【事例紹介付】50代会社員のためのRPA勉強方法。公式教材+実践の繰り返し+専門家のサポートで学べ!
更新日:2024.07.01RPAは、人間の代わりにロボット(ソフトウェア)がパソコンの操作を行い、業務効率化を実現するツールです。これからRPAの習得を目指す方にとっては、RPAの効果的な学習方法などが気になるのではないでしょうか。
本記事では、RPAの学習方法や学習の流れ、RPAと合わせて習得しておきたいスキルについて解説します。
50代会社員です。仕事の業務効率化を実現する手段としてRPAの存在を知り、RPAに興味を持ち始めました。RPAについて学びたいと考えているのですが、ITスキルのない私でも習得できるのでしょうか。効果的な学習方法や学習の進め方などがあれば知りたいです。
RPAは、ご質問のとおり仕事の業務効率化などに大きく貢献するツールです。ITスキルに自信がない方でもRPAは習得可能です。RPAの学習方法には、書籍や動画、セミナー、ツール無料トライアル、スクールなどが挙げられます。学習と実践を並行して行うと効果的に習得できるでしょう。まずは無料トライアルや公式のチュートリアル・動画で学習するのがおすすめです。RPAのスキルレベルが上がってきたら、専門家のサポートを受けるとよいでしょう。
目次
結論:RPA学習方法は、公式教材と実践の繰り返し、専門家のサポートを受ける
RPAは、業務効率化やDX化に便利なツールとなっており、50代会社員のリスキリングには最も適していると言われています。
RPAを効率的な学習の手順方法としては、①公式のチュートリアルや動画で学習をする。②無料トライアルで実際に利用し、実践経験を積む。③実際に動かしてつまづいた点など専門家のサポートを受けながら学ぶと良いです。
学んで終わりにせず、実践でも使っていく。インプットとアウトプットの両輪が必要になります。RPAを身につけ、自分の業務の効率化にもつながり、自分の価値を高めていくことができます。
RPAとは
まず、復習も兼ねてRPAの概要について簡単に触れます。RPA(Robotic Process Automation)は、人間の代わりにロボット(ソフトウェア)がパソコンの操作を自動で行ってくれるツールです。
RPAは便利なツールであるものの、現在はまだ金融機関など一部の組織でしか活用されていません。そのため、今からRPAを習得すれば他者との差別化ができ、市場価値を大きく高められるでしょう。
難しいプログラミングなども必要ないため、ITスキルに自信のない方でも習得可能です。
RPAの学習方法
RPAの学習方法としては、主に以下が挙げられます。
・書籍
・動画
・セミナー
・RPAツールの無料トライアル
・スクール
書籍
まずは書籍です。RPAに関する書籍はさまざまな種類が出版されていますので、書店などで試し読みし、自分自身に合った書籍を選んで学習してみるとよいでしょう。初心者の場合は、図解やイラストなどが多めの初心者向けの書籍を選ぶと読みやすいです。
書籍を読んですぐに理解できなくても、手元に1冊あると辞書のように索引できて便利です。
動画
続いて動画です。RPAに関する動画の教材も多く提供されており、たとえばYouTube動画であれば無料でRPAについて学習できます。また、専門家からしっかりと動画講義を受けたい場合は、Udemyなどの動画教材を購入すると深く学習できるでしょう。
動画は、まずは簡単なイメージを掴みたい場合など、学習のきっかけとして活用するのがおすすめです。
セミナー
RPAに関するセミナーも開催されています。セミナーはオンライン形式・オフライン形式ともにあり、講師から直接学びたい方にはおすすめの学習方法です。
セミナーを受講する場合は、事前に書籍や動画でRPAの基本を学習し、基礎知識を備えた状態で受講すると効率的に学べるでしょう。
RPAツールの無料トライアル
RPAツールの無料トライアルを利用することも学習方法の1つです。たとえば、Microsoft社が提供するRPAツールのPower Automateであれば、Microsoft 365 Personalを導入していれば30日間無料でトライアルができます。
書籍や動画、セミナーなどはインプット学習が中心ですが、RPAツールの無料トライアルは実践が中心です。
効率的に学習を進めるうえでは実践も重要であるため、無料トライアルを積極的に活用していくとよいでしょう。
スクール
スクールに入ってRPAを学ぶことも学習方法の1つです。スクールの大きなメリットは、講師に直接質問したり、他の受講者と一緒に考えたりできる点です。自分1人ではなかなか学習のモチベーションが続かない方でも、スクールのような環境に身を置くことで学習を継続しやすくなるでしょう。
スクールの場合はそれなりに学習費用もかかるため、他の学習方法も試しながら入学を判断するとよいでしょう。
RPAを効果的に習得するためのコツ
前章では、RPAの主な学習方法について解説しました。学習方法にはそれぞれ特徴がありますが、RPAを効果的に学習するためのコツは、インプット(学習)とアウトプット(実践)を組み合わせることです。
学習と実務での使用を並行することで、より効果的にRPAを習得することができます。RPAツールの一つであるMicrosoft Power Automateで考えて、効果的な学習方法、流れを記載します。。
1.Microsoft公式のチュートリアル・動画で学習する
Microsoft公式のチュートリアル・動画が準備されています。まずは、簡単なイメージを掴みましょう。最初は、全部を理解しようとせず、流れやイメージを掴めるようにし、実践と一緒に、何周も行うつもりで取り組みましょう。
2.Power Automateの利用し、実践経験を積む
Microsoft 365 Personalには、Power Automateの無料トライアルが付いています。実際にRPAツールを触って、チュートリアルで学んだことを試してみましょう。また、実際の業務でも、小さなことからPower Automateを使い、業務効率化・自動化の経験を積んでいきましょう。
3.実践経験でつまづいた点や疑問は調べて復習し、専門家のサポートを受ける
学習と実践を続けていくことで、どんどんスキルアップしていくでしょう。スキルアップした後は、より複雑で高度なRPA活用に挑戦したくなるはずです。その場合、初心者向け書籍やYouTube動画などでは不足してくるため、専門家のサポートを受けることが効果的です。
この段階で、セミナーやスクール受講などを検討してみるとよいでしょう。
RPAのリスキリング事例
ここで1つ、実際にRPAを習得した方の事例について、以下の引用にてご紹介します。
引用
10年前、税理士法人に入社した柏倉さんが習得したのはRPAを使いこなすスキル。
中略
この会社が、柏倉さんのリスキリングを始めたのは2019年。会社は柏倉さんのリスキリングを進めるために「時間」と「実践の場」を用意しました。
最初の1か月目はeラーニングや研修の受講などを1日5時間。2か月目には1日3時間、実際にプログラミングをしていく中でスキルを高めていきました。
引用終
参考:NHK クローズアップ現代 2023年2月8日(水)
「収入アップ?いつ学ぶ? リスキリングは職場に浸透するか」
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4749/
上記の事例においても、eラーニングや研修を使った学習と実践を組み合わせることで、RPAスキルを習得したことがわかります。
RPAと合わせて習得しておきたいスキル
RPAは、その他のツールと組み合わせて活用することで、より一層の業務効率化の効果を発揮します。RPAと合わせて習得しておきたいスキルとしては、主に以下の3つが挙げられます。
・Excel VBA
・Python
・BIツール
Excel VBAやPythonでは、膨大なデータ集計などが可能です。RPAを組み合わせることで、データ収集プロセスを含めた自動化など、より広範囲な業務効率化を実現できます。
また、BIツールでは集計データの可視化などができますが、BIツールとRPAを組み合わせることで、BIツールへのデータ連携の自動化なども可能になるでしょう。
まとめ
RPAの学習方法には、書籍や動画、セミナー、ツール無料トライアル、スクールなどが挙げられます。学習の際は、インプット学習と実践を並行することで効果的に学ぶことができます。
まずはMicrosoft Power Automateなど1つのツールに習熟することを目指して、ツールの無料トライアルや公式のチュートリアル・動画を使って学習を進めていくとよいでしょう。スキルが上がってきたら、専門家のサポートを受けながら複雑で高度な活用にも踏み込んでいくことが効果的です。
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大手SIerおよび大手メーカーの情報システム部門で実務経験を積み、現在はITライターとして独立。DX・IT・Webマーケティング分野を中心に多数の記事やコラムを執筆。保有資格:ITストラテジスト、プロジェクトマネージャー、応用情報技術者など。