50代でも「教える仕事」に就ける!リカレント教育の需要が高まる中、教えるための必要なスキルや仕事の種類も解説

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50代でも「教える仕事」に就ける!リカレント教育の需要が高まる中、教えるための必要なスキルや仕事の種類も解説

「生涯現役」という言葉が広く浸透した現代社会。60歳で定年を迎える方も多いと思いますが、定年後も人生は続いていきます。このような中で、退職後には自身のスキルや経験を生かして、講師やインストラクターなどのいわゆる「教える仕事」につきたいと考えている方も多いのではないでしょうか。


そこでこの記事では、50代の方に向けて、教える仕事の種類や必要なスキルなどについて解説します。

50代会社員です。退職後は講師などの教える仕事をしたい考えていますが、実現可能でしょうか?また、実現するためには何をすべきでしょうか?


「リカレント教育」や「生涯現役社会」などの社会的な流れを背景に、社会人やシニア向けの教育需要は増加傾向にあり、併せて講師の需要も高まっています。これまで獲得してきたスキルや経験を生かすことで、教える仕事に就くチャンスは十分にあります。一方で、スキルに自信がない場合は、人材不足が深刻であり、人材育成の需要が高まっているIT分野のスキルを身に付けることをおすすめします。

50代からでも教える仕事に就ける!

50代からでも講師などの教える仕事に就くことはできるのでしょうか?結論としては、50代からでも教える仕事に就くことは十分に可能です。

※引用:経済産業省「イノベーション創出のためのリカレント教育に関する調査」報告書 P14より

その理由として、社会人やシニアに対する教育需要の高まりが挙げられます。経済産業省が2022年に実施した調査※1では、6割の企業がリカレント教育(注:学校卒業後の再教育)を実施。教育に対して高い需要があることが示されています。


また、2021年には高年齢者雇用安定法が改正。企業に対し70歳までの雇用継続の努力義務が課されるようになった一方で、70歳まで現役で就労するためには、学習によるスキルの継続的な維持・獲得も必要となります。


このように教育需要が高まる中、講師やインストラクターとして経験やスキルを持った50代が活躍でき

る場面があると考えられます。

 

※1参考:経済産業省「イノベーション創出のためのリカレント教育に関する調査」教える仕事の種類とニーズ

どのような種類があるか

教える仕事には以下のような種類があります。自身の経験や興味に応じて、目指す道を決めるとよいでしょう。
 
〇学校教育:
小学校や中学校などの教師として働く。基本的に教員・教諭免許が必要であるが、非常勤講師などとして働くことも可能。
 
〇スクール:
プログラミング教室や音楽教室などでインストラクターや講師として働く。自身の趣味や経験を生かすことができる。
 
〇セミナー・研修:
企業などで実施するセミナーや研修の講師として働く。企業内で熟練者として後進育成にあたるという選択肢も。

どのようなニーズがあるか

具体的には、どのような需要があるのでしょうか。例えば、家庭教師サービスを提供するトライグループでは、「大人の家庭教師※2」というサービスを提供しています。このサービスでは、社会人やシニアなどを対象に、プログラミングやPCの使い方など幅広い分野で家庭教師の派遣を実施しています。
 
また、自身のスキルを売り買いするマーケットを提供する「ココナラ」では、英語や音楽など様々なレッスンを提供するユーザーと、それを利用したいユーザーがマッチングしています。
 
さらに、「ストリートアカデミー」では、380ものカテゴリから講座や先生を探すことができるサービスを提供しています。
 
このように教育・レッスンに関する様々なサービスが提供されていることからも、学校教育以外にも様々な領域において講師の需要があるといえるでしょう。
 
※2参考:大人の家庭教師

※3参考:ココナラ

※4参考:ストリートアカデミー

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教える仕事に就くために必要なスキル

教える仕事に就くためにはどのようなスキルが必要なのでしょうか。以下で解説します。

専門性・経験

教える仕事をするためには、当然ながら専門的な知識や経験が必要となります。これまで自身が仕事で培ってきた経験を活用する方法もあれば、長年行ってきた趣味が教える仕事につながることも。意外なところに教育の需要があるケースもあるので、仕事や趣味などを含めて自身の知識を棚卸してみるとよいでしょう。

プレゼン力

人に教えるためには、相手が理解しやすいようにかみ砕いて伝える能力が重要です。特に、専門的な知識を分かりやすく説明できる能力を持つ方は重宝されます。また、理解しやすく見やすい資料の作成などもポイントとなるでしょう。

企画力

教える仕事をする上では、どのような内容を、どのように教えるかを企画することも大切です。同じ内容であっても、切り取り方によって理解のしやすさは大きく異なります。興味を持ちやすいような企画を考えられる能力は重要でしょう。


いずれの能力も、50代まで社会人として仕事をしてきた方なら、すでに身に付けている可能性が高いのではないでしょうか。

スキルが不足している・需要に合っていない場合

一方で、自身のスキルが人に教えるには十分でないと感じられる方や、これまで仕事で培ってきた能力にあまり教育需要がないというケースもあります。そのような場合にはどうすればよいのでしょうか。
結論としては、ITスキルを身に付けることで教える仕事に就くことができる可能性が高まります。それはなぜでしょうか。

ITスキルが重要な時代に

IT人材の不足は深刻な状況です。経済産業省が2019年に行った調査※5では、標準的なシナリオで2030年には45万人のIT人材が不足するとされています。


また、DX推進の潮流の中、企業におけるIT人材の争奪戦が始まっています。IT人材であれば待遇を上げてでも採用したい企業が増えており、IT人材を目指す人も増えています。


このような中、IT人材の育成は急務です。IT人材育成のための教育需要が高まっている状況にあります。

※引用:経済産業省「IT人材需給に関する調査」概要 P2より

※5参考:経済産業省「IT人材需給に関する調査」

ITの講師となるために必要なスキルとは

それでは、ITのうちどのような領域の教育需要が高まっているのでしょうか。具体的には、プログラミング能力が重要とされています。例えば、2020年から小学校でのプログラミング学習が必修化されていることをご存じの方は多いと思います。


プログラミング能力は、ITスキルの根幹となるものであり、コンピューターの仕組みを理解する上でも重要です。また、AIやデータの活用を進めていく上でも、プログラミングスキルが必要となります。

よって、これからITの講師を目指す方であれば、自身もプログラミングを学ぶことをおすすめすします

プログラミングスクールの講師は好待遇

さらに、一般的にプログラミングスクールの講師の待遇は良い傾向にあります。退職後の収入源としても期待できるでしょう。プログラミングを学んでプログラマーになるのはハードルが高いという方も、子供やシニアなど初心者の方を相手に講師として働くのは、比較的取り組みやすいのではないでしょうか。
 
初心者の方に教える場合、講師は必ずしもエンジニアや専門家である必要はありません。むしろ、初学者の方が相手の気持ちを理解できるというメリットもあります。実際に、当スクールの60代の生徒様が最近、パソコンスクールのインストラクターとして再就職に成功している事例※6も。

 

※6参考:【60代 再就職 事例】 エクセル・VBA・Pythonを学び、地元のパソコン教室のインストラクターとして再就職に成功しました。 〜 新しい職場で輝く!

 

また、上述した小学校でのプログラミング教育の義務化に伴い、民間の講師やTAに頼らざるを得ない状況も発生しています※7。

これらの状況を見ても、プログラミングに関する講師を目指すことは十分に可能性があると感じられるのではないでしょうか。

  
※7参考:日本経済新聞「大学入試新設「情報」、教員足りない 16%正規免許なし」

まとめ

この記事では、50代の方に向けて、教える仕事の種類や必要なスキルなどについて解説しました。教える仕事に就く方法には、自身のスキルや趣味を生かす方法、需要の高い領域のスキルをこれから身に付ける方法など様々な手段があります。自身の興味・関心や得られる報酬などを加味しつつ、退職後のキャリアプランを検討してみることをおすすめします。

教える仕事に就きたい50代の方にはプログラミングスクールの活用がおすすめ

教える仕事に就くために、プログラミングを学びたいという方もいらっしゃるかもしれません。一方で、プログラミングは初学者にとっては難易度が高く、独学は難しいといえます。そこで活用したいのがプログラミングスクールです。


当スクールでは、50代の方向けにプログラミングを学べるカリキュラムを提供しています。さらに、オーダーメードカリキュラム制度により、教える仕事につきたい方も柔軟にカリキュラムを選択可能。無料カウンセリングサービスも提供していますので、ご興味のある方は是非一度お問い合わせください。
 
なお、当スクールではラーニングピラミッド※8と半学半教※9の考え方を元に「教えることが最も効果的なアウトプット学習方法である」という考えを持っています。一部の生徒様には謝礼をお支払いしながらTA(ティーチング・アシスタント)をお願いしており、これらの生徒様は学びながら将来教えるためのご経験を積んでいるといえるでしょう。
 
※8参考:アメリカ国立訓練研究所が開発したアクティブラーニングの教育理論
記事 「TGS Radio: ラーニングピラミッドについて」参照


※9参考:慶應義塾草創期からの精神(理念:慶應義塾 – Keio University)
 

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