【定年後の起業】起業検討前に知りたい、注意しなければならない3つのこと
更新日:2024.09.17本記事をご覧になっている方は、定年後の起業をぼんやりと考えている方が多いのではないでしょうか。これから起業プランを具体化する前に、ぜひ本記事を読んで定年後起業のメリットや注意点を押さえてください。
50代になり定年後の起業を意識しているるものの、まだ具体的に動き出しているわけではありません。動き出す前に定年後起業のメリットや注意点を知りたい。
定年後の起業については、収入を確保する点と社会との接点を維持する点がメリットとして挙げられます。注意しなければいけないこととしては、定年前から準備をしておくこと、体力面を考慮し無理のない計画をすること、小さく失敗できる起業をすることが挙げられます。
目次
定年後に起業する意味
この記事を読まれているのは、ぼんやりと定年後に起業しようと考えている方だと思います。これから起業プランを考える前に、起業する意味、そこからどのような起業をするのかしっかりと検討してから踏み出していただきたいと考えています。もうすでに起業プランがあり動き始めているという方は、本記事をご一読いただいたあと、プラン修正すべき点がないかどうかの点検に使っていただけたらと考えています。
定年後の起業で稼ぎ続ける
定年後に起業する一つの理由として年金収入以外にも収入減を確保するという点が挙げられます。寿命が伸びたことや、物価高、医療費や介護費用の増加により、貯蓄と年金だけでは不安になる方が多いようです。SBIエステートファイナンスの調査では約6割の方が老後資金不足に悩みを持っていることがわかります。年金収入に頼らずに生活するために、不動産を始めたり、シルバー人材として再雇用やパートで働く人も多いです。近年は創業の融資が手厚くなったこともあり、起業を選ぶ方もいます。
ビジネスという形で社会との接点を持ち続ける
元気なうちは働きたいというパターンもあります。本来人が何歳まで働くかはその人の健康状態や意思によるもの。特定の年齢で一斉に退職となる定年退職制度はある種非合理な面もあります。定年後となると、自分の能力や好みにあった求人を見つけることも難しくなってくるため、起業という形で自分でサービスの提供を始める選択肢もあります。freeeの調査では、50歳以上のうち3割が起業に興味をもっていることがわかります。
定年後の起業で注意しなければならない3つのこと
定年後の起業をするにあたっては、いくつか注意しなければならないことがあります。動き始めてしまってから後戻りが発生してしまわないよう、起業検討段階にしっかりと認識しておきたい3つの点をお話しします。
定年してから起業の準備を始めるのは遅い
定年後の起業といっても、定年してから検討を始めるのでは遅いです。もし開業するにあたって前に何らかの資格を取得する必要があったり、審査に時間がかかるものであったら、どんどん時間が経過してしまいます。また、現役時代のコネクションは起業後の強力な資産です。現役時代の同僚やクライアントは、定年後起業においても仕事のパートナーやクライアント候補となってくれます。そういったコネクションを有効活用するためにも、定年退職から起業までの期間を短くスムーズに移行したいです。
若い頃のような体力はないため無理のない計画を
本人は元気と思っていても、20代のような無理はできません。世の中の起業指南書の中には、開業数年はがむしゃらに働くことを前提として計画を立てているものもあります。これらは20代で起業しようと思っている方々には良いかもしれませんが、定年後の起業には向きません。一日の適正な労働時間の稼働を前提にした事業計画を立てる必要があります。また、自分一人で実施できない分を業務委託などの外注で補うことも計画に含めましょう。まだ売り上げが立っていないうちから雇用をしてしまうとプレッシャーにもなり、経費も圧迫しますので、事業立ち上げ当初はフリーランスなどの人材をスポットでうまく使っていくことをおすすめします。
小さく失敗できるリスクの低い起業を
最も注意しなければならないのはこの点かもしれません。現在サラリーマンとして活躍されている方は、現在の華やかなお仕事に照らして、大規模な起業を想起しがちです。もちろん素晴らしいビジネスプランがあり、銀行の融資や投資ファンドからの出資を受け、大きな仕事ができるケースもあるでしょう。しかしながら、「定年後の収入を補う」「社会と接点を持ち続けて生活を充実させる」という目的であれば、そんなに大きなビジネスは必要ありません。むしろ自分の貯蓄や退職金といった資産を守りながら、小さく始められる起業を選ぶとよいでしょう。ビジネスに定年後の生活が振り回されてしまっては本末転倒ですので、失敗しても傷が小さく、再スタートできることが大切です。
ひとり起業を小さく始めるならITスキルが必須
前述したように、定年後の起業は、資金やリスクを抑えて、多少の失敗を前提にひとり起業をするのがオススメです。そのために必須なのがウェブサイトやブログを自分で運営するITスキルです。WordPressのウェブサイトやランディングページくらいはテンプレートを使って自力で制作できるようになるのが理想です。起業すると、多くの種類のキャンペーンページを作ることになるので一々外注していては資金が持ちません。 また、少額の資金で集客する必要があり、そのためにコンテンツマーケティングやGoogle広告のスキルも必須と言えます。 アプリ開発のためのプログラミングなどはこの段階では必要ありませんが、ウェブマーケティングや集客をおこなうためのツールを使うスキルや知識を定年前の50代から身につけておくことをおすすめします。
テックガーデンスクールは50代からのキャリアプラン検討をサポート
TechGardenSchoolでは、ご入会前に必ず無料カウンセリングを受けていただき、あなたのファーストキャリアの経験や知識を棚卸ししています。それを土台に生徒様ごとにキャリアをプランニングし、学び直しのためのカリキュラムをオーダーメードしています。定年後を見据え、フリーランスとして月5万円稼ぐことを目標としている方もいます。フリーランスになって稼ぐ、これも小さな起業の一つです。関心のある方はぜひお気軽に無料カウンセリングにお申し込みください。
定年後の起業については、収入を確保する点と社会との接点を維持する点がメリットとして挙げられます。注意しなければいけないこととしては、定年前から準備をしておくこと、体力面を考慮し無理のない計画をすること、小さく失敗できる起業をすることが挙げられます。
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1967年生まれ。慶應義塾大学理工学部大学院修士課程卒。英国国立レスター大学MBA取得。2011年「起業家のためのプログラミング教室」Club86 Startup School(現TechGardenSchool)設立 2017年「中高年のためのプログラミング教室」開始 著書「図解 50代からのプログラミング –未開の能力を発掘♪」「教えて♪ プログラミング」など