50代から考える老後の人生設計や家族の将来設計とお金の話
更新日:2023.09.11

50代に入り老後が視野に入ってきました。老後の人生設計やお金の面が気になりますが、いつから考えればよいか、どう考えればよいか知りたい。
老後の人生設計やお金の面は早めに考え始めることが望ましいです。ご自身だけでなくご家族も一緒に考え、シミューレーションを通して具体化できると良いです。

目次
ご自身の人生設計やご家族の将来設計を早めに行う必要性
50代でバリバリ仕事をしていると、将来のことを考えている余裕が無いという方もいらっしゃると思います。ぼんやりと考えてはいるけれど、実際に具体的な検討をするのは腰が重いという方もいるかもしれません。しかし、ご自身の人生設計やご家族の将来設計をするのは早い方がベターです。気付いたら退職、年金生活に突入ということも
時間が経つのはあっという間で、現役でバリバリ働いていたと思ったら、もう定年退職が目前に迫っています。そのまま現役生活を走り抜けたは良いものの、退職した翌日からどう過ごすか考えていなかったというケースは多いです。サラリーマンであれば毎月一定の額を給与として受け取っていましたが、退職後に給与はありません。代わりに年金収入が入ってきますが、金額は現役時代の給与と比べれば低くなります。あらかじめ計画しておかないと、家計が毎月赤字になってしまいます。収入の過不足を計算しておき事前の準備を
収入の多寡は生活スタイルにも関わってきます。また、老後にやりたいことがあったとしても、金銭的な事情で躊躇するという場合もあるかもしれません。50代のうちから定年退職や老後を見据えて準備をしておくことが大切です。人生設計や将来設計はお金の計算と一緒に
こうしたい、こうなりたいという人生設計や将来設計とお金の関係は別個には考えられません。この両者を計画するのがライフプランです。人生設計とお金に係るライフプランの作り方
ライフプランとは、人生で起こる出来事(ライフイベント)を考え、その大きさやタイミングからお金の計画を立てていくお金と生活の計画書です。ライフイベントは車や海外旅行のような大きなイベントを想定することが多いですが、もちろん日々の生活費や生活レベルはベースとなる事項として考慮します。50代からの人生設計とお金の関係は表で可視化する
これからライフプランを考える方は、まず最初に表で可視化するとイメージが掴みやすくなります。記事「50代からの生活は表で考える:ライフプランことはじめ」で解説していますので合わせてお読みください。
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50代からの人生設計とお金を考えるポイント
老後を見据えて人生設計とお金の関係を考える際にポイントとなる点をいくつかご紹介します。住宅や居住地域を考える
子どもがいる場合今は手狭に感じられるかもしれませんが、いずれは子どもたちも家を離れていきます。そうするとこれまで小さく感じていた我が家も大きく感じられるようになるものです。また、職場を考慮してアクセスが良い地域に住んでいた場合、引退後は別の地域に引っ越すことも検討できます。老後は相対的に家にいる時間も長くなり、行きたい場所も変わってきます。定年後の家族との関係
これまで忙しく仕事に勤しんでいた人も、定年後になると時間にゆとりが生まれます。これまで以上に家事を手伝ったり、家族サービスをする時間も取れるでしょう。外食を減らして自宅で家族と食事をする機会を増やしたり、車での送迎を買って出たり。これは日常的にどのような生活を送りたいと考えているかに関わってきます。ライフスタイルは長い目で見れば家計に大きな影響を与えます。関わる人やコミュニティ
定年すると仕事中心の人間関係から、友人関係や趣味の関係、地域のコミュニティなど関わる人が変わってきます。どういったところに顔を出し、どのような役割を担っていくのか。これも人生設計に影響を与える項目です。仕事を頑張ってきた人ほど、意外と定年後の人間関係が乏しくなってしまいがちです。社会との接点を持ち、活き活きとした老後を送るため事前に関係構築の種まきをしておくと一層良いでしょう。ライフプランを検討したら、人生設計とお金の実際の関係をシミュレーションする
ライフプランは項目ベースで考えるだけでなく、全体をまとめてお金の流れをシミュレーションすることが大切です。具体的にシミュレーションしてみたら実は赤字になっていたということもあり得ます。ライフプランのシミュレーションについては記事「定年後のライフプランのケーススタディと収入確保の方法」や「50代サラリーマン男性ライフプランシミュレーションをやってみた」でも解説していますので合わせてお読みください。 現役を引退は意外と目前に迫っています。引退後は収入も減ることが予想されますので、「気付いたら貯金が底をついていた」とならないように、どんな生活をしたいか、それにはお金がどのくらいかかるか検討をしておくことが大切です。収支をシミュレーションした結果、老後も収入を確保したいと考えた場合、 業務委託やフリーランスで必要な分だけ稼ぐという方法もあります。 在宅で月5万稼ぐことを目標に頑張っている生徒様もいらっしゃいます。自分や家族の時間も大切にしつつ、不足分を補う稼ぎ方をするために必要なITやプログラミングの学習機会を提供しています。関心がある方は無料カウンセリングにお越しください。
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1967年生まれ。慶應義塾大学理工学部大学院修士課程卒。英国国立レスター大学MBA取得。2011年「起業家のためのプログラミング教室」Club86 Startup School(現TechGardenSchool)設立 2017年「中高年のためのプログラミング教室」開始 著書「図解 50代からのプログラミング –未開の能力を発掘♪」「教えて♪ プログラミング」など