【50代向け】「Progateは意味ない」とは言わせない!Progateが終わったらやるべき事を科目別に紹介
更新日:2024.06.28プログラミング学習を始めようとしている方であれば、Progateが便利だとおすすめされたことはないでしょうか。Progateは利用のハードルがとても低く、ITに慣れていない50代の方にも役立つ可能性があります。今回はProgateの仕組みやメリット、効果的な使い方を解説します。
定年に向けたリスキリングとして、Progateによるプログラミング学習を検討しています。Progateは50代でも活用できるでしょうか?
ProgateはWebブラウザでプログラミングを実践できるので、シニアの方が初めてコーディングを試すのにとてもおすすめです。ただ、自分の目的を明確にしてから学習を開始しないと意味を見失って継続できなくなる恐れもあります。
自分の目的から逆算した活動計画を専門家のアドバイスの元で作成し、Progateの先にあるステップに進めるような学習計画を持った上でProgateによる学習を始めれば、とても有意義なものになると思います。
目次
結論:環境設定なしに始められるProgateは最初の一歩としておすすめ。目的から逆算したProgate後の学習計画が重要。
Progateは、Web上で使用することができ、ソフトや実行するための場所となる開発環境を準備をしなくても気軽に始めることができます。スライドでわかりやすく、学んでから問題となるのも進めやすいのも魅力です。初めてプログラミングを学んだり、新しいプログラミング言語に取り組むときに、Progateで取り組むのはおすすめできます。
ただ、Progateは1回学んだら、すぐに習得できるというものではなく、繰り返し学んでいくことが習得のために必要になります。レベルが上がるにつれ、難しくなっていきますが、つまずいてしまった場合に、すぐに聞いたりできないと挫折のポイントになります。自分で作りたいものを作れるようになるためにも、プログラミングスクールに通うなどして、メンターからサポートを受けることも検討されるとよいです。
Progateとは?
Progateとは、Web上で気軽にプログラミングを学べるプログラミング学習サービスです。
50代の方がプログラミング学習をするとき、Progateが役立つのか判断できるように、仕組みとメリットを解説します。
仕組み
Progateでは、プログラミングの文法をスライドで学びます。イラスト中心に構成されているので、サクッと短時間で文法を理解することが可能です。
文法を理解したあとは、専用画面でコーディングの課題に取り組みます。正解すれば次の課題に進める仕組みです。
メリット
Progateでは、ブラウザでコーディングを実践できるので、自分で開発環境を整える必要がありません。
プログラミング学習の準備方法がわからない50代の方でも、思い立った瞬間にコーディングを始められるのが便利です。
Progateの効果的な使い方
Progateはとても便利な学習サービスですが、使い方を誤ると効果が薄れてしまいます。50代の方がProgateを効果的に使う方法を解説します。
セカンドキャリアを明確にする
プログラミング言語にはさまざまな種類があり、使い道が異なります。
必要のない言語を学んでしまえば、再び別の言語を学習する手間が生じます。50代の方であればセカンドキャリアを設計することが先決です。リスキリングの方向性を明確にしてからProgateを利用しましょう。
目標を達成できるコースを選ぶ
達成したい目標に応じて最適なコースを選びましょう。たとえば、市場価値を高めるために最新技術を学びたいのであれば、AI開発に必要なプログラミング言語が適しています。Pythonを学べるコースを検討してみましょう。
ホームページ制作の案件を獲得したいのであれば、Webデザインに関する言語を学ぶ必要があります。HTML/CSSを学べるコースが最適です。
同じコースを3~4回は繰り返す
エビングハウスの忘却曲線によると、人は学習した瞬間から20分で約4割のことを忘れてしまうことがわかっています。
1回コースをクリアしただけでは、プログラミングスキルが定着しない恐れがあります。目安として、同じコースを3~4回は繰り返すと安心でしょう。
平井彩子.“エビングハウスの忘却曲線とは 最適な復習タイミングと注意点を解説”.ツギノジダイ.2023年2月20日
池谷裕二.”「復習4回」で脳をダマすことができる”.PRESIDENT Online.2014年3月2日
課題が難しく感じたらメンターのサポートを受ける
Progateは、初めのほうだと簡単ですが、徐々に高度な概念が登場します。仕様書に沿って完成物を制作する道場編もあります。
課題が難しいと感じたらプログラミングスクールに通うなどして、メンターからサポートを受けることも検討してみましょう。
Progateでプログラミングを学習したあとのステップ
プログラミング学習全体のロードマップを以下に示します。Progateでのプログラミング学習は主に以下の図のStep1とStep2 となり、Progateの学習でプログラミングを学習しただけでは、セカンドキャリアに必要な実践的なスキルを習得するための活動は完結しません。
ProgateでStep1とStep2 を学習した後のステップについて以下に解説します。
無料e-Book 「プログラミングの学び方 セカンドキャリアでの稼ぎ方」より
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Step3:自分のパソコンで開発環境を構築する
実務でProgateのサイトを利用するわけにはいかないので、自分のパソコンに開発環境を構築しましょう。
たとえば、HTML/CSSで開発するのであれば、テキストエディタやブラウザ、作業フォルダを用意します。Pythonで開発するのであれば、Pythonの公式サイトから開発環境をインストールする必要があります。
Step4:サンプルコードを改良してみる
Progateのサンプルコードを改良して動作を試してみましょう。たとえば、Progateでは問い合わせフォームを作成するサンプルコードがあります。
企業の問い合わせフォームと比較して、不足する項目を増やしてみるとよいでしょう。改良しているうちにプログラミングスキルが定着していくはずです。
Step5: 自分の作りたいものを作る
Progateで学んだコーディングスキルを活かして、自分で作りたいものを一から制作してみましょう。
たとえば、定年後に個人事業主として活動するのであれば、商品やサービスの販売ページを作ると役立ちます。
一から立ち上げるのが難しい場合は、実際にホームページを運営している方や、プログラミングスクールのメンターに、実用的な設計方法を教えてもらうとよいでしょう。
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Progateで受講できるコース
Progateでは、さまざまな目的に応じてプログラミングを学習できるコースが用意されています。50代のプログラミング学習に役立つコースをいくつかピックアップしてご紹介します。
HTML&CSS
HTML&CSSコースでは、ホームページ制作に必要なHTMLとCSSを学習します。
実際にWebページを作りながら、レイアウト方法や問い合わせフォームの作り方、スマホ向けデザインなどのスキルを習得します。
Progateで学べるウェブデザインの内容については下記の記事でも詳細を解説しています。
Progateで学べるウェブデザインはコーディングの基礎: 次のステップはCodestep/模写奉行がオススメ
Python
Pythonコースでは、機械学習や統計処理などに使われるPythonを学習します。
複数のデータを管理する方法や繰り返し処理など、プログラミングに不可欠な知識を習得できます。じゃんけんゲームのように親しみやすいプログラムを取り扱っているので、50代の方でも楽しみながらPythonを学習できるでしょう。
Progateで学べるPythonの内容については下記の記事でも詳細を解説しています。
【50代会社員向け】Progateで学べるPythonは文法と簡単な使い方:次は業務効率化を目指すべき
PHP
PHPコースではWebアプリの開発に必要な機能を実装するためのPHPを学習します。
課題では、問い合わせフォームにある年齢の項目に関して、ユーザーが自分の年齢を選択できるように機能を追加します。
最終的には、料理注文サイトを作成して料理のレビューを載せる機能まで実装します。Webアプリの開発について実践的なスキルを習得したい方におすすめです。
Progate PHPコース
ドットインストールとの違い
ドットインストールは、様々なプログラミング言語やITの仕組みを短い動画で気軽に学ぶことができる初心者に好評のサービスです。豊富なコンテンツとサービスを提供しており、初心者が学びやすいサービスとしてProgate同様、とてもおすすめのサービスになります。
Progateと異なり、多少環境設定が必要なこともあるためProgateよりはやや難易度が高いと言われています。
Progateとの違いについては、記事「【50代向け】Progateとドットインストールの違いと挫折しにくい学習法を解説!」に詳しくまとめてありますのでご参照ください。
50代会社員がプログラミング学習をするとき、Progateとドットインストールというオンライン教材…
まとめ
Progateはブラウザで気軽にコーディングが行えるプログラミング学習サービスです。
開発環境を用意せずに、ホームページ制作やWebアプリ開発に必要なプログラミングスキルを学べます。50代の方がプログラミング学習を始めるときも利用しない手はありません。
ただ、自分の目的を明確にしてから学習を開始しないと意味を見失って継続できなくなる恐れもあります。
自分の目的から逆算した活動計画を専門家のアドバイスの元で作成し、Progateの先にあるステップに進めるような学習計画を持った上でProgateによる学習を始めれば、とても有意義なものになると思います。
ただ、高度な概念については独学で理解するのが難しい場合があります。課題が難しいと感じたらメンターを雇うことも検討してみましょう。
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立教大学卒。プログラマーの職種を経験し、現在はフリーライターとして活動中。使用経験のあるプログラミング言語はC言語やJava、VBA、HTML、Delphiなど。基本情報技術者やファイナンシャルプランニング技能士二級などの資格を活かし、働き方やキャリア設計に役立つ記事を執筆している。