50代でのキャリアアップ転職で大切な正攻法と転職市場で有意に立つスキル。失敗しやすいケースも知り万全の対策を。
更新日:2024.05.0650代でのキャリアアップ転職は難しいと聞いていますが、成功させるための方法やスキルを知りたい。
50代でのキャリアアップ転職はご存知の通り難しいこともあります。そのため、必要な要素を知り、反面教師として失敗しやすいケースを知って備えましょう。現在の転職市場においてどのようなスキルがキャリアアップに繋がりやすいかもお示しします。
目次
これからの50代はキャリアアップしていく転職を
技術革新のスピード化や寿命伸長により働く期間が長くなった現代では、50代においてもキャリアアップに…
コロナ禍でキャリアに不安を持つ人も増加
コロナ禍で働く環境が変わったり、会社の業績が悪くなったり、具体的にボーナスのカットなど影響を受けた人もいると思います。こうしたことからキャリアに不安を持つ人が増加していると言われます。もしご自身が該当する場合は、転職でのキャリアアップを考える前に記事「キャリアの不安を覚える50代会社員が増加、キャリアに不安を感じているがすべき2ステップ」をお読みください。近年、ミドル・中高年層においてキャリアの不安を感じる人々が増加していることが調査結果(※1)から明…
50代からの転職でキャリアアップするために
それではいよいよ転職でキャリアアップを実現していく方法や失敗のポイントについて解説します。最後に50代のキャリアアップで考えられる転職モデルケースをご紹介しますのでぜひ最後までお読みください。50代からの転職でキャリアアップするためにはキャリアプランを明確に
キャリアプランとは簡単に言えばどういうキャリアを歩みたいかという計画のことです。もう少し細かく説明をすると、職業人生において将来的にはこうなっていたいというビジョンを設定し、そこに近づいていくために取るべき行動計画どうするかという計画がキャリアプランです。
50代となると、もう十分にキャリアを積んでいるから、今から将来の計画は不要なのではと思われる方もいるかもしれません。しかし、キャリアアップを目指すにあたり、キャリアがアップしているかどうかを検証するためには、その指標となるキャリアプランが必要です。転職活動において取ろうとしている選択肢が、ご自身のキャリアプランで記載されている具体的な目標や展望と照らして前に進んでいるかどうかを判断する必要があります。
また、これからあなたを採用しようとしている企業にとっても、求職者のキャリアプランは大切です。ベテランを採用するにあたっては、採用側の企業には明確なポジションや職務があります。そして外から上位の職種を獲得すると判断しているということは、適切な社内人材が見当たらないことの裏返しですので、せっかく採用したのにすぐに退職されてしまっては困ります。そのため、自社のニーズと求職者のニーズが合致しているかどうかを見極めるために、キャリアプランを確認することが大切なのです。
スキルの言語化不足やキャリアチェンジは失敗に繋がりやすいポイント
キャリアアップを狙った転職で陥りやすいポイントを二つ紹介します。
一つはご自身のスキルをうまく説明できない場合です。これは同業種や同職種の転職を狙う際に見られるケースです。前職において立派な成績を残していたとしても、「●●業界での長年の経験」「●●円の売上を達成した」だけでは相手に伝わらないことが多いです。「長年の経験」の内訳がわからなければ、新しい職場においてその経験が活かせるかどうかわかりませんし、売り上げを達成した手法がわからなければ、新しい企業で再現性が見込めるかわかりません。
二つ目はキャリアアップではなくキャリアチェンジになっている場合です。いわゆる未経験分野への挑戦にあたりますが、50代からの転職活動においてキャリアチェンジは厳しい戦いになる可能性があります。全くの未経験へ挑戦するのではなく、これまでのスキルと経験を掛け合わせてキャリアをスライドさせましょう。記事「50代会社員の転職活動に必須のキャリアプランとは?理想のキャリアを実現するためしっかりと作ろう」も合わせてお読みください。
当スクールにカウンセリングにいらっしゃる方の中にもこのような方は見られます。当スクールではキャリアプランの支援も行っていますので、生徒様のキャリアプランを考え、その実現のための近道となるような学習プランを作成しています。
転職活動を始めると必ず耳にするキャリアプラン。みなさんはご自身のキャリアプランを聞かれてすぐに答え…
50代からのキャリアアップで考えられる転職モデルケース
それでは50代からの転職でキャリアアップするのはどのようなパターンでしょうか。もちろん人によって千差万別ですが、最近のトレンドも合わせてモデルケースをご紹介します。それはプログラミングやITなど、いわゆるデジタルスキルを身に付け、企業のDX推進部などに転職をすることです。近年日本の多くの企業は中期計画などを元にDXの推進に取り組んでいます。
DXとはデジタル・トランスフォーメーションの略で、デジタル化することで業務を変え、ビジネスを変えていこうという試みです。大手企業などを中心に、DXを推進する部署が設置され、そこに社内外から人材が集められています。新しい部署であることもあり、元来デジタルにあまり強くない企業では外部人材の獲得によって部署の人数を確保しています。そのため、ご自身のこれまでの経験やスキルにデジタルスキルを追加することで、DX人材として転職する機会に繋がります。DX推進部は社長に近い立ち位置で仕事をすることも多いので、まさにキャリアアップと言えるのではないでしょうか。
50代でのキャリアアップ転職を成功させるためには、まずはしっかりとしたキャリアプランを持ち、デジタルスキルなどのニーズの高いスキルを身に付けることが近道です。 テックガーデンスクールでは50代、中高年に特化したキャリア支援とIT/プログラミングなどデジタルスキルのスクールを行っています。ぜひ一度無料カウンセリングにお越しください。
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1967年生まれ。慶應義塾大学理工学部大学院修士課程卒。英国国立レスター大学MBA取得。2011年「起業家のためのプログラミング教室」Club86 Startup School(現TechGardenSchool)設立 2017年「中高年のためのプログラミング教室」開始 著書「図解 50代からのプログラミング –未開の能力を発掘♪」「教えて♪ プログラミング」など