Webデザイナーが「やめとけ」と言われる理由。向いている人も解説。プラスのスキルを付けると幅が広がる
更新日:2024.07.29
50代になると退職後のセカンドキャリアを意識して、リスキリングを開始する方も増えてきます。特にIT系スキルはその需要の高さから、学び始める人が多い領域です。IT系の職業はさまざまですが、そのなかで「Webデザイナー」に興味を持つ人も少なくありません。50代からWebデザイナーになる勉強を進めて、将来的に再就職や在宅勤務で活かしたいと考えている方もいるでしょう。
しかし、Webデザイナーをネットで検索すると、「やめとけ」と言われていることが分かります。なぜWebデザイナーの仕事をやめるように忠告されているのか知ることは、今後の進路を考える上で重要なプロセスとなります。
本記事ではWebデザイナーは「やめとけ」と言われる理由を解説した上で、50代のセカンドキャリアに向けて何を学ぶべきなのか紹介します。

よくある質問:50代になってIT系の仕事に興味を持ち、Webデザイナーを目指したいと思っています。しかし、Webデザイナーは「やめとけ」という言葉を耳にしてしまい、このまま勉強を続けて良いのか迷っています。既にWebデザイナーは需要のない職業なのでしょうか?
Webデザイナーは、現在でも需要のある職業です。良質なWebサイトを作成するためには、Webデザイナーの力が欠かせません。しかし、Webデザイナーにとって逆風となる要素が増えているのも事実です。Webデザイナーは競争が激しく、実績を作るのも難しいため、アマチュアがいきなり稼ぐのは難しいです。そのため他者との差別化を目的に、さまざまなスキルを並行して学ぶのがおすすめです。例えば経理のスキル、ECサイトを作るスキル、Webサイト運営などのWebマーケティングスキル、Webライティングのスキルなどを身につけ、各種案件に対応できる人材になることが考えられるでしょう。

目次
結論 :WEBデザイナーの仕事は大変だが、他のスキルとの掛け合わせで仕事の幅が広がる
WEBデザイナーは競争が激しく、継続的にスキルのアップデートやトレンドへの追従をしていかなければならないため大変な仕事であるといえます。また、AIの進歩によって仕事が奪われていくリスクもあるため、Webデザイナーの仕事だけでは将来的に需要が減少していく可能性もあります。
そのため、これからWebデザイナーを目指す場合は、Webデザインスキルだけでなく他のスキルとの掛け合わせも考えていくことが大切です。プログラミングスキルやマーケティングスキル、コミュニケーションスキルなども併せて習得することで、活躍できる仕事の幅が広がっていくでしょう。
Webデザイナーとはどんな仕事?
Webデザイナーとは、Webサイトのデザインや構成を提案し、実際にパソコンソフトを使って構築する職業です。クライアントが必要としているWebサイトのイメージをヒアリングで引き出し、サイトの基本設計・デザインを行い、コーディングによってWebサイトの見た目と動きを具現化します。
最終的にクライアントからOKをもらい、納品するまでの作業全般を担うのがWebデザイナーです。
WebデザイナーはWebサイト作成の専門家であり、HTML、CSS、JavaScriptなどのプログラミング言語の知識に加えて、IllustratorやPhotoshopの使ったデザイン作成技術、レイアウトやカラーリングを考案するセンスが必要とされます。多彩なスキルを求められるため、Webデザイナーとして活動するには多くの努力が求められます。
また、Webデザイナーは個人だけでなく、チームで仕事をするケースもあります。例えばWebサイトの表画面を設計するUI/UXデザイナー、コーディングを担当するマークアップエンジニア、その他プロデューサーやプランナーと一緒に業務に当たることも多いです。Webデザイナーは基本的にWebデザイン全般の業務を担当できるため、チームで仕事をする際にはさまざまな仕事を与えられます。任された仕事をこなしつつ、チームで連携するコミュニケーション能力も必要です。
Webデザイナーは「やめとけ」と言われる理由について
Webサイト作成の専門家であるWebデザイナーですが、「やめとけ」と忠告されるケースがあります。なぜWebデザイナーの仕事は「やめとけ」と言われるのか、以下で理由を紹介します。
競争が激しい
Webデザイナー業界は、競争が激しいです。Webデザイナー界隈にはスキルを磨いたプロも多く、スクールで勉強した人なども案件獲得を目指しています。その数は増え続けていて、今後も増加する可能性が高いです。
また、Webデザイナーは女性に人気もあることから、時間の空いた主婦の方などがスクールで勉強し、案件獲得を目指すケースも考えられます。そういった方々は安い案件も積極的に請け負うため、Webデザイナーの単価が下がりがちになる点も「やめとけ」と言われる理由の1つです。
実績を作るのが大変
案件を獲得するためには、「ポートフォリオ」と呼ばれる自身の実績や作品を提示するホームページなどを公開する必要があります。しかし、ポートフォリオを作るための「最初の案件」が獲得できないことが多く、Webデザイナーは「実績を作りたいのに仕事ができない」という状況に陥ることも少なくありません。スクールを出ても実績を積むまで時間がかかるケースも珍しくないため、Webデザイナーを「やめとけ」という意見があることもおかしくはありません。
そこも把握した上で対策を立て、案件獲得を目指すのであれば、競争が激しいことを踏まえて経理のスキル、ECサイトを作るスキル、Webサイト運営などのWebマーケティングスキル、Webライティングを行うスキルなどを組み合わせて、他のWebデザイナーとの差別化を図る必要があるでしょう。Webデザイナーの仕事だけでアマチュアが稼いでいくことは難しいため、上記のようなスキルを組み合わせてさまざまな案件に対応できるように備えるのがおすすめです。
当スクールではエクセルVBAやPythonなど、技術の変化が少なく、競争率も低い案件の獲得を推奨しています。
継続してスキルをアップデートしていく必要がある
Webデザイナーは、継続してスキルをアップデートしていく必要のある職業です。「〇〇のスキルがあれば一生安泰」といったことはないため、常に学び続ける強い意思が求められます。Webサイトのデザインではトレンドを取り入れることも重要なため、最新の環境や流行りの技術を一早く学習する必要があります。勉強の速度についていけずに脱落する人も多いため、Webデザイナーの仕事は「やめとけ」と言われるケースがあるのです。
ホームページを簡単に作成できるサービスが増えている
近年はホームページを簡単に作成できるサービスが普及し、その技術やデザイン力も向上しています。テンプレートを使って自由にカスタマイズできるホームページ作成サービスも増えているため、Webデザイナーの仕事がなくなると懸念する声も聞かれます。そういった技術発展による仕事の減少を危惧して、「やめとけ」と警告するケースも多いです。
ホームページそのものの価値が変化している
ホームページそのものの価値が変化している点も、Webデザイナーは「やめとけ」と言われる理由の1つです。従来は企業が1つのホームページを作成し、そこから情報を発信していくのが当たり前でした。しかし、近年は専用のプラットフォームを活用して商品販売をしたり、SNSで情報発信をしたりといった傾向が強まっています。そのためWebデザイナーの需要が減少し、将来的になくなるのではないかと考える人が増えた結果、「やめとけ」と言われるようになったと推測されます。
待遇面が良くない
Webデザイナーは、年収や残業時間の多さなどの待遇面で不満が聞かれるケースが多いです。仕事の責任の重さや労働時間に釣り合わない待遇に納得できずに辞めた人が、Webデザイナーは「やめとけ」と忠告していることもあります。しかし、待遇に関しては企業によって大きく異なるため、一概に「Webデザイナーの待遇は悪い」と決めつけることはできません。
年齢が上がっても付加価値がつかない
Webデザイナーは、Webサイトなどをデザインするセンスや感性が求められる仕事です。センスや感性の高い若者・学生でもすぐに活躍できるメリットがある一方で、裏を返せば年齢が上がっても付加価値がつきにくいと捉えることもできます。
年齢が上がるとともに最新のデザインのトレンドをキャッチする感性が鈍化していく可能性を考えると、年齢が高いからといって有利に働く仕事とはいえないでしょう。
AIに仕事が奪われていく
近年では、デザイン制作や画像生成を行えるAIツールが次々と登場してきています。Webデザイナーと遜色ないクオリティのデザインや画像を、AIツールであれば数分で作成することも可能です。
そのため、Webデザイナーの仕事はAIに代替されていくリスクがあるとも言われています。Webデザイナーの仕事がすぐになくなるわけではありませんが、将来的に需要が減少していく可能性は無視できないでしょう。
Webデザイナーのメリットとは
前述したようにWebデザイナーは「やめとけ」と言われることもありますが、一方でWebデザイナーにはメリットがあるのも事実です。ここでは、Webデザイナーの主なメリットについて解説していきます。
年齢は関係なくずっと仕事ができる
Webデザイナーのメリットのひとつは、年齢に関わらず仕事を続けられる点です。Webデザイナーの仕事は、デザインスキルや業務経験が重視されるため、実力があれば年齢に関係なく活躍できます。
スキルや経験があれば定年後でも働き続けられるため、一生涯のワイフワークにできる可能性もあるでしょう。興味とやる気があれば、40代・50代からでも始めることができます。
場所を選ばずに仕事ができる
Webデザイナーは、場所を選ばずに仕事ができる点もメリットです。基本的にPCとインターネット環境さえあれば仕事が成り立つため、自宅やカフェ、サテライトオフィスなどで働くことができます。
ただし、会社所属のWebデザイナーの場合は、会社のルールによっては出社が義務づけられている場合もあります。完全在宅を実現したい人は、フリーランスのWebデザイナーを目指すのもよいでしょう。
複数の仕事に関われる
Webデザイナーは、Webデザインを軸に複数の仕事に関われる点もメリットです。たとえば、A社のホームページのデザイン、B社のSNS投稿のデザイン、C社のWebパンフレットのデザインといったように、複数のプロジェクトに平行して携われる可能性もあります。
さまざまな仕事に関わることで、Webデザイナーとしての経験値を幅広く獲得していくことができるでしょう。
実績・ポートフォリオを作りやすい
Webデザイナーのメリットとしては、自分自身の制作物を具体的に確認できる点も挙げられます。企業のホームページのデザインなど、Web上で検索すれば誰でも簡単に制作物を確認することが可能です。
自分自身が手掛けたデザインをポートフォリオに掲載し、新たな案件を獲得する際のアピール材料として見せることもできるでしょう。
他のスキルと組み合わせることで仕事の幅が広がる
Webデザイナーのスキルに他のスキルを組み合わせることで、稼げるチャンスが広がっていく可能性がある点もメリットです。たとえば、HTMLやCSSなどのプログラミング言語を習得すれば、ホームページ制作も行えるようになります。
Webデザインだけでなく、ホームページの設計や構築も手掛けていくことで、より幅広く仕事を獲得して活躍することも可能です。
Webデザイナーに向いている人向いていない人
Webデザイナーの注意点やメリットが分かったところで、「自分はWebデザイナーに向いているだろうか」と気になる人もいるでしょう。そこで、ここではWebデザイナーに向いている人と向いていない人の主な特徴について解説していきます。
向いている人
Webデザイナーはデザインを生み出すクリエイターであるため、創作活動が好きな人が向いています。常に最新のトレンドや流行をキャッチし、新しいデザインを模索することが好きな人はWebデザイナーとして活躍しやすいでしょう。
また、自由な働き方を長く続けたい人にとってもWebデザイナーは向いています。Webデザイナーは基本的に働く場所の制約がなく、スキルがあれば年齢に関係なく働き続けられるため、自由度の高い働き方を実現したい人にも向いています。
向いていない人
一方で、トレンドや流行を追うのが苦手な人や柔軟な発想ができない人、物事を観察することが苦手な人はWebデザイナーに向いていない可能性があります。Webデザイナーとしての付加価値を生み出すためには、最新のトレンドなどを踏まえたうえでクリエイティブな発想をすることが欠かせません。
加えて、クライアントが満足するデザインを制作するためにはクライアントの要望を適切に聞いて理解することが重要であるため、ヒアリング能力が不足している人も向いていない可能性があります。
参照元:ITプロパートナーズ「Webデザイナーに向いている人・向いていない人の特徴とは?」
50代からWebデザイナーを目指すなら何を学ぶべき?
50代からでも、Webデザイナーに必要なスキルを理解して効率良く学ぶことができれば、仕事につながる可能性があります。
基本となるプログラミングスキル
50代からWebデザイナーを目指すのなら、まずコーディングに必要なプログラミングスキル(HTML、CSS、JavaScript)は必要です。プログラミングスキルはWebデザイナー以外の職種にも活かせるため、将来役立つ可能性が高いです。
UI/UXデザインを考えるスキル +XD、Figma
これからのWebデザイナーには、UI/UXのデザインスキルが求められると考えられます。UIとはWebサイトの見た目など、サービスとユーザーの接点を意味する言葉で、UXとはサービスやプロダクトを通してユーザーが得た体験を意味する言葉です。
従来のように見た目が綺麗でインパクトのあるWebサイトを構築する時代から、現在はユーザーの体験を意識したデザインが重視されるようになっています。Webデザイナーとして活躍するには、UI/UXをデザインするスキルが重要となるでしょう。
また、主要なデザインツールである「Adobe XD」や「Figma」を扱えるようにしておくことも大切です。Adobe XDは、Adobe社が開発したデザインツールであり、Webサイトやモバイルアプリのプロトタイプ作成やデザイン構築に利用できます。
Figmaは、Webサイトやモバイルアプリの開発・デザインに使えるクラウド上のデザインツールであり、リアルタイムでの共同編集やデザイン共有など豊富な機能を備えています。なお、Adobe XDは現在メンテナンスモードとなっており、既存ユーザーのみのサポートとなっているため、これから習得を目指す場合はFigmaがおすすめです。
参照元:Figma「FigmaとAdobe XDの比較 – Figmaはどこが違うのか?」
WordPress、BootStrapスキル
WordPressやBootStrapスキルを習得することも有効です。WordPressは、個人ブログから企業サイトまでさまざまなWebサイトが作れるソフトウェアです。世界で6,000万人以上のユーザーに利用されており、Web 上の40%以上のサイトが WordPress を使っていることから、WordPressを扱える人材のニーズは高いといえるでしょう。
BootStrapは、Webサイトやアプリケーションの作成に使えるWebフレームワーク(Web制作に必要なパーツをまとめたパッケージ)です。Bootstrapを利用することで、パーツを組み合わせるような感覚で効率的にWeb制作ができます。
参照元:WordPress「WordPressとは」
参照元:BootStrap「Bootstrapで高速でレスポンシブなサイトを構築しよう」
コミュニケーションスキル
Webデザイナーを目指す場合は、Webデザインのスキルだけでなく、コミュニケーションスキルも習得することが重要です。クライアントが満足するデザインを提供するためには、クライアントの要望・ニーズを正しく把握してデザインに反映する必要があります。
そのためには、相手の望んでいるデザインを正確に理解するためのコミュニケーション能力が大切です。50代であればすでに長年の実務経験に裏打ちされたコミュニケーションスキルを有している場合も多いかと思いますが、Webデザイナーを目指す場合も重要となる点は認識しておきましょう。
仕事獲得スキル
Webデザイナーとして活躍するためには、仕事獲得スキルも求められます。どんなにやる気やスキルがあっても、そもそも仕事を獲得できなければWebデザイナーとして働くことはできません。
特にフリーランスのWebデザイナーとして働きたい場合は、Webデザインのスキルに加えて仕事獲得スキルも培うようにしましょう。仕事獲得スキルを高めるためには、定期的に案件を調べたり、自分自身のポートフォリオを作成・更新していく取り組みが重要です。
別のスキルと組み合わせて仕事の幅を広げる
50代からWebデザイナーを目指すのなら、別のITスキルと組み合わせて仕事の幅を広げるのもポイントです。別のスキルと組み合わせて仕事の幅を広げる効果的な方法について、以下で解説していきます。
将来的に活躍するためにスキルの掛け合わせ
仕事の幅を広げていくためには、将来的に活躍するためのキャリアビジョンを踏まえたうえで、スキルの掛け合わせをしていくことが重要です。たとえば、今後さらなる需要の増加が見込まれるAI技術などのスキルを掛け合わせていくことで、長期的に活躍できる可能性が高まるでしょう。
元々の仕事の経験
元々の仕事の経験と組み合わせることで仕事の幅を広げることも可能です。たとえば、これまで広報の仕事を行っていた方であれば、Webデザインのスキルを広報活動に活かすことができます。
自社の強みや特徴を効果的に伝えるためのデザインを自分自身で制作し、企業のWebプロモーションなどに活用することもできるでしょう。
マーケティングスキル、SNS活用
マーケティングスキルやSNS活用スキルも大切です。マーケティングスキルやSNS活用スキルを高めれば、顧客が商品・サービスを認知して購入するまでのマーケティング戦略をSNSを含めて考えられるようになります。
そこにWebデザインを載せていくことで、顧客をより惹きつけるマーケティングを実現できるでしょう。
AI、DX化、業務効率化
AI、DX化、業務効率化も今後重要な分野です。WebデザイナーはAIに代替されるリスクがあるとも言われていますが、AIを活用してWebデザインの業務効率化を実現することも可能です。
AIを自分自身の仕事をサポートするパートナーとしてうまく取り入れれば、業務の大幅な効率化やDX推進などに役立つでしょう。
デザイン思考の活用
Webデザイナーのスキルとデザイン思考を組み合わせることも有効です。デザイン思考とは、 顧客が抱える課題やニーズを起点にデザインを考えていく思考法を指します。
デザイン思考を活用することで、顧客の課題解決に結びつくデザインの考案や制作ができ、顧客からの満足や共感を得られやすいWebデザインを実現することが可能です。
参照元:HRプロ「「デザイン思考」とは何か? 5つのプロセスやフレームワーク、企業事例などを解説」
ディレクションによってチームを運営する
Webデザイナーのスキルに加えて、ディレクションなどチームを運営するスキルを習得することも効果的です。クリエイターとしてのスキルだけでなくマネジメントスキルも磨くことで、より高いポジションでWeb制作全体を見渡せるようになります。
Webデザイナーのキャリアの延長線として、Web制作全体の指揮やチームマネジメントを行うWebディレクターとしての道もあるでしょう。
Webデザイナーになる方法
これからWebデザイナーを目指す50代にとっては、「何から始めればよいのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。そこで、ここではWebデザイナーになるための方法について解説していきます。
テクニカルスキルを習得
まずはテクニカルスキルの習得から始めていくことが大切です。たとえば、IllustratorやPhotoshopといったWebデザインで使用するソフトの習得をしていきます。
Illustratorを使えば、ロゴやイラストの作成、パンフレットのデザインなどが可能です。Photoshopでは、写真の加工やテイストの変更、ボタンやアイコンなどのデザインパーツの作成ができます。
参照元:Adobe「Illustratorとは?アイコンから大判ポスターまで自由にデザイン」
参照元:Adobe「Adobe Photoshopとは?世界中で利用される画像編集ツール」
ポートフォリオ作成
Webデザインのテクニカルスキルを習得したら、実際にWebデザインを行い、制作物を基にポートフォリオを作成していきます。仕事を獲得するためには、ポートフォリオを作成して他の人が制作物を見れるようにしておくことが重要です。
獲得したい仕事のジャンルが定まっている場合は、ジャンルに近い内容の制作物を作ってポートフォリオに掲載することが効果的です。
初めての仕事獲得
ポートフォリオの作成ができたら、初めての仕事獲得に向けて案件に応募していきます。50代初心者が副業などからWebデザインを始めていく際は、クラウドワークスなどのサービスを活用することが有効です。
クラウドワークスであればWebデザインの仕事が多数掲載されているため、定期的に案件を確認していくとよいでしょう。
クライアントの信頼を獲得し、リピート
仕事を獲得できたら、クライアントの信頼を獲得してリピートしてもらうことを目指していきましょう。クライアントの要望に合ったWebデザインを納期を守って提供できていれば、リピートにつながるケースも多くなります。
もしリピートがなかったとしてもあまり落ち込まずに、別の新しい案件に応募していく姿勢も大切です。
まとめ
Webデザイナーは「やめとけ」と言われている背景には、さまざまな理由があります。その現状を把握した上で、必要なスキルを的確に学んでいくことが、これからWebデザイナーを目指す際に重要なポイントになるでしょう。
50代からWebデザイナーになりたいのなら、基本的なスキルを身につけつつ、最新のトレンドを把握する努力が必要です。まずはWebデザイナーという職業がどのような役割を担い、どんな需要を満たせるのかをこの機会に確認してみてください。
Webデザイナーのプロと比較されると、アマチュアが稼いでいくことは非常に難しいです。競争率も高まっていることから、安定して案件を獲得できないことも考えられるでしょう。そこで先ほども紹介した経理のスキル、ECサイトを作るスキル、Webサイト運営などのWebマーケティングスキル、Webライティングを行うスキルなどを組み合わせるのがおすすめです。
複数のスキルを組み合わせて対応力を身につけ、他のWebデザイナーとの差別化を進めることが、結果的にWebデザイナーとして成功することにもつながります。
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