50代セカンドキャリアのためのデータ分析の資格はPython 3 エンジニア認定データ分析試験がオススメ！教材と学習手順を紹介

更新日：2024.02.18

DX化に伴い注目が集まるデータ分析の分野では、さまざまな資格が存在します。データ分析に関心のある方のなかには、「データ分析に関する資格を取得してスキルアップを図りたい」という方もいるのではないでしょうか。

本記事では、データ分析に関する資格や資格取得のための勉強法、資格取得のメリットとセカンドキャリアでの活かし方について解説します。

50代会社員です。DX化の流れを受け、データ分析について学んでいきたいと考えています。学習目標を明確にするために資格取得を目指そうと思っているのですが、データ分析に関する資格にはどのようなものがあるのでしょうか。おすすめの勉強法や資格取得によって得られるメリットなども知りたいです。

データ分析に関する資格には、ビジネス統計スペシャリスト（エクセル分析スペシャリスト）や統計検定、Python 3 エンジニア認定データ分析試験などがあります。各試験で公式テキストや公式問題集があるので、まずはそれらを使って学習していくことがおすすめです。資格を取得することで、データ分析における客観的なスキル証明などにつながります。これまでの実務経験にデータ分析スキルを掛け合わせることで、50代からでも市場価値の高い人材を目指せます。

1 結論: 専門家のサポート付でPython 3 エンジニア認定データ分析試験を狙え！
2 データ分析に関する資格
3 資格取得のための勉強法
4 資格取得のメリットとセカンドキャリアでの活かし方
5 まとめ

結論: 専門家のサポート付でPython 3 エンジニア認定データ分析試験を狙え！

データ分析の資格として、ビジネス統計スペシャリスト（エクセル分析スペシャリスト）や統計検定、Python 3 エンジニア認定データ分析試験などがありますが、DX化の流れの中で、データ分析や機械学習なども得意とするPythonを勉強することができるため、Python 3 エンジニア認定データ分析試験がオススメです。

これらの資格の試験対策としては、下記のようになります。

１）問題集・模擬試験を何回も解く

２）わからないところを・公式のテキストや動画を使って勉強する（実際にコーディングして動かすことをおすすめします）

３）万全を期す場合には、専門家のサポートを受ける（セミナー・スクール・メンターなど）

各試験では公式テキストや公式問題集もあるので、それらを使って学習していき、難しい部分は動画で補完しながら学ぶと良いです。50代初心者の場合には、動画では疑問や問題が解決しないケースがほとんどですので、セミナーやスクールなどで専門家のサポートがほぼ必須と言えます。

データ分析に関する資格

はじめに、データ分析に関する資格について紹介します。おもな資格は以下のとおりです。

・ビジネス統計スペシャリスト（エクセル分析スペシャリスト）
・統計検定
・Python 3 エンジニア認定データ分析試験

ビジネス統計スペシャリスト（エクセル分析スペシャリスト）

ビジネス統計スペシャリスト（エクセル分析スペシャリスト）とは、実践的なデータ分析スキルを評価する資格です。別名エクセル分析スペシャリストと言われており、具体的にはExcelを活用した実践的なデータ分析技能および分析結果の理解力・応用力が問われます。

試験はエクセル分析ベーシック（基礎レベル）とエクセル分析スペシャリスト（上級レベル）の2つのレベルがあります。基礎レベルの場合はExcelデータの平均値や中央値、集計といったかんたんな内容が出題されるため、難易度は低めであるといえます。

資格取得までの期間については個人差はありますが、およそ1～3カ月程度が目安です。

【難易度】低
【学習期間】1−3ヶ月

本資格の詳細については、以下の公式サイトをご確認ください。
https://stat.odyssey-com.co.jp/

統計検定

統計検定は、統計に関する知識や活用スキルが問われる資格です。一般財団法人統計質保証推進協会や一般社団法人日本統計学会によって実施・認定されています。

AIやビッグデータなどの活用において統計学は必要な知識となっているため、統計検定もデータ分析に関する資格の1つです。

統計検定は1級から4級までのレベルに分かれており、レベルによって出題内容も異なります。資格としてアピールするためには、2級以上の取得を目指すとよいでしょう。2級では大学基礎科目レベルの知識やスキルが問われ、データ収集法や確率分布などの問題が選択式で出題されます。

統計検定（2級）の合格率は約40%となっており、やや難易度の高い資格であるといえます。資格取得までの期間の目安は、数学の知識などによっても変わりますが、およそ3～6カ月程度は目安として準備しておいたほうがよいでしょう。

本資格の詳細については、以下の公式サイトをご確認ください。
https://www.toukei-kentei.jp/

【難易度】中
【学習期間】3−6ヶ月

Python 3 エンジニア認定データ分析試験

Python 3 エンジニア認定データ分析試験は、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が主催するPythonを使ったデータ分析の資格です。

試験内容は、Pythonの基礎や数学の基礎、ライブラリによる分析実践などが出題されます。オンライン試験であり、選択式の回答となっています。

本試験は、認定テキストに基づいた選択式の出題となっており、模擬試験など教材も豊富にあるので割と対策がたてやすいと言えます。そのため、難易度はそこまで高くないといえるでしょう。資格取得までの期間の目安は人にもよりますが、およそ3～6カ月程度です。

【難易度】中
【学習期間】3−6ヶ月

本資格の詳細については、以下の公式サイトをご確認ください。
https://cbt.odyssey-com.co.jp/pythonic-exam/python3cda.html

資格取得のための勉強法

データ分析に関する資格を取得するための勉強法としては、おもに以下が挙げられます。

１）問題集・模擬試験を何回も解く

２）わからないところを・公式のテキストや動画を使って勉強する（実際にコーディングして動かすことをおすすめします）

３）万全を期す場合には、専門家のサポートを受ける（セミナー・スクール・メンターなど）データ分析の知識や経験がない50代会社員の場合、公式のテキスト教材を使った独学だけではわからないことも出てくるでしょう。その場合は、動画やセミナー、スクールなどを利用して専門家によるサポートを受けることも効果的です。

ビジネス統計スペシャリスト（エクセル分析スペシャリスト）対策

１）おすすめ問題集・模擬試験
模擬試験
ビジネス統計スペシャリストエクセル分析ベーシック WEB模擬テスト
https://aoten.jp/store/detail.html?no=a1500i_d191210

ビジネス統計スペシャリストエクセル分析スペシャリスト WEB模擬テスト
https://aoten.jp/store/detail.html?no=a2000i_d200702

２）公式テキスト・動画
公式テキスト
Excelで学ぶビジネスデータ分析の基礎
https://aoten.jp/store/detail.html?no=a1500i_b171113

Excelで学ぶ実践ビジネスデータ分析
https://aoten.jp/store/detail.html?no=a2000i_b190312

３）おすすめの専門家・スクールなど
TAC
自宅でマスターExcelで学ぶビジネス統計スペシャリスト
https://www.tac-school.co.jp/kouza_pc/pc_crs_tanka_tushin_excel_tokei.html

ISAパソコンスクール

ビジネス統計スペシャリストベーシック合格保証コース
https://www.isa-school.net/office/excel/excel_bunseki_exam.php

統計検定　対策

１）おすすめ問題集・模擬試験
公式問題集
日本統計学会公式認定　統計検定２級　公式問題集［CBT対応版］
https://jitsumu.hondana.jp/book/b614221.html

２）公式テキスト・動画
公式テキスト
改訂版　日本統計学会公式認定　統計検定２級対応　統計学基礎
http://www.tokyo-tosho.co.jp/books/978-4-489-02227-2/

Udemy
統計検定®2級対策講座
https://www.udemy.com/course/toukei-kentei/?utm_source=adwords&utm_medium=udemyads&utm_campaign=DSA_WebIndex_la.JA_cc.JP&utm_content=deal4584&utm_term=_._ag_89101504074_._ad_624699263400_._de_c_._dm__._pl__._ti_dsa-454026085647_._li_1009207_._pd__._&gclid=EAIaIQobChMIsNLTlp61_gIVidGWCh3RvA2gEAAYAyAAEgIRIPD_BwE

３）おすすめの専門家・スクールなど
TAC
統計検定® ２級対策講座
https://www.tac-school.co.jp/kouza_ts-kentei/ts-kentei_crs_toukei2taisaku.html

京都大学データサイエンス講座　実務に使える統計活用講座～統計検定データサイエンス基礎を目指して～
https://kyodai-original.socialcast.jp/contents/category/dsbasic-online

Python 3 エンジニア認定データ分析試験　対策

公式の試験詳細・申し込みサイトはこちら

１）おすすめ問題集・模擬試験
模擬試験

① Prime Study （プライム・ストラテジー株式会社）
資格運用団体である一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会の認定スクールであるプライム・ストラテジーによる無料模擬試験サイトです。この模擬試験は大変定評があり、問題数も3回分たっぷりある上に、第一回の解説は公式教科書の対象箇所の記載付でとても詳しい上に解説動画もあるのでおすすめです。

ただ本番の試験問題とは異なり、問題文や選択肢の文章量がとても多いので本番直前の模擬試験としては不向きで、学習初期に問題集として取り組むのに適しています。本番直前の模擬試験としては次に紹介するDPro EXAMのほうが出題形式が似ているのでおすすめです。

とは言うものの、このPrime Study模擬試験だけを3回以上繰り返して完璧な理解にすることで合格されている方も多くいらっしゃいます。合格者による学習方法も公開されていますので、是非参考にされてください。

模擬試験一覧

出題範囲一覧（第一回模擬試験解説）

第一回模擬試験解説動画合格までの学習法（合格者の声）一覧

② DPro EXAM (DIVE INTO CODE/ 株式会社ダイビック）
同じく資格運用団体である一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会の認定スクールであるDIVE INTO CODEによる無料模擬試験サイトです。無料で模擬試験を受ける事もできますし、￥980/月で対策テキストや解説、動画も視聴可能になるのでおすすめです。

出題形式が本番の試験問題に近いので、本番直前の模擬試験としてもおすすめです。

Python3エンジニア認定データ分析試験模擬試験（＋対策テキスト）

学習初期は① Prime Study 模擬試験を問題集として利用し、ある程度知識が固まってきたところで ② DPro EXAM 模擬試験に本番練習用としてトライする方法が良いと思います。

２）公式テキスト
プログラミング学習経験があり、独学でも学習を進められる方は、この公式の認定テキストを使って学習を進めていくとよいでしょう。コンパクトに必須事項がまとめられている良書だと思います。

公式テキスト：Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書第2版寺田学 (著), 翔泳社
https://amzn.to/3A5OLxC

３）おすすめの専門家・スクールなど

認定スクール：Python 3 エンジニア認定データ分析試験の公式サイトでは、認定スクールが掲載されています。詳細はこちらから

TechGardenSchool ：2023年よりエクセルVBAエキスパート、Python3 エンジニア認定データ分析試験の資格取得のサポートを行うコースを開講し、合格者を輩出しています。詳細をお知りになりたい方は、お問い合わせいただくか無料カウンセリングに是非ご参加ください！

また、Python 3 エンジニア認定データ分析試験対策については、記事「50代Python資格はPython3 エンジニア認定データ分析試験で決まり！：試験合格対策とセカンドキャリアでの活用法」もご参考にしてみてください。

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資格取得のメリットとセカンドキャリアでの活かし方

本章では、資格取得のメリットとセカンドキャリアでの活かし方について解説します。

資格取得によるメリット

資格を取得することで、データ分析スキルを客観的に証明できるスキルとして履歴書に記載できます。それにより、仕事探しの際に、書類審査を通過して面接に進む確率を上げることが可能です。

同様に、資格を保有していることでクライアントからの信頼感を得られるので、フリーランスや副業での案件獲得につながるでしょう。

資格取得による大きなメリットは、データ分析スキルを客観的に証明できることです。あなた自身のスキルが客観的に証明されることで、現職での評価アップや転職時のアピール強化が見込めます。

また、フリーランスや副業として働く際に、案件獲得につながりやすいこともメリットです。プロフィールや案件応募文に取得した資格を記載することで、クライアントからの印象が上がり、受注率アップが期待できます。

ほかにも、資格を取得したという実績自体が自信アップにつながるでしょう。そしてこれらのメリットは、すべてセカンドキャリアでの活躍に役立ちます。

セカンドキャリアには転職や独立、副業などさまざまな形がありますが、資格取得によっていずれの場合でもあなた自身のアピール力アップや自信アップになるのです。

実務経験の不足を補う

資格取得にはさまざまなメリットがある一方で、資格取得だけで終わってしまっては、新しい職場で採用してもらうのに必ずしも十分とは言えません。それは、資格はデータ分析の実務経験を証明してくれるものではないからです。

その実務経験の不足を補うために、以下の活動をTechGardenSchoolではオススメしています。

・資格取得に加えて、勤務先でのデータ分析に活用した実績を積むことで、仕事探しの成功確率が更に上がります。

・Pythonによるデータ分析コンテスト（Nishikaなど）に応募して、提案実績を積むことで更に、実務で通用することを示す事ができます。

資格取得に合わせて上記の活動も行い、実務経験の不足を補っていきましょう。

セカンドキャリアでの活かし方

現実的に考えた場合、プロのデータサイエンティストを目指すのは、50代からでは非常に難しいと言わざるを得ません。そのため、50代会社員のセカンドキャリアの活かし方としては、今までの業界や職種での実務経験と合わせ「経験ｘIT」によって差別化できる仕事を見つけることがオススメです。

データ分析スキル単体ではプロのデータサイエンティストに及ばなくても、これまでの豊富な実務経験とデータ分析スキルと掛け合わせることで、市場価値の高い人材になることが可能です。

まとめ

データ分析に関する資格には、ビジネス統計スペシャリスト（エクセル分析スペシャリスト）や統計検定、Python 3 エンジニア認定データ分析試験などがあります。

資格取得に向けては、各試験で提供されている公式テキストや公式問題集を使って学習していくことが効率的です。公式の教材で勉強しつつ、わからない部分は動画などで補っていくとよいでしょう。万全を期す場合には、セミナーやスクールなどで専門家からサポートを受けることもおすすめです。

資格を取得することで、客観的なスキル証明や副業案件の獲得などが期待でき、セカンドキャリアでのさらなる活躍につながります。50代のスキル形成としては、今までの業界や職種での実務経験とデータ分析スキルを掛け合わせ、「経験ｘIT」によって差別化していくことが効果的です。

データ分析ならTechGardenSchoolがオススメ！

50代会社員の方がデータ分析の資格取得に向けて学習していくためには、高度なエンジニアを養成するカリキュラムではなく、エンジニアでない方でも十分に理解できることをゴールにした体系的な学習プログラムを備えたサービスの活用が効果的です。

50代会社員に特化したスクールであるTechGardenSchoolでは、データ分析を含めた業務効率化の全体像をやさしくお教えした上で、あなたの業務効率化にはどのスキル（データ分析、Excel VBA, BIツール、Python, RPAなど）が必要かをカウンセリングを通して判断し、オーダーメードカリキュラムをご提案いたします。

基礎学習の段階から、常に「データ分析を使った実践」を意識して、実践的かつわかりやすく指導しています。

データ分析の学習や資格取得、実践に興味のある方はぜひご相談ください。

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