50代初心者のプログラミングは需要の高いWordPressがおすすめ!
更新日:2023.11.22
50代未経験者の方がプログラミングを収入源にする際、学ばなければいけない内容が多すぎて挫折する人が多数います。本業やプライベートで忙しいなかで、副業にできるほどのスキルを身につけるのはかんたんではありません。
Webデザインのスキル(HTML・CSS・JavaScript)は昨今、フリーランスを目指す人が多く勉強しているため非常に競争が激しく、単価も安い傾向があります。そこでより差別化して単価を上げていくためにおすすめなのが、PHPも加えたWordPressのカスタマイズスキルで差別化する方法です。WordPressのカスタマイズのためのPHPのスキルは、アプリ開発のためのPHPの学習と比べ、比較的学ぶ内容が限定的と言えます。
本記事ではWordPressとそれに使われるプログラミング言語、そして将来性について解説しましょう。

プログラミングを収入源にしたいため、Webデザインスキルを学んでいるのですが、将来性があるのか不安です。
Webデザインの分野は競争率が高く、プロデザイナーによって高単価の案件は既に確保されているケースがほとんどです。そのため通常のWebデザインのスキル(HTML・CSS・JavaScript)を学ぶだけでは、差別化をして高収入を獲得することは難しいかもしれません。そこでおすすめとなるのが、PHPも加えたWordPressのカスタマイズスキルの習得です。WordPressのカスタマイズスキルは需要が高く、ウェブデザインの基本を学んだ人なら比較的学習しやすい領域となっています。将来性も高いため、この機会に学習を進めてみるのがおすすめですよ。

WordPressとは
まずはWordPressがどのようなものなのか、知っておくべき基礎知識を解説します。
世界で最もシェアが高いサイトやブログを構築するサービス
WordPressはCMS(Contents Management System)と呼ばれる、簡単にサイトやブログを構築できるサービスです。
CMSとは一言でいうとプログラミングのスキルなしにサイトやブログが構築できるシステムであり、最近はサイトの構築を1から新しく作るのではなくCMSを使って作るケースが増えています。
そして、WordPressは数あるCMSのなかでも世界で最もシェアが高いCMSです。
参照元:WordPress.com.”世界で最も人気の サイト構築サービスへようこそ。”.
https://wordpress.com/ja/
無料で利用可能
WordPressが広く使われている理由の1つに、無料で利用できる点が挙げられます。
GPLライセンスと呼ばれる形態で開発されており、誰でも自由に入手、使用、改変、再頒布可能です。
このため手軽にサイトやブログの構築ができ、導入の敷居が低いといえます。
参照元:WordPress.com.”世界で最も人気の サイト構築サービスへようこそ。”.
https://wordpress.com/ja/
コードレスでサイトの構築、運営が可能
先述の通り、WordPressでサイトやブログを構築するのにプログラミングの知識は必要ありません。
このためサイトやブログの運営者はプログラミングのスキルを身につける必要がなく、サイトやブログのデザインおよび内容の充実に注力できます。
参照元:WordPress.com.”世界で最も人気の サイト構築サービスへようこそ。”.
https://wordpress.com/ja/
詳細なカスタマイズにはプログラミングのスキルが必要
WordPressは世界で最もシェアが高いCMSであり、数多くの人々がWordPress向けのテーマやプラグインを開発しています。
このため一般的なサイトやブログであれば、先述の通りプログラミングなしに構築と運営が可能です。
ただ、広く使われているCMSだけに同じテーマやプラグインを使った、「どこかで見たことがある」サイトやブログになりがちなのも事実。
差別化のための詳細なカスタマイズにはプログラミングスキルが必要となるため、ここに副業案件受注のチャンスが生まれます。
WordPressで使われるプログラミング言語
WordPressで使われるプログラミング言語を解説します。
サイトの構造を定義するHTML
HTMLはWebサイトを構成する最も基本的なプログラミング言語です。
主にサイトの構造を定義するためのプログラミング言語であり、文章の装飾やタイトル、見出しの指定、リンク、画像の挿入などをおこないます。
プログラミング言語としては非常に単純であり、初心者でも学びやすいでしょう。
参照元:WEB学園.”【学習方法も解説】ブログで使われているプログラミング言語とは”.2022-05-27.
https://www.onamae.com/column/blog/66/
レイアウトやデザインを担当するCSS
CSSはHTMLと同じく、レイアウトやデザインを担当するプログラミング言語です。
HTMLだけでもレイアウトやデザインは指定可能なのですが、CSSはサイト全体あるいは大きな範囲でこれらを指定できるのがポイント。これによりサイト全体の一貫性を保てるほか、サイト全体の改変を少しのコード変更で実現可能です。
こちらもプログラミング言語としては単純な部類に入り、初心者でも簡単に習得できます。
参照元:WEB学園.”【学習方法も解説】ブログで使われているプログラミング言語とは”.2022-05-27.
https://www.onamae.com/column/blog/66/
ダイナミックな表現に欠かせないJavaScript
HTMLやCSSが静的な表現を担当するのに対し、JavaScriptはよりダイナミックで複雑な表現を担当します。
JavaScriptはHTMLやCSSよりも一般的なプログラミング言語に近く、複雑な条件分岐や動画、音楽の管理が可能です。ブラウザ上で動くゲームの開発すらできます。
ほかとはひと味違うサイトの構築に欠かせないため、WordPressのプログラミングを副業にしたいならぜひ習得したいプログラミング言語といえるでしょう。
参照元:WEB学園.”【学習方法も解説】ブログで使われているプログラミング言語とは”.2022-05-27.
https://www.onamae.com/column/blog/66/
テーマやプラグインにも使われるPHP
PHPもJavaScriptと同じく、複雑な条件分岐を含むコード作成が可能なプログラミング言語です。
一般的な違いはJavaScriptがユーザー側で実行されるのに対して、PHPはサーバー側で実行されるところ。
ただ、WordPress向けという意味で違うのは、WordPressのテーマやプラグインがPHPで作られているという点にあります。
WordPress向けのプログラミングではテーマやプラグインの改変あるいは新規作成が必要になることが多くあり、PHPのスキルがないと受注は難しいでしょう。
参照元:WEB学園.”【学習方法も解説】ブログで使われているプログラミング言語とは”.2022-05-27.
https://www.onamae.com/column/blog/66/
WordPress向けのプログラミング学習の手順
WordPress向けのプログラミングスキルを身につける手順を解説します。
まずはノーコードでWordPressのWebサイト制作に慣れる
WordPressに特化したプログラミングを副業にするなら、まずはWordPressがどのようなものなのか知っておく必要があります。
自分のサイトやブログを構築するなどして、WordPressを使ったWebサイト制作に慣れておいてください。
ノーコードで何ができるのか、逆にプログラミングが必要なのはどのような場面なのかを知っておけば、クライアントとの議論がスムーズになるでしょう。
HTML・CSS・JavaScriptで、Webサイト制作の基本を学ぶ
次にHTML、CSS、JavaScriptを使ったWebサイト制作の基本を学びます。
これらのプログラミング言語の基本的な使い方に加え、実際にこれらを使ってサイトを構築してみるとよいでしょう。
それぞれの違いや得意分野を知ることで、クライアントがやりたいことに対して最適な提案ができるようになります。
WordPress特有のカスタマイズをするためのプログラミングを学ぶ
最後にWordPress特有のカスタマイズをするためのプログラミングを学びます。
WordPress向けのプログラミングをおこなうのに、HTML・CSS・JavaScriptだけでは不十分で、PHPを使ったWordPressのカスタマイズ方法を学ぶ必要があります。
ある程度軽くPHPの基礎を学んだ上で、WordPress特有のPHPの使い方を学ぶ必要があります。そのため一般的なアプリ開発用のPHPの書籍やメンターではなく、WordPressの作成におけるPHPに関する書籍やメンターなどを活用するのがおすすめです。
注意事項として、WordPressのPHPに関する書籍や動画は決して多くなく、50代未経験の超初心者が、色々なケースに独学で対応するのは難しいと言わざるを得ません。。そのためスクールやセミナーなど、専門家の意見を聞ける環境を利用するのが良いでしょう。
とはいえ、WordPressをカスタマイズするのに必要なPHPの知識はかなり限定的であり、そのために必要な知識さえあれば十分です。
WordPress向けのプログラミングは需要が高い
WordPress向けのプログラミングは需要が高く、将来性も十分です。その理由を解説します。
インターネット上のサイト数はうなぎ登り
インターネット上のサイト数は爆発的に増え続けています。
Webサイトの数(固有のホスト名の数)は2022年に約19億と、2019年の約16億に対して3億サイト増加しました。
そのなかには運営がおこなわれなくなったサイトも含まれていますが、重要なのは新規に作られたサイトが3年間で3億存在しているという点。
Webサイトの制作にはそれだけ多くの需要があり、そのなかでCMSシェアトップのWordPressは大きな割合を占めているのです。
参照元:iiMono.TOWN.”「世界にWEBサイトの数」はいくつ? 2022年版”.
https://iimono.town/topic/it/29988/
差別化のために独自のデザインや機能を持ったサイトが必要
Webサイトを作る理由はさまざまですが、できるだけアクセス数が多い方がよいというのは共通した目標でしょう。
魅力的なサイト制作には差別化要素となる独自のデザインや機能が必要です。それにはお仕着せのCMSやテーマ、プラグインでは不十分であり、プログラミング言語によるカスタマイズが必要となります。
サイトの数が増えれば増えるほど、差別化のためのプログラミングの需要も高まっていくのです。
WordPressをカスタマイズできるコーダーは少ない
このような状況から、サイトを1から新たに構築するWebコーディングの分野は競争が激しく、デザインとプログラミングの両方に長けた個人や企業がしのぎを削っています。
ただ、すべての依頼者がサイトを1から制作する予算を持っているわけではなく、WordPressの既存のテーマやプラグインを元に手軽な改変で独自性を出したいと思っているクライアントも多くいます。
実際、クラウドソーシングサイトのクラウドワークスで「WordPress 開発」を含む案件を検索すると、本記事執筆時点で1,500件以上ヒットしました。
しかしながら、WordPressのカスタマイズには独自のやり方があり、HTMLやCSS、JavaScript、PHPを使いこなせるプログラマーだからといってWordPressのカスタマイズができるとは限りません。
ここに副業としてWordPress向けプログラミング案件を受注するチャンスがあるのです。
参照元:CrowdWoks.”wordpress 開発 の仕事検索結果”.2023-02-07.
まとめ
この記事ではWordPress向けのプログラミングが50代未経験の方の副業としておすすめである理由を解説しました。
需要が高く、将来性があるWebサイト制作向けのプログラミングですが、そのなかでもWordPress向けのスキルまで習得しておけば、50代未経験の方でも十分差別化可能です。
また、WordPress向けのPHPによるカスタマイズのプログラミングは、アプリ開発などに比べると、学ぶべき内容が限定的である一方で、独自のプログラミングルールやカスタマイズ方法があり、これに特化した人材は意外と多くありません。
プログラマーとしての副業に興味がある方は、WordPress向けのプログラミングをぜひ検討に入れてみてください。
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