【50代リスキリング】DX人材になるためにはIT+ビジネススキルが必要。Python分析資格とITコーディネーターがおすすめ

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【50代リスキリング】DX人材になるためにはIT+ビジネススキルが必要。Python分析資格とITコーディネーターがおすすめ

少子高齢化や働き方改革などを背景に、いまではあらゆる社会・組織でDXが求められています。それに伴い、DX推進を担うDX人材の希少性が高まっていますが、DX人材とはどのような人材を指すのでしょうか。本記事では、DX人材の概要やDX人材になるうえで役立つ資格などを解説します。

50代会社員です。DX推進に伴ってDX人材が求められていますが、DX人材とはどのような人材を指すのでしょうか。また、DX人材を目指すうえでオススメの資格などあれば教えてください。

DX人材とは、簡単に言うと「ITを使って社会やビジネスを変革できる人材」を指します。DXの最終段階は組織横断的なイノベーション・ビジネスモデルの変革であり、それに向けてアナログデータのデジタルデータ化や個別業務の効率化・自動化などを段階的に実施していきます。DXに役立つ資格としては、Python3 エンジニア認定データ分析試験やITコーディネーターなどさまざまなものが挙げられます。資格取得の際は、実績や実務経験も合わせて積んでいくことが重要です。

目次

結論:DX人材になるためにはIT+ビジネススキルが必要。Python分析資格とITコーディネーターがおすすめ

DXは、デジタイゼーション・デジタライゼーション・デジタルトランスフォーメーションの3段階に分けられ、それぞれの段階に応じて適切なDX関連資格があります。たとえば以下などです。


・デジタイゼーション:ITパスポート、MOSなど
・デジタライゼーション:VBAエキスパート、Python3 エンジニア認定データ分析試験など
・デジタルトランスフォーメーション:ITコーディネーターなど


資格を取得することで、客観的なスキルの証明になります。また、資格は学習開始のきっかけや学習継続のモチベーションになる点もメリットです。


ただし、資格だけでは実績や実務経験にはならない点には注意が必要です。資格に加えて実績や実務経験を積むことが重要であり、そのためには今の職場で実績を積んだり、コンテストやクラウドワークスを通じて実績を積んだりすることが大事なポイントとなります。

また、DX資格の取得にあたっては、はじめにあなた自身のキャリアプランや目的を明確化することが重要です。

資格はあくまで手段であることを認識し、将来のセカンドキャリアを見据えながら学習していくことが50代DX人材になるためのポイントとなります。

なぜDXが求められているのか?

はじめに、DXの概要や必要性について解説します。

DXとは

まず、DXの基本概要についておさらいしましょう。以前の記事「【50代DX人材】DX推進において50代に求められるITリテラシーとは?」で述べたように、DXの定義は以下のとおりです。


以下引用

DXの定義
”「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。」”

引用終

引用元:
経済産業省「デジタルガバナンス・コード2.0」


つまり、DXをかみ砕いて説明すると「ITを使って社会やビジネスを変革すること」になりますね。DXと聞くと、「ITやデジタルなどの新しいテクノロジー」を連想する人も多いでしょう。しかし、あくまでITやデジタルなどの技術はDXのための手段であり、DXの目的は社会やビジネスの変革にあるのです。


企業におけるDXの必要性とは

では、なぜITを使って社会やビジネスを変革する必要があるのでしょうか。それは、社会やビジネスを現状の仕組みのまま放置すると、少子高齢化に伴って労働力が著しく不足し、日本の競争力が大きく損なわれる問題があるためです。各企業においても、今後5年~10年の間に定年退職を迎える従業員も多く、深刻な労働力不足が懸念されます。企業が持続的な成長を維持するうえでは、DXによって業務プロセスを変革し、限られた労働力のなかで最大限の生産性を発揮することが求められているのです。


2025年の崖 DX人材の不足

そのためDX化が急務となりますが、ここで大きな課題となるのが「2025年の崖」です。2025年の崖とは、2025年に訪れるとされているさまざまな問題の総称であり、たとえば経済産業省(*1)は、DXを担うIT人材が2025年には約43万人不足すると警鐘を鳴らしています。また、社内の老朽化したシステムの問題を解決できない場合、DXが実現できないのみでなく、2025年以降に最大年間12兆円もの経済損失が生じる可能性なども示唆されています。DX人材の確保や老朽化したシステムの改善が大きな課題となっているのです。

*1 参照元:経済産業省「DXレポート」

DXの3段階とDX人材に必要なスキルと資格

ここでは、DXの3段階(デジタイゼーション・デジタライゼーション・デジタルトランスフォーメーション)のそれぞれにおいて、DX人材に必要なスキルと資格について解説します。

デジタイゼーション Degitization :点のデジタル化  

DXの最初の段階はデジタイゼーションです。これはアナログデータのデジタルデータ化など、点のデジタル化にあたります。必要なスキルは、ITリテラシーやアプリケーションの使用スキルなどです。

ここでオススメとなる資格は以下の2つです。

ITパスポート

ITパスポート(*2)は、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が実施する「情報処理の促進に関する法律」に基づく国家試験です。ITパスポートを取得することで、業界や業種に関わらずITを活用するすべての社会人が備えておくべき基礎的なIT知識を証明できます。


具体的には、以下に関する項目が出題されます。

・最新のIT技術や手法(AI、ビッグデータ、IoT、アジャイルなど)

・経営全般(経営戦略、マーケティング、財務、法務など)

・セキュリティやネットワーク、プロジェクトマネジメントなど


ITパスポートは、CBT方式と呼ばれるコンピュータ形式の試験方式を採用しています。全国の試験会場で随時実施しているため、受験しやすいことも特徴です。


*2 参照元:IPA「ITパスポート試験


以下の関連記事では、ITパスポートの価値や有用性、他のIT資格との関係性などについてまとめていますので、あわせてご参照ください。


関連記事:ITパスポート資格は50代転職に意味ない:他のDX系資格のほうがおすすめの理由

MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)

MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)(*3)は、WordやExcelなどのオフィス製品の利用スキルを証明できる資格です。本試験は、株式会社 オデッセイ コミュニケーションズが運営しています。

試験は一般レベルと上級レベル(エキスパート)に分かれており、一般レベルを取得するだけでも基本的なWordやExcelスキルの証明になります。


「DX云々の前に、パソコンが苦手・・・」という50代の方は、本試験の取得を目指すことでパソコンの操作スキルを高められるためおすすめです。

試験形式は全国一斉試験と随時試験の2種類あり、随時試験であれば全国1,700会場で基本的に毎日実施しているため便利です。


*3 参照元:株式会社 オデッセイ コミュニケーションズ「マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)

以下の関連記事では、MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)資格が役に立つ人とそうでない人の特徴、DX人材に直接的に役立つ資格などについてまとめていますので、あわせてご参照ください。

関連記事:MOS資格が50代に役に立たないと言われる理由|直接役に立つのはパソコン講師と秘書くらい

デジタライゼーション Degitalization :線のデジタル化  

DXの次の段階はデジタライゼーションです。これは個別業務のITによる効率化・自動化

など、線のデジタル化にあたり、いわゆる「業務効率化」と言えます。

 
図1に業務効率化の全体像を示しますが、以下の流れを極力自動化・効率化するためのデジタル化と考えてください。


1)ビジネスからのデータ生成 (業務アプリ・ウェブサイト)

2)そのデータをデータベースに蓄積する (AWSなど)

3)データの集計     (エクセルVBA・Python・RPA)

4)データの可視化と分析    (エクセルVBA・Python・BIツール)

5)データの分類と予測   (機械学習と人工知能)


主に必要となるスキルは以下になります。

・データの集計・分析・予測を行い、可視化したデータを基に予測結果を経営陣に説明する能力

・Excel(エクセルVBA)/Python/機械学習/RPA/BIツールなど

図1.  業務効率化の全体像 :TechGardenSchool作成

また、ここでオススメとなる資格には以下が挙げられます。

VBAエキスパート

VBAエキスパート(*4)は、株式会社 オデッセイ コミュニケーションズが運営する、ExcelやAccessのマクロ・VBA(Visual Basic for Applications)スキルを証明するための資格です。

VBAエキスパートを取得することで、マクロ・VBAスキルを客観的に証明できるだけでなく、Excelでのグラフの自動作成など日常業務の効率化を図れるでしょう。


試験は全国の会場で実施されており、会場によってはほぼ毎日試験を開催しているところもあります

*4 参照元:株式会社 オデッセイ コミュニケーションズ「VBAエキスパート

以下の関連記事では、VBAエキスパートのメリットや難易度、勉強方法などについてまとめていますので、あわせてご参照ください。

関連記事:エクセルVBAエキスパートは50代会社員に必要?難易度や取得するメリットを解説

Python3 エンジニア認定データ分析試験

Python3 エンジニア認定データ分析試験(*5)は、一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が運営する、Pythonによるデータ分析スキルを測る試験です。

2020年より開始された比較的新しい試験であり、データ分析試験では、Pythonのライブラリによる分析実践など、Pythonを使ったデータ分析について出題されます。


AI・ビッグデータ解析などに活かせるPythonの需要は今後ますます伸びていくことが予想されるため、本試験の合格に向けて勉強することも有意義な取り組みになるでしょう。


*5 参照元:一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会「Python試験


以下の関連記事では、Python3 エンジニア認定データ分析試験が50代会社員におすすめである理由やセカンドキャリアでの活用方法、効果的な勉強方法などについてまとめていますので、あわせてご参照ください。

関連記事:50代Python資格はPython3 エンジニア認定データ分析試験で決まり!:試験合格対策とセカンドキャリアでの活用法

Microsoft 認定: Power Automate RPA Developer Associate

本資格は、Microsoft社が公式で認定するPower Automateの資格です。受験のためには、Excel VBAなどを使ったデータ分析経験が求められるため、ある程度Excel VBAなどで業務効率化の経験を積んでおくと効果的です。


受験料は165ドルで、公式サイトより試験のスケジュール設定を自分自身で行います。

詳しくは、以下の公式サイトをご確認ください。

https://learn.microsoft.com/ja-jp/certifications/power-automate-rpa-developer-associate/

UiPath RPAアソシエイト資格試験(UiRPA)  &  UiPath RPAデベロッパー上級資格試験(UiARD)

この試験はUiPathというRPAを使用した資格試験になります。RPAのキャリアを向上させるために考えられた認定プログラムです。仕事の効率化と成果を高める技術が習得できるRPA認定資格です。


上級資格試験は、より高度なRPA技術を開発する能力があるか評価します。RPA技術開発に6か月以上従事している実務者や、 技術的にも高度なRPAを考える方に適しています。*6


*6 UiPath

RPA技術者検定 アソシエイト  &  RPA技術者検定 エキスパート

この試験はWinActorというRPAを使用した資格になります。アソシエイト検定ではWinActorの基本的な活用方法を学び、WinActorを活用するための基礎知識があるかについて問われます。


エキスパート検定ではWinActorの基本機能を利用したシナリオの作成と修正が出題され、実務におけるWinActorを想定した自動化の技術レベルについて問われます。*7


*7 NTT Data


以下の関連記事では、前述したRPA資格(Power Automate、UiPath、RPA技術者検定)の詳細や取得メリット、学習方法などについてまとめていますので、あわせてご参照ください。

関連記事:50代会社員のリスキリングには、RPAの資格(PowerAutomate/UiPath/WinActor)が転職にもフリーランス・副業にもオススメ

BIツール Tableau認定資格

BIはビジネスインテリジェンスの略でビジネスの意思決定に関わる情報のことです。BIは、様々なデータから、ITを活用してデータを収集分析して、その結果をレポートの形でグラフや図表に表現します。BIは、経営者や管理職、現場の従業員に、業務改善につながる価値を提供します。


TableauはBIツールのひとつで、ビジュアルでデータ分析が簡単にできるツールです。ですのでエンジニアだけではなく営業やマーケターも使用することができます。難しいスキルを必要とせずに分析することができるBIツールです。Tableau データアナリスト認定資格は、ビジネスにおける問題の把握、分析によってビジネス上の意思決定を行う能力が試されます。*8


*8 Tableau

Power BI データ アナリスト  アソシエイト

Power BIを扱うスキルを持っていることを認定する資格が、Microsoft公式の「Power BI データ アナリスト アソシエイト」です。Microsoftの公式資格ですので、この資格を得ていればPower BIに精通した人材であることを証明できます。


DX化に積極的に取り組もうとしている企業ほどその価値を認めるため、履歴書に記載することで書類審査や報酬交渉で有利になるかもしれません。
note.”PL-300: Microsoft Power BI Data Analyst の体験記・対策”.


2022-09-08.https://note.com/hiroki_momok/n/n53ec490c0338

以下の関連記事では、Power BI データ アナリスト アソシエイトの取得メリットや難易度、学習方法などについてまとめていますので、あわせてご参照ください。

関連記事:Power BIの公式資格とは?難易度や勉強法、50代会社員が取得するメリットを解説

デジタルトランスフォーメーション Degital Transformation :面のデジタル化  

DXの3段階目がデジタルトランスフォーメーションです。組織横断的なイノベーション・ビジネスモデルの変革であり、面のデジタル化にあたります。主に必要となるスキルは以下となり、MBAxCTOのイメージです。


・ビジネスの本質と全体像の理解に基づいて、イノベーションの切り口を抽出する能力

・イノベーションを実行するためのビジネスプロセスをIT化も含め設計する能力など


DX推進では、各部門でDXサイクルを回した結果、下図のような部分最適になってしまう問題があります。

図2  部分最適の問題点  :TechGardenSchool作成


そこで、経営企画室のようなビジネス全体を見れる部署が、キーとなりそうな組織横断的な切り口をいくつか選定し、その切り口についてデータ分析を行うことで新規ビジネスの種や既存ビジネスの改善の種を見つける、という方法を取る必要があります。


このため、この段階でのDX人材には「自社ビジネス全体への深い理解と洞察力」と「データの分析スキル」の両方が高いレベルで求められると言えます。

図3 部門横断的な切り口 :TechGardenSchool作成


この段階でオススメの資格は、前述の Python3 エンジニア認定データ分析試験、および 以下のITコーディネーターです。

ITコーディネーター

ITコーディネーターは、「経営×IT」の視点で経営に役立つITサービスの利活用促進や支援を行う専門家です。データ・デジタルの力でビジネスを変革するDX化が重要な近年では、ITコーディネーターの役割は重要性を増しています。詳細については、ITコーディネーター協会のホームページもご確認ください。


参考:ITコーディネータ協会「ITコーディネータ試験」
https://itc-shikaku.itc.or.jp/exam/

DX検定

DX検定(DX検定™(日本イノベーション融合学会*ITBT(R)検定)」)は、DXに関する知識レベルを測定できる試験です。2018年7月に創設され、これからの社会の発展やビジネス全般に必要なデジタル技術や先端IT技術 トレンド、ビジネストレンドが幅広く問われます。60分で120問の選択問題となっており、自宅や会社などからWeb受検が可能です。


参照元:DX検定委員会「DX検定

デジタルトランスフォーメーション検定

デジタルトランスフォーメーション検定は、企業に必須の人材であるDX推進の実務者、責任者、アドバイザーを認定する資格です。AI、IoTなどのDXに関する技術やDXの方法論などが出題されます。DX推進アドバイザー認定試験とDXオフィサー認定試験の2種類があり、DXオフィサー認定試験のほうが試験時間が長く、問題数も多くなります。


参照元:一般財団法人 全日本情報学習振興協会「デジタルトランスフォーメーション検定

+DX認定試験

+DX認定試験は、IoT検定制度委員会が創設した試験であり、DXについての知識および体系の理解度となるいわば「DX推進の基礎スキル」を測定する試験です。自宅や職場から受験可能であり、試験時間は30分となります。問題は30問出題され、いずれも選択問題です。

参照元:IoT検定制度委員会「+DX認定とは?

いま必要とされるDX人材とは?

それでは、DX人材とはどのような人材を指すのでしょうか。DX人材を一言で表現すると、「ITを使って社会やビジネスを変革できる人材」となります。

より具体的には、総務省の報告書(*2)を見ることで求められているDX人材がわかります。同報告書によると、特に不足しているDX人材として以下の5種類を挙げています。

・DXの主導者
・新たなビジネスの企画・立案者
・デジタル技術に精通している者
・UI・UXに係るシステムデザインの担当者
・AI・データ解析の専門家

上記より、社会や企業において特に必要とされているDX人材は、DXを主導できる推進リーダーや新規ビジネスの立案者、デジタル技術の有識者だといえるでしょう。

一方で、本来のDXの定義とは異なるのですが、 業務効率化の文脈で「データ集計や可視化」「データの自動化処理」などのデータ集計と分析の業務がビジネスの現場で増えており、そういったデータ周りの業務をできる人材を「DX人材」と呼んでいるケースも実際には多く見受けられます。

そのためのスキルとしてはPythonやエクセルVBAを使ったデータ収集、データの可視化や自動化ができるようになると良いでしょう。

詳細は 記事「50代から副業でプログラミングを学ぶならPythonがおすすめ その理由は?」
50代会社員のリスキリングには、DX人材を目指せるプログラミング学習がおすすめ!を御覧ください。

また、上記で挙げたようなDX人材タイプすべてに重要となる要素はマインドセットです。DX人材は、変革をリードする存在であり、変革を実現するためには「現状をなんとかして変えたい」という強い意志が不可欠です。変革に挑戦していくなかで、さまざまな部門から反発を受けたり、なかなか協力を得られないなど、思うように変革が進まないこともあるでしょう。

また、常に最新の技術やトレンドをキャッチできるよう継続的に学習していく姿勢も求められます。このようなことから、DX人材には変革を最後まで遂行するためのマインドセットが重要になるのです。

*9 参照元:総務省「デジタル・トランスフォーメーションによる経済へのインパクトに関する調査研究の請負報告書」

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DX人材になるために資格は必要か?

前述したようなDX人材となるために、必須となる資格はありません。なぜなら、DX人材は、医師や弁護士のように特定の職業資格が求められる立場ではないからです。

基本的には、DX人材として活躍するためには、ビジネス現場での豊富な実務経験やマネジメント経験、業務改革実行の土台となるITリテラシーが重要となります。

つまり、重要なのは実際のビジネス経験であり、資格自体はあくまで補助的な位置づけです。しかし、DX人材に関連する資格を取得することで、客観的な知識・スキルの証明や自分の自信につながるでしょう。

また、取得した資格を履歴書に書ければ、仕事を探したり、クラウドソーシングサイトの案件に応募する際も他の候補者と差別化をすることができます。 転職の場合は、まずは書類審査を通過し、面接に呼ばれることが大切です。 会社の状況によっては、基礎レベルの資格やコース修了でも評価され転職に結びついた当スクールの生徒様の事例もありますので、臆せずアピールしていきましょう。

詳しくは  記事【50代転職成功事例インタビュー】金融経験xIT で思わぬオファー。プログラミングをかじっているレベルで面接官が前のめりに!を参照。

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DX人材を目指す50代が資格を取ることのメリット

DX人材を目指す50代が資格を取ることで、客観的なITスキルの証明にできます。それだけでなく、資格は学習開始のきっかけや学習継続のモチベーションにもなります。

資格は網羅的に基礎を学ぶのに適しており、ゴールや締切があるため、学習しやすいところもメリットです。


ただ、客観的なスキルの証明にはなる一方、仕事探しなどのセカンドキャリアで重要な「実績」「実務経験」にはならない点には注意が必要です。実績や実務経験を積むためには、以下のような方法を取ることが大切です。


・ 自分の職場で実績を積む

・ コンテストなどに応募する

・ クラウドワークスで小さい案件を受注して実績を積む


まずは自分の職場の業務で、小さくても良いので実績を積んでいきましょう。慣れてきたら、社外のコンテストに応募したり、クラウドワークスで初心者向けの案件を受注して実績を積んだりすることも効果的です。

また、DX資格を取得するうえで重要になるのが、自分自身のキャリアプランや目的に沿って取得を目指すことです。キャリアプランや目的があいまいなまま資格の取得を続けていくと、実務や実績に直接つながらない資格ばかり集めてしまうおそれがあります。資格はあくまで手段であることを認識し、あなた自身のキャリアプランや目的をしっかりと明確にしていきましょう。

50代DX人材のセカンドキャリアの可能性

50代DX人材のセカンドキャリアにはさまざまな可能性があります。ここでは、50代DX人材のセカンドキャリアのパターンについていくつか解説していきます。

今の職場で輝く:再雇用

セカンドキャリアのパターンの一つ目は、今の職場で再雇用として働くことです。多くの企業が60歳定年制を設けており、定年後は退職か再雇用かの選択を行うことになります。ただし、再雇用は希望すれば必ず通るというわけではなく、今の職場で引き続き活躍できる人材であるかどうかが問われます。

多くの企業がDX人材不足に悩んでいることから、DXの知識・スキルを備えた50代DX人材であれば、再雇用の希望が通る可能性は高いといえるでしょう。今の職場でこれからも活躍したい人は、50代のうちにDX人材になっておくことが重要です。

新しい職場で働く:再就職

現在の職場ではなく、新しい職場に再就職する道もあります。50代の転職市場は厳しいとされていますが、スキルがあれば話は別です。DXの知識・スキルを備えた50代DX人材であれば、多くの企業から重宝されるため、転職が成功しやすくなるでしょう。

また、今の職場で60歳定年を迎えた後に、再雇用ではなく別の会社に再就職する方法もあります。この場合も、50代のうちにDX人材になっておけば、スムーズに再就職できる可能性が高まります。

フリーランス・副業で稼ぐ

会社に雇用される形ではなく、フリーランスとして独立して活躍するセカンドキャリアもあります。50代のうちにデータ分析など実践的に役立つスキルを習得することで、フリーランスとして独立し、クライアントから直接案件を受注していくこともできるでしょう。独立することに不安を感じる方は、まずは副業に挑戦してみることがおすすめです。会社員を続けながら、クラウドワークスなどを使って副業に挑戦し、月5万円などを目標に活動してみるのもよいでしょう。

好きで稼ぐ

DXに精通した50代DX人材であれば、好きで稼ぐことをセカンドキャリアにすることもできます。先ほどのフリーランスにも関連しますが、会社から指示される業務を行うのでなく、自らが好きな仕事を見つけて積極的に行っていく方法です。たとえば、ワードプレスなどのツール操作を習得することで、個人の趣味に関するブログなどを開設・運営することもできるでしょう。そしてブログを通じて広告収入やアフィリエイト収入などが得られる可能性もあります。

教える仕事

50代DX人材のセカンドキャリアには、教える仕事もあります。たとえば、セミナー講師やパソコン講師などです。50代のなかには「DXの知識やスキルを得たいけど、そもそもパソコンがうまく使えない」という人も少なくありません。そのような人々に向けて、パソコンの基本操作やアプリケーションの使い方などを教える仕事もあります。同じ50代相手に教えることになるため、相手の気持ちやつまずきやすいポイントなどを理解しやすく、受講生に親身に寄り添いながら教えていくことができるでしょう。

50代DX人材の成功事例

ここでは、50代DX人材の成功事例についていくつか紹介していきます。

【60代 再就職 事例】 エクセル・VBA・Pythonを学び、地元のパソコン教室のインストラクターとして再就職に成功しました。 〜 新しい職場で輝く!

本事例は、 エクセル・VBA・Pythonを学び、地元のパソコン教室のインストラクターとして再就職に成功した方の事例です。この方は、定年後の再就職を目指し、当スクールのアカデミーコースとスクールコースでエクセルVBA、Python、在宅で稼ぐクラスなどを受講されました。インストラクターの仕事は、当スクールの在宅で稼ぐクラスで得た情報源を基に、ハローワークのサイト経由で見つけた形です。

再就職活動は順調だったわけではなく、採用がなかなか決まらず苦労した時期もありましたが、クラスの中で講師や他の受講生とコミュニケーションを続けることでモチベーションを維持することができたとのことです。また、年齢よりも経験やスキルを重視する職種にターゲットを変えてから面接に進めるようになり、スキル面ではエクセルVBA・Pythonの学習やMOS資格の取得が好影響につながった事例です。

参照記事:【60代 再就職 事例】 エクセル・VBA・Pythonを学び、地元のパソコン教室のインストラクターとして再就職に成功しました。 〜 新しい職場で輝く!

【50代転職成功事例インタビュー】金融経験xIT で思わぬオファー。プログラミングをかじっているレベルで面接官が前のめりに!

本事例は、「経験xIT」の掛け合わせで50代の転職に成功した方の事例です。この方は金融業界での現場経験があり、その経験がシステム開発の場面で必要とされていたことと、当スクールで学んだエクセルVBAとPythonの知識を持っていたことが転職成功の決め手となりました。当スクールに入会した理由は、柔軟なオーダーメードカリキュラムがあった点や、他の受講生や講師とコミュニケーションを取ることができる点だったそうです。

転職面接の際は、「エクセルVBAやPythonをスクールでかじっているんです」と言っただけで面接官が急に前のめりになり、顔色が変わったのが印象的だったとのことでした。「金融経験+IT」の組み合わせで、他の若い転職候補者にも負けない市場価値を発揮できることを証明している事例です。


参照記事:【50代転職成功事例インタビュー】金融経験xIT で思わぬオファー。プログラミングをかじっているレベルで面接官が前のめりに!

【60代 業務効率化 事例】エクセルVBAによる業務効率化で経理業務を自動化! 〜 今の職場で輝く!

本事例は、経理職として働いている現在の職場で業務効率化を実現した方の事例です。この方は、若い人メインのスクールではついていけないという考えから中高年専門の当スクールに入会し、エクセルVBAクラスを受講されました。もともとエクセルVBAについては少し仕事で触れる機会はあったものの、何かトラブルがあると自分では修正できない状態でした。自分自身で修正ができるようになりたいという思いから、勉強を始めました。当スクールに通った結果、エクセルVBAのコードを読めるようになり、株価や経済データを自動で取り込むウェブスクレーピングなどもできるようになりました。また、毎月職場で作成しているキャッシュフロー計算書を、エクセルVBAで自動化する仕組みを作るなど、具体的な業務効率化の成果も出されている事例です。


参照記事:【60代 業務効率化 事例】エクセルVBAによる業務効率化で経理業務を自動化! 〜 今の職場で輝く!

まとめ:50代からDX人材になるためには、資格取得を目指すことも有効

DXは、大きくデジタイゼーション・デジタライゼーション・デジタルトランスフォーメーションの3段階に分けられ、それぞれの段階に応じてオススメのDX関連資格があります。

DX人材になるために資格は必須ではないものの、資格を取得することで客観的なスキルの証明になります。また、資格は学習開始のきっかけや学習継続のモチベーションになる点もメリットです。


ただし、資格だけでは実績や実務経験にはならない点には注意しましょう。資格に加えて実績や実務経験を積むことが重要であり、そのためには今の職場で実績を積んだり、コンテストやクラウドワークスを通じて実績を積んだりすることも大切です。

また、DX資格を取得するうえでは、あなた自身のキャリアプランや目的をあらかじめ明確にしていくことが重要です。資格はあくまで手段であることを認識し、まずはあなた自身のキャリアプランや目的をしっかりと明確にしていきましょう。


50代DX人材となることで、再雇用や再就職、フリーランス・副業、講師など、さまざまなセカンドキャリアの可能性を開拓していくことができるでしょう。

50代がDX人材に向けて資格取得を目指す際は、TechGardenSchoolがおすすめ

ITパスポートやマイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)は独学でも取得可能な資格ですが、50代のビジネスマンが独学で勉強することは難しい場合もあるでしょう。 適宜サポートを受けながら、効率的に学習できる環境に身を置くことが近道です。 DX人材を目指した資格取得などに関心のある50代の方は、50代に特化したスクールである「TechGardenSchool」がおすすめ。当スクールでは、「プログラミングスクール」「ITリテラシースクール」「起業塾」「転職支援コンサルティング」の4つの機能を持ち、セカンドキャリアを見据えた学習に最適な環境を提供しています。充実したセカンドキャリアを実現したい方はぜひご相談ください。 当スクールでは2023年より エクセルVBAエキスパート、Python3 エンジニア認定基礎試験/エンジニア認定データ分析試験の資格取得のサポートを行うコースを開講いたします。詳細をお知りになりたい方は、お問い合わせいただくか無料カウンセリングに是非ご参加ください!

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