としてのキャリアしか歩めない可能性もあります。しかし、学び直しによってエクセルVBAなどの自動化スキルを学ぶことで、データ分析人材としてキャリアアップしていくチャンスも広がっていくでしょう。
転職などで有利に働く
学び直しによって知識・スキルを磨いておくことで、転職などの場面で有利に働くこともメリットです。特に中高年のシニア世代の場合、転職のハードルが高くなるケースも多いですが、学び直しによって需要のある知識・スキルを身につけておくことで、年齢に関わらず有力な人材としてアピールできるようになります。学び直しによってプログラミングなどのスキルを習得しておくことで、転職面接などでの印象が大幅にアップするでしょう。
これまでとは違った新しい人脈を形成できる
学び直しのメリットとしては、これまでとは違った新しい人脈を形成できる点も挙げられます。たとえば、プログラミングなどの勉強会やスクールに通うことで、これまで関わりのなかった職種や年代の人と交流する機会が生まれるかもしれません。本業の分野は違えど同じ志を持った新たな仲間との人脈形成ができることは、今後の人生にとって大きなプラスとなるでしょう。
定年後もゆとりのある生活ができる
学び直しによって定年後もゆとりのある生活ができることもメリットです。定年後の年金暮らしだけでは、経済的に不安という人も多いでしょう。学び直しによって知識・スキルを高めておけば、定年後も知識・スキルを活かして収入を得ることができます。年金の収入に加えて仕事の収入も得ることで、定年後も経済的・心理的なゆとりが生まれるはずです。
学び直しにおける2つのデメリット
学び直しには前述のようにさまざまなメリットがありますが、一方でデメリットも存在します。ここでは、学び直しにおける2つのデメリットについて解説します。
仕事と両立しながら学ぶ時間を取りにくい
学び直しにおけるデメリットのひとつは、仕事と両立しながら学ぶ時間を取りにくいことです。50代社会人の多くは会社で本業があり、責任のある立場の方も多くいらっしゃいますので、なかなか学ぶ時間が取れないという場合も多いでしょう。仕事に加えて家事・育児・介護なども担当している場合、さらに学ぶ時間を確保することは困難です。そのため、「学び直しをしたいけど時間がない」と悩む人も多くいます。
学び直すための費用が必要となる
学び直しには時間的な問題だけでなく、費用面の問題もあります。学び直しを行う際は、書籍などの教材やセミナー・スクールなどの代金がかかります。学習分野や学習方法などによっても費用は異なりますが、ある程度の金銭的な負担が生じることは認識しておくことが必要です。
学び直しをおすすめできる人の特徴
ここでは、学び直しをおすすめできる人の特徴として、次の4つの項目を紹介していきます。
自分自身のビジネススキルを高めたい人
学び直しをおすすめできる人の特徴のひとつは、自分自身のビジネススキルを高めたい人です。学び直しは大きく分けてビジネススキルと個人的な人生の趣味などに関するスキルに分かれますが、多くのケースでビジネスに関連することになります。これまでとは違ったビジネススキルを身につけたい人や、自分の強み・得意領域をさらに応用させていきたい人などに学び直しはおすすめです。
他の同年代などと差別化できる人材になりたい人
他の同年代などと差別化できる人材になりたい人にとっても、学び直しはおすすめできます。転職や副業などにおいては、他の同年代などと競争となる場面も出てきます。その時に学び直しをしっかりと行っておけば、周囲の人よりも一歩先に進んだ人材として差別化することが可能です。それにより、転職の選考や副業案件の応募などを有利に進められるでしょう。
転職などを見据えて自分の市場価値を向上させたい人
学び直しは、転職などを見据えて自分の市場価値を向上させたい人にとってもおすすめです。転職などの場面では、いかに自分自身に市場価値があるかをアピールすることが重要となります。プログラミングなどの具体的なスキルを学び直しによって習得することで、自分自身の市場価値を向上できるとともに、面接官などの相手に対して自分の強みを明確に語ることができるでしょう。
新たな領域の知見を獲得したい人
学び直しをおすすめできる人の特徴としては、新たな領域の知見を獲得したい人も挙げられます。たとえば、近年ではAIやデジタル分野が急速に成長しており、世の中の需要も大きくなっています。そのため、AIやデジタル分野の知見を獲得して仕事に活かしたいという人も多いはずです。これまでの職業経験にAI・デジタルなどの新たな領域を掛け合わせることで、今までチャレンジできなかった仕事の分野にも挑戦できるようになるでしょう。
学び直しを行う際にまずは何から始めるべきか
「学び直しをしたいけど何から始めればいいかわからない」という人も多いでしょう。そこで、ここでは学び直しを行う際に最初に行っておくと良いことについて解説していきます。
学び直しに成功した他の人の事例や体験談を調べる
学び直しを成功させるためには、まずは実際に学び直しに成功した他の人の事例や体験談を知ることが大切です。他の人の学び直しの事例や体験談を知ることで、自分自身が学び直しを行う際にイメージを掴みやすくなるでしょう。
学び直しに関する教育プログラムなどを調べる
学び直しを行っていくうえでは、どのようなプロセスで学び直しを行っていくのか計画を立て、計画に基づいて学習を行っていくことが重要です。学び直しに関する教育プログラムなどはさまざまなものがありますので、情報検索しながら自分自身に合いそうなものを調べていくとよいでしょう。
世の中で需要の多い分野を理解する
学び直しにおいては、適切な分野選びも重要です。需要のない分野を学び直したとしても、その先の仕事や転職、副業などにはなかなかつながりません。そのため、現代のビジネス市場においては需要の多い分野（例：AI・データ分析など）を調査し、学び直しを行うべき分野を見極めることもポイントです。
学び直し分野 オススメ３選
50代からの学び直しのオススメ分野を３つ紹介します。
IT分野
ITリテラシーはこれからは必須になるでしょう。パソコンを使って出来る事は多くありますので幾つか紹介します。
１．プログラミング PHP、Javascript、Phythonといった本格的なプログラム言語を学んだり、経理などの方は実務に活かすためにExcel（エクセル）VBAを学ぶのも良いと思います。Excel（エクセル）VBAは日頃使い慣れたExcel（エクセル）上で動くプログラミング言語ですので取っ掛かり易いでしょう。
Excel（エクセル）VBAについては記事「Excel（エクセル）VBAとは？ マクロでできること・メリット、学習方法、関連資格などを解説【業務改善事例や副業・転職の仕事例も！】」、「在宅介護しながらできる仕事なら業務効率化・自動化プログラミング：エクセルVBAがオススメな3つの理由」をご参照ください。
１．プログラミング
PHPとかJavascriptとかPhythonとかの本格的なプログラム言語を学んだり、経理などの方は実務に活かすためにエクセルVBAを学ぶのも良いと思います。エクセルVBAは日頃使い慣れたエクセル上で動くプログラミング言語ですので取っ掛かり易いでしょう。
エクセルVBAについては記事「 Excel（エクセル）VBAとは？ マクロでできること・メリット、学習方法、関連資格などを解説【業務改善事例や副業・転職の仕事例も！】」、「在宅介護しながらできる仕事なら業務効率化・自動化プログラミング：エクセルVBAがオススメな3つの理由」をご参照ください。
Excel（エクセル）の様々な業務を効率化できるExcel（エクセル）VBA。エクセルだけに留まら…
将来、親やご家族の介護を考えた時に、「仕事は続けられそうだろうか？ 支障をきたさないだろうか?」 …
２．ウェブ制作 HTML、CSSを使ったホームページ作成を目指すウェブ制作が代表的ですが、例えばブログを開設するならWordPressを使って、既に出来上がってるテンプレートを使い素早くウェブサイトを立ち上げる事も出来ます。
３．デザイン ウェブ制作をする為のデザインとして、アドビ社のイラストレーター、フォトショップ、XDなどを使ってデザインをするものですが、デザインの奥は深く、微妙な差が大きな差につながるプロ領域の世界と言えます。
4．動画編集 最近はYouTubeやTikTokなどの動画コンテンツも多く、マーケティングにも動画を利用している会社も多くあります。手軽なソフトやアプリからプロが扱うソフトまでツールは充実しており、自ら撮影したものを編集することも簡単になっています。動画編集も始めやすいでしょう。
5．MicrosoftやGoogleが無料で提供しているノーコードアプリ Power App、Power Automate、Google Appsなどを使えるようにするのも一つの方法です。
このようにご紹介してきましたが、あなたを含めた多くの50代会社員の方にとっては「何が何だか分からない。何が自分に適しているのかわからない」状態なのではないでしょうか。実際、当スクールにいらっしゃる多くのかたがそのような状態から勉強をスタートされています。
ではどのように、あなたにとって最適な最初の一歩を踏み出せば良いのでしょうか？ 当スクールの無料カウンセリングでは、長年にわたりITスキルによって中高年の方々のセカンドキャリアを支援してきた経験をもとに、「あなただけのための」オーダーメードカリキュラムをご提案させていただくことが可能です。興味のある方は、ぜひお気軽にお申し込みください。
無料カウンセリングのお申込みはこちらから
資格分野
資格を取得するのに難しいものや比較的易しいものがあるので、難易度が高くて時間が掛かるものは避けた方がいいでしょう。そんな中で比較的資格を取りやすくて活かしやすいのが活かしやすいのが下記の資格です。
1.介護関連資格 国家資格から民間資格まで多くあり、介護に関係する仕事をする人は常時不足してます。
2.登録販売資格 一般医薬品を販売する資格
3.電気工事士 ビルや住宅の建物内の電気設備に関する工事は需要も多い
その他、ITやプログラミング分野にも50代会社員のセカンドキャリアに役に立つ資格が多く存在しています。こちらの記事「５０代からのリスキリングに役立つ資格とは？」まとめていますのでぜひ併せてお読みください。
それからエクセル、ワード、パワーポイントは日本商工会議所の検定試験があり、1級から3級まであるので検定資格を取るのも良いでしょう。
国がDXを推進し、企業がDX人材を求めている現代では、リスキリングによってITリテラシーなど新たな…
コミュニケーション分野
仕事をする上で最も重要なことの一つは、周りの人といかにうまくコミュニケーションを取るかということです。
転職をすると年下の人が先輩や上司になることもあり、上手にコミュニケーションを取りながら自分の経験やスキルを使って会社への貢献をすることになります。
グローバル時代になり日本だけのビジネスではなく、海外との仕事も多くなってきている中で語学の修得は今後も活かせるはずです。
英語はビジネスの共通言語であり外国人とのコミュニケーションをとるという意味でも重要です。
現在は中国が世界第2位の経済大国であり、日本に来る観光客の半分は中国語を話す人々ですので、中国語の修得もお勧めです。
外国語に興味のある方は、それ以外の言語を勉強するのも良いでしょう。
社会人の学び直しに活用できる支援制度
学び直しの金銭的な負担を軽減するためには、支援制度の活用が有効です。ここでは、社会人の学び直しに活用できる支援制度について紹介していきます。
教育訓練給付金
教育訓練給付金はすでに継続が長い制度になりますが、働く方の主体的な能力開発の取組、または中長期的なキャリアアップを支援するものです。対象講座を修了した場合は、自ら負担した受講費用の20％～70％の支給が受けられます。是非活用したい制度です。 厚生労働省「教育訓練給付制度」
公的職業訓練（ハロートレーニング）
公的職業訓練（ハロートレーニング）は、厚生労働省が実施している公的な職業訓練の制度です。就職希望者が希望する仕事に就くうえで必要な知識やスキルを習得することができます。離職者、求職者、在職者、学卒者など、希望者の状況に合った訓練を受けることが可能です。 厚生労働省「ハロートレーニング」
就職・転職支援のための大学リカレント教育推進事業
文部科学省の行う事業で、非正規雇用、失業中の方々を主な対象に支援を行っています。年度により変動はありますが、今までの実績では40の大学で63プログラムが実施されています。分野はデジタル、医療・介護、地方創生、女性活躍等多岐にわたります。募集期間やプログラムの情報については、下記リンクから情報を取得できます。受講費用についても職業訓練給付金を活用するものや無料となっているものまであります。 文部科学省「就職・転職支援のための大学リカレント教育推進事業について」
キャリアコンサルティング
厚生労働省では、キャリアコンサルティングとして、労働者の職業選択やキャリア設計、職業能力の開発・向上に関する相談や助言、指導を行う制度を設けています。また、キャリアコンサルティングを受ける側だけでなく、指導側のキャリアコンサルタントとしての認定を受けるための試験・登録制度も実施しています。厚生労働省「キャリアコンサルティング」
社会人の学び直しに活用できる支援制度については、以下の参考記事でも解説していますので併せてご参照ください。
参考記事：リカレント教育はオンラインで受講できる！ はじめ方と支援制度紹介
学び直しの勉強法
ここでは、おすすめの学び直しの勉強法についていくつか紹介していきます。
学習効率を意識しながら効率的に学ぶ
学び直しで早く知識やスキルを習得するためには、学習効率を意識しながら効率的に学ぶことが大切です。たとえば、プログラミングを学ぶ場合、書籍などを眺めながらインプット学習だけを行うよりも、実際にプログラムコードを書いてみるなどのアウトプット学習を取り入れるほうが学習効率は良くなるでしょう。また、独学にこだわるよりも、セミナーやスクールなどで専門家から教えてもらったほうが早く習得できる場合が多いです。
ライフプラン、マネープラン、キャリアプランから逆算する
ライフプラン、マネープラン、キャリアプランから逆算して勉強することも重要です。まずは人生全体のライフプランを考え、次に生活において必要となるお金を考えていくマネープラン、そして仕事のキャリアプランの順に考えていきます。各プランの理想的な状態と現状をそれぞれ把握し、理想と現状とのギャップから逆算して足りない知識やスキルを身につけることが重要です。プランの考え方や設計については、以下の参考記事も併せてご参照ください。
参考記事：【50代会社員】セカンドキャリア支援制度は、セカンドキャリアプランを持っていないと後悔する！ ：早期退職・希望退職制度との違いも解説
求人票から逆算する
ライフプランなどからだけでなく、求人票から逆算して勉強することもおすすめの方法です。まずはこれまでの自分自身の業界経験や職歴、スキルの棚卸しを行います。そして自分自身が希望する求人票を確認し、そこで求められている知識・スキルと現状の保有スキルとのギャップを把握して、足りない知識・スキルを学び直しによって習得する形です。希望する求人の仕事に就くにあたって不足している知識・スキルに絞って集中的に学習できるため、効率良く学ぶことができます。
以下の参考記事では、50代の学び直しにおすすめの資格などについて解説しています。たとえば、ExcelやAccessのVBAスキルを証明する「VBAエキスパート」やPythonによるデータ分析スキルを測る「Python3 エンジニア認定データ分析試験」、経営×ITの視点で経営に役立つITサービスの利活用促進や支援を行う「ITコーディネーター」などについて紹介していますので、併せてご参照ください。
参考記事：【50代リスキリング資格】実務実績にプラスアルファできる資格でセカンドキャリアの選択肢を拡げよう！
まとめ
50代の学び直しにおいては、やみくもに学ぶのではなく、ライフプランやセカンドキャリアプランを設計したうえで学習計画を立てることが重要です。計画的に学び直しを行うことで、現在の仕事に活かしたり、今後のキャリアアップの機会を広げたりできるでしょう。学び直しの対象分野は人によっても異なりますが、IT分野や資格分野など、世の中で需要の多い分野を学ぶことがおすすめです。また、学習効率もポイントとなるため、50代は独学よりもセミナーやスクールなどで専門家から教わったほうが良い場合も多いでしょう。できれば同年代の人達と同じペースで学べる講座やスクールがおすすめです。
50代のIT学び直しならTechGardenSchoolがオススメ！
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