50代にも他人事では無いリカレント教育、プログラミングとの親和性を解説
更新日:2024.05.06リカレント教育について聞くことがありますが、一体どのようなものでしょうか。自分に必要なものかどうか、また、必要な場合、プログラミングがおすすめか知りたい。
リカレント教育とは社会人になった後に時代に応じた新しいスキルを学ぶことです。人生100年と言われる時代ですので、現在50歳であってもあと50年ほど人生を過ごすこととなります。今後20年、30年と活躍していくためには、必ずプログラミングをはじめとしたデジタルスキルが必要となってきます。所属企業の研修では十分な研修を受けられない可能性があるため、自分で進んで取り組むと良いでしょう。
目次
リカレント教育とは、リスキリングとの関係性について
厚生労働省ではリカレント教育について同省のWebサイト上で説明しています。その説明を要約すると、学校教育を卒業した後も、社会人生活において各自が必要なタイミングで学び直すことがリカレント教育とされています。社会人になってもリカレント教育によって仕事で求められる能力を磨き続けていくことが大切と記載されています。教育=学生のすることという概念を打ち破り、社会人になっても教育を受け続ける必要性が指摘されています。リスキリングとの関係性
似たような言葉にリスキリングという言葉もあります。詳細については記事「リスキリングとリカレント教育の違い、DX・プログラミングを背景として50代会社員にも必須の素養に」をぜひご覧ください。学び直しの態度は社会人の必須の素養となりつつあります。その象徴としてリスキリングやリカレント教育と…
リカレント教育とプログラミング
リカレント教育の中でプログラミングはとても親和性が高いものです。その理由は、現在リカレント教育が注目を集めている背景を知るとよく理解できます。DXの推進とデジタルスキル=IT、プログラミングの必要性
みなさんもデジタル化やDX(デジタル・トランスフォーメーション)という言葉は良く聞くと思います。今までアナログだったものもがデジタル化されるだけでなく、生活や仕事のあり方そのものが変わっていきます。これらの変化はデジタルに起因していますので、ITやプログラミングなどの知識、いわゆりデジタルスキルが重宝されます。当スクールにもお勤めの企業でDXプロジェクトが進められていることを理由として入会、ITやプログラミングなどの知識を学んでいる方、キャリアアップや転職に結びつけた方もいらっしゃいます。
スクール生のインタビューについてもぜひご覧ください。 「【40代DX成功事例インタビュー】外部の開発会社の方々の気持ち、大変さがわかるようになりました。! 勤務先の社内報でも自分のプログラミングの勉強が取り上げられました。」 「【50代転職成功事例インタビュー】金融経験xIT で思わぬオファー。プログラミングをかじっているレベルで面接官が前のめりに!」
今回は「経験xIT」で見事に転職に成功された生徒様の事例を紹介いたします。 金融業界での現場経験が…
リカレント教育としてプログラミングを学ぶ必要性
サラリーマンであればわざわざ業務外の時間に勉強をしたくないという人も多いと思います。しかし、今後重要性が増してくるプログラミングのスキルにちて、所属企業の研修やOJTではなかなか習得が難しい場合があります。多くの企業の研修はOJTをベースとしている
日本の多くの企業は先輩や同僚と一緒に現場に出て必要な知識を吸収するOJTを中心に研修を設計しています。そのため、現在プログラミングを扱っている部署に所属または異動になれば企業内研修において学ぶことができるかもしれませんが、現在全くプログラミングスキルの無い方がそういった部署に所属したり異動することはあまり多いとは言えないでしょう。企業で行われるリカレント教育は若手を対象としていることが多い
企業でもリカレント教育を取り入れるところが増えつつあります。現在の業務をDXにより変えるため、または変わった後の新しい業務に対応できる人を増やすために、プログラミングなどの研修を組んでいます。しかし、こういった研修は20代〜30代の若手を対象としていることが多いです。DXは明日起きるわけではなく、今後の話です。そのため、これから長期間に渡って企業で活躍してくれる人材を育成するため、リカレント教育が施されます。50代の管理職層にもプログラミングの考え方など基礎的な知識を研修で教育することはありますが、本格的なプログラミング習得は望めないと言えそうです。新しい時代にも活躍したい、稼ぎ続けたいのであれば自らリカレント教育でプログラミング習得を
人生100年と言われる時代ですので、現在50歳であってもあと50年ほど人生を過ごすこととなります。健康寿命の伸びにより働ける期間が長くなったり、収入面の不足を補うためにシニアになっても稼ぎ続ける必要性も指摘されています。今後20年、30年と活躍していくためには、必ずプログラミングをはじめとしたデジタルスキルが必要となってきます。 人生100年と言われる時代ですので、現在50歳であってもあと50年ほど人生を過ごすこととなります。今後20年、30年と活躍していくためには、必ずプログラミングをはじめとしたデジタルスキルが必要となってきます。所属企業の研修では十分な研修を受けられない可能性があるため、自分で進んで取り組むと良いでしょう。闇雲に進めず、キャリアプランを考えて計画をたてよう
プログラミングといっても色々な言語があります。これから活躍しそうな言語もあれば、使用機会が減っていく言語もありそうです。また、プログラミングだけできても、それを活用するのに必要はITの知識がなければ意味がありません。どんなスキルが必要か悩んだら、ぜひ一度テックガーデンスクールの無料カウンセリングにお越しください。当スクールには50代に向けて多くのキャリア支援とプログラミングなどデジタル関連スキルの指導実績があります。当スクールもまさにリカレント教育の一端を担っており、生徒の皆様のリスキリングを後押ししています。この記事を最後まで読んだあなたにおすすめ
1967年生まれ。慶應義塾大学理工学部大学院修士課程卒。英国国立レスター大学MBA取得。2011年「起業家のためのプログラミング教室」Club86 Startup School(現TechGardenSchool)設立 2017年「中高年のためのプログラミング教室」開始 著書「図解 50代からのプログラミング –未開の能力を発掘♪」「教えて♪ プログラミング」など