プログラミングを学んで在宅ワークをしよう、未経験の50代やシニア、主婦におすすめ
更新日:2023.10.24

プログラミング未経験、ITも苦手ですが、今から勉強して在宅ワークを始めることはできますか?
プログラミング未経験の方でも在宅ワークに繋げやすい領域があります。50代や主婦の方には特におすすめです。ただ、やみくもに進めるのではなく、有利なプログラミング言語や、在宅ワークの案件を獲得して実績を積む方法をきちんと実践してください。

目次
プログラミングで活躍する在宅プログラマーという仕事
プログラミングはパソコンさえあればどこでもできる仕事です。もちろんシステム開発プロジェクトで様々な調整事項が必要であったり、システムを使用する現場を見る必要が発生することはありますが、開発自体は出社の必要がありません。そのため、今ほどリモートワークが普及する以前から、フリーランスのプログラマーとしてリモートで活躍する方は多く存在していました。テレワークが推進される現在い、自身のプログラミングスキルで活躍する在宅プログラマーがその裾野を広げています。ITエンジニア・クリエイター専門のエージェントであるレバテックが2020年のITエンジニア案件を調査した結果、実に77%がフルリモート、特にウェブ案件が高かったという事実があります。どうすればプログラミングで在宅ワークができる?
プログラミングで在宅ワークをするために必要なことはなんといってもプログラミングスキルと仕事を獲得するコミュニケーション術や営業手法です。どちらか一方だけではうまくいきません。バランスよく身に付けていきましょう。プログラミングスキルといっても、実はみなさんが思うほどハードルは高くありません。2021年にデジタル庁が創設されたように、生活のありとあらゆるところにITが浸透している時代です。大きな案件から小さな案件、難しい案件から簡単な案件まで、世の中はプログラミングで溢れています。ですから、ご自身のスキルにあった仕事を探して徐々にステップアップしていくことが可能です。本記事ではプログラミングで在宅ワークをするために必要なスキルと仕事の獲得方法について解説していきます。未経験50代やシニア、主婦でもプログラミングで在宅ワーク可能
実はプログラミングを使って在宅ワークをするおすすめの層は50代やシニア、そして主婦の方々です。しかも未経験。なぜかというと、二つ理由があります。一つ目は在宅でのデスクワークとなるため、体力的に負荷が少ないことです。若いころに比べてさすがに無理が効かなくなってきた、子育てや家事で忙しいといった方でも、空いている時間に家の中で仕事ができます。二つ目は未経験からプログラミングを学び仕事を獲得するにあたり、学習をサポートしてくれるコンテンツや案件獲得をサポートしてくれる仕組みが整っているからです。これまではプログラミングを大学や専門学校、もしくは努力して独学した人したプログラマーになれませんでしたが、今は多くのプログラミングスクールがあります。また、案件獲得も以前は地道な営業活動が必要でしたが、現在はクラウドソーシングやスキルマッチングのサービスが多くあり、案件が獲得しやすくなっています。プログラミングの在宅ワークにおすすめの言語
テックガーデンスクールでは多くの中高年のIT初心者にプログラミングを教えてきました。スクール生の方々を見てきた経験からプログラミングで在宅ワークをするためにおすすめな言語をお教えします。それは人気のウェブ制作に必要なHTML、CSSです。今は1社でいくつものウェブサイトを持ち、個人の方でもウェブサイトを持っている時代ですので、案件がとても多いです。また、他のプログラミング言語に比べてマークアップ言語と言われるHTMLやレイアウト調整などを行うCSSはプログラミングの理解がしやすく、取り組みやすいこともポイントの一つです。また動きのあるウェブサイトを作りたい場合にはJavaScriptという言語がおすすめです。HTML、CSS、JavaScriptの3つが揃うと概ね一人でクライアントの要望に応えることが可能となります。ウェブサイト制作と聞いてWordpress(ワードプレス)という言葉を聞いたことがある人もいると思います。これはCMS(コンテンツマネジメントシステム)というウェブサイトやブログを構築するためのシステムですが、その基盤にはPHPという言語を使っています。HTMLやCSSなどを学んで余裕が出てきた人はより高度なウェブサイトを作るためにPHPを学ぶのも良いでしょう。プログラミングで在宅ワークをするための仕事の獲得方法
プログラミングの在宅ワーク案件を獲得するコツは、できる案件から徐々にこなしていくことです。在宅ワークデビューは不安なもの、自身のプログラミングスキルを仕上げてから万全の体制で臨みたいと考えてしまいがち。しかし初心者でも対応可能な小さな案件もたくさんあります。例えばクラウドソーシングで有名なクラウドワークス上では「ウェブサイトにテキストを挿入する枠を作ってほしい」「画像が切り替わるようにしてほしい」といった案件が見られます。こういった案件を積み上げていきながら、自身のスキルを向上させてください。ウェブ制作の案件の相場は、レイアウト調整等は数千円~、ランディングページ(LP)の制作は5万円~、ウェブサイト全体の制作は10万円~が目安となります。知り合いや伝手などから小さな案件を獲得する方法
知り合いで会社を経営している人や、店舗を開いている人がいたら、きっと日々のウェブサイトの運用や改修が発生しているはずです。まずはご自身がプログラミングを始めたことを伝え、手伝えることが無いか聞いてみましょう。同じ人から案件を多く受けていると、徐々にそのウェブサイトの全体像がわかってきます。その知識を活かして、より良いウェブサイトにするための改善提案や全面的なリニューアル提案をするのも良いでしょう。クラウドソーシングを使って獲得する方法
クラウドソーシングにも数千円~1万円程度の小さな案件が多くあります。収入という点では魅力が薄いかもしれませんが、そのような小さな案件をクラウドソーシングに出している人は日頃からウェブサイトの運用に頭を悩ませていることが多いです。小さな案件を何回かこなして信頼を得ることができれば、徐々に大きな案件を任せてもらえる可能性があります。伝手が無いところから関係を構築するという観点で、積極的に応募するようにしましょう。また、クラウドソーシングの仕組みとして、実績を積み上げるほど案件が獲得しやすくなります。数千円程度の案件を受けていくことは、将来への種まきとして重要なステップでもあります。1967年生まれ。慶應義塾大学理工学部大学院修士課程卒。英国国立レスター大学MBA取得。2011年「起業家のためのプログラミング教室」Club86 Startup School(現TechGardenSchool)設立 2017年「中高年のためのプログラミング教室」開始 著書「図解 50代からのプログラミング –未開の能力を発掘♪」「教えて♪ プログラミング」など